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【メイデン2021年新作速攻レビュー!】IRON MAIDEN/アイアン・ メイデン『Senjutsu(戦術)』

IRON MAIDEN SENJUTSU 写真2 音楽
【2021/9/25:追記】
ようやく届いたスーパー・デラックス・ボックス・セットレビューしました!
【メイデン新作限定BOXレビュー!】IRON MAIDEN/アイアン・ メイデン『Senjutsu(戦術)スーパー・デラックス・ボックスセット』
https://totoouemachi.com/ironmaiden-disc-review-17-box/

トトオです。

ついに、メイデン最新作発売されました!

第17作目『Senjutsu(戦術)』です!

アルバムの概要に関しては、発売前に別記事で紹介しました。

【IRON MAIDEN 6年ぶりの新作発表!】アイアン・メイデン『Senjutsu(戦術)』最新情報
【2021/9/12:追記】 最新作早速レビューしました。 【メイデン2021年新作速攻レビュー!】IRON MAIDEN/アイアン・ メイデン『Senjutsu(戦術)』   【メイデン新作限定BOXレビュー!】IRON MA...

そのため、今回の記事は、新作の楽曲レビュー中心となります。

ちなみに、前作『The Book of Souls』のレビューはこちらです。

【名曲ランキング!IRON MAIDEN/全アルバムレビュー】アイアン・ メイデン『The Book of Souls(魂の書〜ザ・ブック・オブ・ソウルズ〜)』
トトオです。 今回は、現時点(2020年9月)での最新作、 『The Book of Souls(魂の書〜ザ・ブック・オブ・ソウルズ〜)』 のレビューとなります。 前回記事はこちらです。 この記事は、 以下の方にオススメです...

この記事は、以下の方にオススメです。

6年振りの新作を楽しんでいるファン
メイデンを初めてサブスクで聴く初心者
ボックスセットがまだ届かなくて辛い人

【メイデンと私⑰番外編】デラックスボックスセットとサブスク

「メイデンの6年ぶりの新作、ついに発売!」

と、勢いよく始めたのは良いものの・・・

ない!

手元にない!

すぐ予約したのに、まだ来てない!

国内盤のスーパーデラックスボックスセット(長い)を予約された方はご存知の通り、発売日が延期になっています。

9月22日到着予定とのことで、これからまだ十日近くもあります。

これもコロナのせいでしょうか…。

でも、実は私は、すでに本作を発売日から毎日聴いています。

Spotifyで…。

いやこんなん、そらCD買う人減りますよ!

握手券のためにCD買うのと、同じ心理ですよ!(?)

ということで今の私は、手元にCDがないにも関わらず、すでに結構聴き込んだという状況です。

本当は、まずデラックスボックスセットの特典である、「折り紙の組み立てレビュー」から始めたかったのですが、とりあえず今回は楽曲レビューに特化することにします。

デラックスボックスセットの「特典のレビュー」と、「折り紙大会」は、到着後別記事にします。

概要『Senjutsu(戦術)』(2021年発表)

発売前に、アルバムの詳細は別に記載したので、ここでは簡単な概要紹介にします。

本作は2021年9月に発売となった、通算17枚目のスタジオアルバムです。前作からほぼ6年のインターバルで、これは過去最長となります。

制作体制

メンバーは不動の六人組です。

プロデューサーは、こちらも2000年代から変わらず安定のケヴィン・シャーリーです。

ブルース・ディッキンソンのコメントでは、「いつもと違うメイデンの曲も聴ける」とありました。さて、その中身や如何に・・・。

まさかの和風戦国コンセプト

既述の通り、タイトルが史上初の日本語タイトル『戦術』です。

ジャケットは猛々しいサムライエディですが、他のイラストも和風戦国スタイルになっており、日本人メイデンファンには、特別な作品と言えるでしょう。

メイデンの近作はコンセプトが凝っていて、

The Final Frontier / SF
The Book of Souls / 古代文明
Senjutsu / 和風戦国

という流れでした。このバリエーションなら、次何が来るでしょう?

ア、アフリカとか・・・?

楽曲構成

前作同様二枚組で、全10曲です。トータル81分と、今回も長いです。

ソングライターは下記のとおりです。

スティーヴ単独:4
ブルース・エイドリアン : 3
エイドリアン・スティーヴ:1
ヤニック・スティーヴ:2
上記からわかることは、
スティーヴ単独曲が2000年代以降最多
我らがデイヴの楽曲なし

ということです。

私は発売前の記事で、これらの楽曲の特徴から、以下のように予想しました。

本作は『The X Factor』の再来となるのではないか?

もしそうだったら、私は嬉しいですが、皆さんいかがですか?

それでは、いよいよ楽曲のレビューです。

全曲レビュー

本作の特徴

目玉はラストのスティーヴソロ三連発
2000年代以降最も偏った作品
『The X Factor』の再来か?

