トトオです。
激動の2021年も、今日で終わりです。
例年の如く、今年も「トトオのアルバム・オブ・ザ・イヤー」を発表します!
ちなみに、去年の記事はコチラです。
トトオの三大ニュース 2021
今年からは、「アルバム・オブ・ザ・イヤー」だけでなく、個人的に印象が強かった音楽ニュースも「トトオの三大ニュース」として、三つ選びたいと思います。
では早速、「トトオの三大ニュース 2021」発表です!
第3位 / 「Theピーズ」が「ピーズ」に
正直なところ、これが今年のニュースかどうかもわからないのですが(笑)、Theピーズが三人組から四人組のバンドになりました。
具体的には、ドラムのシンちゃんこと、佐藤シンイチロウが抜けて、新ドラマーとして茂木左が、正式に加入しました。
それだけでなく、なんとベース担当として、岡田光史が加入しています。
さらに、バンド名からTheが取れて、「ピーズ」 というバンド名に変更しています。
そりゃ誰も「Theピーズ」と、「The」までつけて発声していなかったと思いますけど・・・。
とにかく結果的に、これでさらにB’zっぽくなりました。
早速、新作は購入して聴いています。
いずれ詳細はレビューしますが、良い意味での変わらなさと、新しいメンバーによるエッセンスもしっかり加わっていて、かなり満足しています。
それにしても、音源をSpotifyで聴けないどころか、Amazonですら買えないという商売っ気のなさには、恐れ入ります。
ちゃんと、たまロカ(公式サイト)から、配送料も払って、CD購入しました。
第2位 / メイデン突然の新作発表
アイアン・メイデンの新作が、突如発表されました。
前情報ほぼなしで、いきなり新曲~新作発表となり、衝撃的でした。
これほど前情報を制限していたことは、かつてなかったと思います。やはりコロナの影響が大きかったのではないでしょうか。
アルバム詳細に関しては、もうくどいくらい別記事で書いたので、ここでは書きません。
レガシー・オブ・ザ・ビースト・ツアーも、ようやく来年五月から再開されるようです。しかし、残念ながら、まだアジアは日程に加わっていません。
メンバー全員かなり高齢になってきているので、身体には気をつけて、これからも活動し続けてもらいたいところです。
第1位 / 小室復活・TM復活
小室哲哉がカムバックして、三人でのTMが再々々始動(?)しました。
十月から開始した配信ライブもすでに二回行っていて、来年二月は三回目を予定しています。
それにしても気になるのが、この後の活動です。
すでに、この配信ライブでテーマ曲を披露していますので、創作活動も再開していることは明らかです。
個人的には、今の三人での『Get Wild 2022』を聴きたいですね。近作の『Get Wild 2015 -HUGE DATA-』はかなりツボだったので、期待してしまいます。
まあ、完全新作はハードルが高いと思いますので、リプロダクトアルバム『DRESS3』なんかで、過去の名曲をやり直してもらえれば、イチFANKSとしては大満足です。
トトオのアルバム・オブ・ザ・イヤー 2021
ではここから、「トトオのアルバム・オブ・ザ・イヤー 2021」を発表します!
まずは第3位!
第3位 / Iron Maiden 『Senjutsu』
第3位は、アイアン・メイデンの新作『Senjutsu』です。
中身はレビューで書きましたので、詳細はここでは控えます。
「なんで3位なの?」という点について、説明しましょう。
私はまだ、全アルバムレビューにおいて、本作の採点はしていません。
正直なところ、メイデンのキャリア全体で見た時に、本作がトップ5に入るかどうかは、微妙なところです。
本作はアルバム全体で見ると、やや散漫な印象があり、そこが弱点です。
近年の作品では、『The Book of Souls』の方が、トータル完成度は明らかに高いです。
しかし、個別曲に素晴らしいものが多く、特に『Hell On Earth』は、2000年代以降の最高傑作なのは間違いありません。
実際、私が今年一番聴いた曲はこれでした。
賛否両論ある作品ですが、ベテランでもこのように面白い作品を出してくれるメイデンには、本当に感謝です。
そろそろ採点して、全アルバムランキングにも加えて、書き直したいと思います。
続いて第2位!
