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【NWOBHMと憧れの東京】Praying Mantis 『Time Tells No Lies』/ トトオのオールタイムベスト㉘

プレイング・マンティス アルバム 写真 ブログ用 音楽

トトオです。

今回のオールタイムベストは、プレイング・マンティス『Time Tells No Lies』です。

前回記事はコチラです。

本記事のポイントはこちらです。

トトオ
この記事の
ポイント

奇跡の完成度!幻のNWOBHM名盤

NWOBHMと地方のメタラーと東京

憧れの東京のレコードショップ

まだ私が10代の地方の学生だった、90年代後半の話です。

毎月購入していたBURRN!には、東京のレコードショップの広告が掲載されていました。

ネットも普及しておらず、欲しい音源はレコードショップで探すしかない時代です。

地元にはそれほどショップはありません。

その東京のショップに、一度行ってみることにしました。

青春18きっぷとプレマン

東京に行くには日帰りは厳しいため、泊まりになります。

金のない私は、青春18きっぷを購入し、半日以上かけて東京に行き、着いた時にはもう深夜でした。

駅員に教えてもらった、新橋のビジネスホテルに飛び込みで泊めてもらいました。

翌日、私は念願のレコードショップで、一枚の中古の音源を買いました。

・・・と、20年以上前の話を、ここまで鮮明に覚えています。

この時に購入したのが、プレイング・マンティスの『Time Tells No Lies』です。

Praying Mantis 『Time Tells No Lies』(1981年)

青春だけがなせる瑞々しさ

本作は、BURRN!の特集で、NWOBHMの名盤と紹介されていました。

NWOBHMについては、アイアン・メイデンの記事に散々書きましたが、「ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル」の略です。

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新しいヘヴィメタルというジャンルを、英国の若者たちが作り上げた一大ムーブメントです。

既述の通り、私は青春時代、苦労して東京に行って本作を購入しました。

まだ若手の英国のバンドマンが、青春真っ只中で作り上げたという本作の背景と、青春時代の自分を重ね合わせてしまいます。

本作一曲目ですが、信じられないほど完璧な楽曲です。

若さゆえに、熟練度は高くありませんが、全編を通じて底抜けに明るく、前向きなバイブにあふれています。

楽曲を聴いていると、若者が自分たちが作った新しい音楽を、本当に楽しそうに演奏している姿が思い浮かびます。

自分の青春時代に、これに触れることができたのは、ラッキーだったと思います。

ポップさが突き抜けた80年代の音

NWOBHMというくらいなので、やはり本作はメタルにカテゴライズはされます。

しかし演奏は軽快で、ディストーションも瑞々しく、今の時代に聴くと、メタルというカテゴライズには、やや違和感ありかもしれません。

ツインギターのハーモニーは流麗で、確かにバンドの構成はメタルっぽいです。

しかし、鍵盤も入っていますし、AORっぽく聴こえる部分もあります。

これは、同じくNWOBHMにカテゴライズされるデフ・レパード『Pyromania』あたりに通じるようなキャッチーさで、間口の広さは相当なものでしょう。

この時期のLEPPSは本当に最高ですね。サビ裏のアルペジオがたまりません。

プレマンの本作の瑞々しさは、80年代ではブロンディーあたりのポップなロックバンドとも似ていて、70年代のハードロックとは決定的に違う、クールさを感じます。

ギターメインのポップなロックサウンドと、クイーンばりのボーカルハーモニーは、聴けば病みつきになります。

新人特有のDIYマジック

彼らのファーストアルバムにあたる本作ですが、デビュー作とは思えない素晴らしい完成度です。

この作品の最大の特徴は、

キャッチーな歌
クールなギターリフ
練られた構成

この三つの要素を、当時の彼らの手持ちのカードだけで作り上げているところです。

本作ラストの一曲ですが、メタル史に残る名曲でしょう。

究極のDIY感とでも、言いましょうか、目一杯考えて作り上げたということが、しみじみ伝わってきます。

これは、予算も経験も少ない、新人バンドだからこそつくり得た作品と言えます。

彼らは、このあと数年は解散状態となりますが、奇跡の復活を果たし、その後は比較的安定して活動します。

復活後の作品にも、彼らなりの良さは確かにあります。

しかし、このファーストで彼らが成し遂げたことは、奇跡といえるほどの素晴らしさです。

テクニックやプロダクションが向上しても、初期の手作り感あふれる作品には敵わない、というのは散見されるパターンです。

氣志團のファーストなんかが、まさにそういった作品だと感じます。

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終わりに

この作品は、一旦廃盤になったものが、幻の名盤として、のちに再発されたという経緯があります。

このバンドの復活劇には、日本のメタルファンの存在が大きかったようで、このあたりもメタラーには胸熱です。

いや、こんな良いアルバム聴いてしまうと、誰だってメタル好きになりますって。

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