Disc 1

#1 Senjutsu (Smith/Harris) [8:20]

アルバム一曲目は、エイドリアン・スミスとスティーヴ・ハリスによるタイトル曲です。

ドあたまのフロアタムが、まるで和太鼓みたいな音です。いやこれ・・・もしかして和太鼓ですか?

これ聴いてセパルトゥラ『Arise』思い出したメタラーいません?

いやー、しかし改めてこの時期のセパルトゥラは凄いですね。人間の域を超えてますね、特にイゴールは。

メイデンの話題に戻して・・・、この楽曲はニコ・マクブレインの大迫力のドラムとグルーヴを重視したミドルテンポの曲です。

一曲目にこれを持ってくるのはかなりのチャレンジでしょう。しかし、ここ数作は一曲目に変化球を持ってきて、二曲目で少し戻す(?)ような流れが多いので、既定路線と言えばこれも既定路線です。

この楽曲は楽器隊に注目してしまいそうですが、何気にサビが良くて、本作では一番歌メロが好きな曲です。

#2 Stratego (Gers/Harris) [4:59]

第二弾のシングルカットで、ヤニック・ガーズとスティーヴの共作です。CGアニメのPVがあります。

サビがキャッチーな一曲で、アルバム二曲目の配置は納得です。いわゆるヤニック疾走曲(勝手に命名)ですが、ギターリフのヤニック臭があまり強くなくて、それほどダサくないです(ヤニックファンすいません)。

それにしてもPVが怖いです。第一弾のシングルカット『The Writing – 』は、元ピクサーの人が絡んでいたのもあって、グロさとポップさが良いバランスでしたが、こちらは不気味さが圧倒的に勝ってます。

欧米の人から見た和風って、こんな感じなんですかね・・・。

#3 The Writing on the Wall (Smith/Dickinson) [6:13]

第一弾シングルカットで、エイドリアンとブルースの共作です。PVがメイデン史上最高傑作といえる完成度です。

第一弾シングルということもあってか、明らかに他よりも手が込んだ楽曲です。バンドアンサンブルが緻密で、聴けば聴くほど本当によくできています。

しかし、普通のメタルバンドはこんな渋い曲をシングルカットにはしないでしょう。アコギのメロディがちょっとレトロさも感じられて、新しさと古さの混じった独特の雰囲気です。

本アルバムの代表曲を選ぶなら、やはりまずコレになるでしょうね。

#4 Lost in a Lost World (Harris) [9:31]

本作では四曲も収録されている、スティーヴ単独曲の一曲です。四曲中最も「ベタ」なメイデン楽曲です。

後述しますが、本作は前作よりも全体的に攻めた構成となっていて、明らかに取っつきにくくなっています。

本来であれば、この曲は後半に置いても良さそうですが、ラスト三曲を際立たせるために、あえてここに入れたと思われます。

#5 Days of Future Past (Smith/Dickinson) [4:03]

エイドリアンとブルースの共作ですが、アルバム中一番短い曲です。

ブリッジミュートを効かせたパワーコードのギターリフは、まさにエイドリアンという感じで、非常にシャープです。

歌メロが良く、キャッチー且つコンパクトで、前作の名曲『Tears of a Clown』のようです。

#6 The Time Machine (Gers/Harris)[7:09]
一枚目の最後を飾るのは、毎度おなじみ、ヤニック必殺アコギ曲です。

中盤の展開とリフが、まさにこれぞヤニック節と言う感じで、ファンならいつかどこかで聴いたようなリフです。

あまりにも露骨に過去リフの面影を感じましたので、記憶を遡ったら、確認できました。『The X Factor』の『The Edge of Darkness』とほぼ同じでした。

もう誰も覚えてないような曲(失礼)だから別に良いですよね?

ブルースもエイドリアンも辞めて、一番やばかった時のメイデンを支えてくれたのがヤニック(とブレイズ)です。なのにレビューでいつもいじってすいません。ホワイト・スピリット聴いて出直します。

今と全然スタイルが違う・・・。(顔は全く変わらない)

Disc 2

#7 Darkest Hour (Smith/Dickinson) [7:20]

ここから二枚目です。

エイドリアンとブルースの楽曲です。前作の二枚目の一曲目『Death or Glory』もこの二人のコンビでした。

『Death or Glory』には、「ここから二枚目スタート!」というアルバム仕切り直し感がありました。

しかし、この曲にはそういう雰囲気はありません。ミドルテンポの、ある種バラードと言っても良いような落ち着いた楽曲です。

そのため本作は、

「物理的に二枚組にはなったものの、あくまでアルバムの収録時間が長い一枚の作品」

という印象を受けます。

#8 Death of the Celts (Harris)[10:20]

本作のハイライトはここからです。

スティーヴ単独曲が、なんとここから最後まで三曲も続きます。しかも全て10分越えです。

スティーヴ三連の一曲目となるこの曲は、ブレイズ・ベイリー時代の『The Clansman』を彷彿とさせるような、ためてためて歌い上げるタイプのメロディックな曲です。