第2位 / The Wildhearts 『21st Century Love Songs』
第2位は、ワイルドハーツの新作『21st Century Love Songs』です。
まず、前作『RENAISSANCE MEN』(2019年)から、これだけ短期間の間に新作を出したことに驚きです。
コロナで逆にやる気が出たという感じでしょうか?気まぐれジンジャーの本領発揮というところです。
さらに内容がもう衝撃的な格好良さでして、2000年代以降最もシャープでヘヴィでキャッチーな作品になっています。
ワイルドハーツはよく、「メタリカ・ミーツ・ビートルズ」のような例え方をされます。
本作はメタリカはメタリカでも、『Master of Puppets』のメタリカと、『Sgt. Pepper’s』のビートルズとでもいえるような完成度です。
過去作と比較すると、ワイルドハーツの最高傑作である『Fishing for Luckies』に近い雰囲気もあります。
とにかく、これだけのキャリアで、ここまで期待を裏切らないバンドは他にないでしょう。
作品の素晴らしさと人気のギャップが、あまりにも大きすぎるバンドなので、とにかくより多くの人に聴いてもらいたいですね。
今年のNo.1はコレ!
第1位 / Carcass 『Torn Arteriesy』
第1位は、カーカス待望のフルアルバム『Torn Arteriesy』です。
いやー、去年の「アルバム・オブ・ザ・イヤー2020」一位は、カーカスのEPを選んだんですよね。
「EPを1位にするのって、どうなの?」って当時自分でも思いましたが、それにしても素晴らしかったので、去年は選出しました。
で、今年発表された本編となるフルアルバムですが、聴いてもうビックリしましたね。
個人的には、カーカスの最高傑作と言っても、過言ではないと思います。
とにかく信じられないレベルで、最高にクールなカーカスワールドが、徹頭徹尾繰り広げられます。
本作は、名盤と名高い『Heartwork』よりも、その前の『Necroticism』に近い作品であるという声があります。
しかし個人的には、『Swansong』や、その同時期に書かれた楽曲の進化系のように感じました。
この作品の特に凄いところは、これまでのスタイルだけに拘らず、予定調和を裏切りながら、ファンの期待を超えるレベルの作品に仕上げているところです。
これはまさに、商業的な芸術作品の一つの最適解といえるのではないでしょうか。
あと、ドラマーであるダニエル・ワイルディングが、素晴らしすぎるんですよね。
ケン・オーウェンも素晴らしいドラマーでしたが、ダニエルは世界一のメタルドラマーだと思います。
終わりに
改めて、今年を振り返ると、とにかく後半に作品が多すぎました。
他には、ダークネスの新作や、KK’s Priestもあって、正直これらを聴き込むには、時間が足りませんでした。
こうやって並べると、新しいバンドや音楽を買ってないという厳然たる事実があるので、来年はその辺変えていきたいなと思ってます。
ちなみに、私が今年Spotifyでよく聴いたアーティストは、ティコでした。
それではみなさん、良いお年を。
コメント
別の場所にも書きましたが、ワイルドハーツは『Fishing〜』までの3枚とベストを借りて気に入りました(このバンドがベテランなのに知らなかったのでありがとうございますm(_ _)m)
そうしたら隣の区に『21st Century Love Songs』と前の『RENAISSANCE MEN』があり借りてみましたよ。こちらは後で聴いてみます。
カーカスは「何これ?」という(特に初期の)グロい邦題でデスメタル系と思い敬遠していたら、ベストが置いてあったので聴くと、これまた格好良くて、際物的では無い人気が解りましたよ(^^)
あっ、KK’s priestのアルバムもあったので(どれだけ不良の区…褒め言葉^ ^)予約4人目で借りましたよ。尚、後に5人予約が入っていたので次の方の為に3日後に返却しました…次の方、出番が来たのが早くて驚いたかも?(^^)
K.K.ダウニング氏が「今、プリーストにいたら、こんな曲をやりたかった」と言う曲を『ジャギュレイター』の頃のヴォーカルのティム“リッパー”オーウェンズさんが見事に歌いこなしています\(^o^)/