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【ピリオドの向こうへ】氣志團 『1/6 LONELY NIGHT』/ トトオのオールタイムベスト㉑

氣志團 アルバム 写真 ブログ用 音楽

トトオです。

今回のオールタイムベストは、

氣志團『1/6 LONELY NIGHT』です。

前回記事はコチラです。

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氣志團現象と私 

私がまだ学生の頃に、

凄いバンドが出てきたと、

仲間内で話題になっていました。

メイジャーデビューしたばかりの氣志團でした。

当時、1stアルバムが発売された直後でしたが、

注目度は抜群に高く、

サブカル好きのバンドマンからは、

絶賛されていました。

ルックスもさることながら、

その中身も凄まじく、

一度見ると周りに話したくなること必至で、

ネットがそれほど発達していない当時でも、

私の周りでは一躍人気バンドになりました。

私も当然のようにファンになり、

一気にビデオまで買い集めました。

氣志團 『1/6 LONELY NIGHT』

サブカルオタクのヤンク・ロック
奇跡の名曲『國道127號線の白き稲妻』
バンドの魅力を引き出すプロダクション

サブカルオタクのヤンク・ロック

氣志團の音楽は、

細かく作り込まれた設定や、

世界観が素晴らしいのですが、

特にファーストである本作には、

そのサブカル趣味がふんだんに盛り込まれています。

本作のジャケットが、

INUのパロディであることは有名ですが、

そもそもバンド名自体パロディで、

全てのものに元ネタがあるのでは?

というほどの徹底ぶりです。

ついでなので、INUの好きな曲貼っときます。

話を氣志團に戻して、

80年代の歌謡曲からバンドブーム、

マンガからその他のサブカルチャー、

色んな要素が曲と詞に山盛り入っています。

これだけぶちこむと、

まとまりにかけそうなものですが、

「ヤンク・ロック」というスタイルが、

それらを奇跡的にうまくまとめ上げて、

一枚の作品として見た時に、

完璧に仕上がっています。

私もそれなりにサブカルオタクですが、

元ネタ・モチーフになっているものを、

全て理解できるわけではありません。

ここまでやると、

他に似たようなものがないので、

逆にこのスタイル自体が、

唯一無二のオリジナリティと言えるレベルです。

奇跡の名曲『國道127號線の白き稲妻』

彼らの代表曲は、

言わずと知れた『One Night Carnival』ですが、

本作ではなく、次作に収録されました。

では、本作は次作に劣るのかと言うと、

本作の方が楽曲の充実度では上です。

イントロから繋がる『甘い眩暈』は、

これぞオープニングナンバーという感じの、

キャッチー且つ切ない名曲です。

BUCK-TICKを思い出す人が多いようですが、

私はカブキロックスを思い出します。

『鉄のハート』『湾岸夜想曲』など、

ライブで定番だった楽曲で構成されていますが、

デビュー作とは思えぬ素晴らしい名曲ばかりです。

後半の流れが特に圧巻で、

房総スカイライン・ファントム
黒い太陽
國道127號線の白き稲妻

と、名曲の目白押しです。

特に『國道127號線~』の構成と展開は、

メタラーにこそ聴いてもらいたい、

非常にドラマチックなもので、

最後の多幸感は相当なものです。
(楽曲時間も9分強とまさにメタル並み)

(公式がアップされておらず、
 変なタイトル訳の音源しかなく残念)

コミックバンド要素が強いために、

硬派なロック好きには、

アルバムは聴かれていない可能性がありますが、

邦楽洋楽問わず、ロック好きなら、

本作の格好良さはまず間違いないでしょう。

バンドの魅力を引き出すプロダクション

次作『BOY’S COLOR』も良い作品で、

本作とほぼ同時期の楽曲で構成されています。

どちらか一つを選ぶ場合、

私は、デビュー作である本作を推します。

本作は、当時のバンドの実力が分かる、

良くも悪くもインディーっぽい、

シンプルであっさりした音質です。

特にギターの音がそれほど押し出されておらず、

全体的にこじんまりしているのですが、

逆にバンドアンサンブルの良さが引き立ちます。

まだバンドとして若いため、

プレイも突出して上手いわけではないのですが、

その分格好良いリフやフレーズ作りに工夫していて、

聴けば聴くほどそのセンスに圧倒されます。

次作以降バンドの音が太くなるに連れて、

ボーカルの声質も太く安定していくのですが、

私は本作の掠れ声で細い、

やや鼻にかかった声が一番好きです。

この作品を聴くと、

The KnackBlondieのような、

軽快なギターロックバンドを思い出します。
(次作のジャケはブロンディーパロディ)

ちなみに、

次作は音質がかなりヘヴィになった上に、

楽曲も『One Night Carnival』『恋人』など、

よりメジャーなシングルも入っているので、

ハードロックメタル好きには、

こちらの方が馴染みやすいような気はします。

終わりに

氣志團に関しては、

あまりにも本作が完成されすぎていたため、

その後の彼らの作品は、

本作との比較を避けてとおれず、

これはなかなかしんどかったと思います。

活動としては、フェスの開催など、

興行する側に回って成功させていて、

その手腕には感心します。

私自身はその後の作品も聴きましたが、

それほど熱心なファンではなくなってしまい、

たびたび聴くのはこのファーストばかりです。

この時期のライブの決定版である、

『氣志團現象最終章“THE LAST SONG”』は、

これから15年以上経った今見ても、

圧倒的に格好良く、色褪せません。

最近の彼らの活動としては、

変わったカバーアルバムを発売するようで、

相変わらず発想が面白いです。

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