しかし、それだけではこの曲は終わりません。

楽曲後半は、80年代のスティーヴの楽曲(『Powerslave』の頃)のような、ベースラインとギターのユニゾンで徐々に組み立てていく展開になっていて、必然的にこのパートが長くなっています。

ここは割と遊びが感じられるパートで、ギターソロは三人の個性を出すような自由な作りで、メンバー自身が演奏を楽しむ姿が思い浮かびます。

#9 The Parchment (Harris)[12:39]

続いて、スティーヴ三連二曲目です。

本作品中最も複雑な楽曲で、数回聴いただけではまず覚えられないような展開です。ブルースの歌の入れ方も変わっていて、ある種本作で最も実験的な一曲です。

後半は、え、まだこれから先があるの?みたいな盛り上げ方です。メイデンファンでも結構新鮮だと思います。勝手な予想ですが、たぶんこれはライブで演奏しないでしょう。

#10 Hell on Earth (Harris)[11:19]

アルバムの最終曲であり、スティーヴ三連の三曲目です。

私が本アルバムで一番感動したのはこの曲です。これを聴くためだけでも、本作は買う価値があります。

これまでのスティーヴの大作曲の集大成と言えるような作りで、『The X Factor』の『Sign of the Cross』のようなドラマチックな楽曲です。

スティーヴの拘りが強い本作の最後に配されているだけあり、間違いなく彼らにとっても一番の自信作でしょう。

彼らはデビュー当初から今に至るまで、一切スタイルを変えていません。その根源にあるのは、バンマスであるスティーヴの鋼鉄の意思であり、その全てが凝縮したのがこの楽曲と言えます。

採点 / オススメ名曲ランキング

『Senjutsu(戦術)』 / 採点中
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ランキング

1位『Hell on Earth』
2位『The Writing on the Wall』
3位『Senjutsu』
4位『Days of Future Past』

総括

ブルースの『The Book of Souls』、スティーヴの『Senjutsu』

前作『The Book of Souls』はブルースの色の強い作品でした。そのため、大作を中心に歌メロに力が入れられていました。

それに対して本作はスティーヴの色が強い作品です。結果として、バンドアンサンブルやギターリフや展開に重きを置いた作りです。

その結果、前作よりもとっつきにくくなったのは間違いありません。メイデン初心者の入門編としては不向きです。

長年メイデンを聴いてきた人だからこそ、しっかり聴き込んで楽しめるような、かなり渋い作りです。

2000年代以降メイデン作品としては最も「偏った」内容

ここ数作の傾向は、すでにメイデンとしての型ができあがった上で、メンバーそれぞれの作曲バランスを取って、リスナーが聴きやすいところに落とし込むという意図が感じられました。

『The Book of Souls』はそのバランスが奇跡的に上手く取れていて、それは特にブルースの貢献が大きかったように思います。

本作は、あえてバランスはあまり取らず(それでも多少は調整している)、メイデン、ひいてはスティーヴのやりたいことを突き詰めた作りです。

私の予言した、

『Senjutsu』=『The X Factor』

は、あながち間違いでないかもしれません。

まだ発売されたばかりで、それほど聴き込んでいないので、現時点での採点は避けたいと思います。スルメっぽいアルバムであることは間違いないため、数か月くらいはお時間頂戴します。

終わりに

彼らは最も成功したメタルバンドですが、その長いキャリアでは浮き沈みもありました。

そんな時でも、一度も自分たちのスタイルを曲げずにここまで走り続けてきたということを、『Hell on Earth』で改めて証明したのではないでしょうか。

もしこのアルバムが世間的に不評だったり、全然売れなかったりしても、彼らは全く気にせずにそのまま走り続けるでしょう。

先日ブルースがコロナにかかったというニュースがありましたが、幸運にも軽症でした。現時点では、2022年6月からツアー再開されるようです。

来日までにはまだまだ時間がかかりそうですが、当面はこのアルバムを聴いて乗り越えましょう。

【メイデン新作限定BOXレビュー!】IRON MAIDEN/アイアン・ メイデン『Senjutsu(戦術)スーパー・デラックス・ボックスセット』
トトオです。 ようやく届きましたよ!皆さん! 今回は、メイデンの最新作『Senjutsu(戦術)スーパー・デラックス・ボックスセット』の詳細レビューです。 楽曲レビューはすでに別に書きました。 この記事は、以下の方にオススメです...
 

コメント

  1. ひーちゃん より:

    トトオさんのメイデン新作レビューきたーーー!
    僕も今現在ガンガン聴いてますが聴けば聴くほど良くなってきてなかなか気に入ってます。
    今作はミドルテンポ多めですしスルメなのかなと思ってます。
    トトオさんの採点が気になる~(笑)

    • トトオ より:

      ひーちゃん様

      コメントありがとうございます!
      スルメですよねー、間違いなく(笑)。
      今評価すると、あとで後悔しそうなので、もう少し楽しませていただきます!

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