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【聴かなきゃ損!隠れた傑作】access/AXS 年代別作品ランキング(2000年代前半編)

access アルバム 写真 2 ブログ用 音楽

トトオです。

前回の1990年代のaccessに続き、

今回は2000年代前半の彼らの作品を振り返ります。

前回記事はコチラです。

この記事は、以下の人にオススメです。

再始動後の隠れた傑作を聴きたい
トランス楽曲で気分をアゲたい

俺のMARMALADE DAYS②

私は彼らがデビューした90年代前半に

リアルタイムでファンになりましたが、

当時まだ中学生でした。

その後、活動休止してしまいましたが、

私は次にTMのファンになりました。
(そのTMも休止中だった)

高校時代にメタラーに転身してからも、

時々引っ張り出しては聴いていましたが、

さすがに休止後数年も経つと、

過去のグループという印象になっていました。

2000年代に入り、まさかの復活が発表された時、

私はすでに大学生になっていました。

今回はそんな復活後のaccessの、

2000年代前半の作品をレビューします。

2000年代前半のAXS

2001年末に活動再開してから、

2000年代前半には、

二枚のオリジナルアルバムを発表しています。

2002年3月 CROSSBRIDGE
2003年2月 Rippin’ GHOST

たった二枚しかないアルバムを、

あえてランキング形式でレビューします。

access/AXS 年代別作品ランキング(2000年代前半編)

2位 『CROSSBRIDGE』

2002年3月発表、通算四作目の作品です。

『DELICATE PLANET』から

なんと8年経過しています。

本作のキーワードは二つで、

「リメイク」と「トランス」です。

全11曲中、4曲が過去曲のリメイクです。

JEWELRY ANGEL 2002 -Platonic Eye
MOONSHINE DANCE 2002 -Return to Star-
夢を見たいから 2002 -Soul The Future Love-
AGAINST THE RULES 2002 -AA trance-

他にはインストが2曲ありますので、

実質的に新曲はわずか5曲と言えます。

私は当時、復活自体は嬉しかったのですが、

本作の内容はあまり楽しめませんでした。

やはり、リメイクが大半だったため、

フルアルバムという印象が薄かったことが、

最大の原因です。

そのリメイク曲はトランス調のものですが、

正直なところ、

これなら原曲を聴きたいと思いました。
(そもそも原曲が好き過ぎたため)

新曲の方も、

SHAKE THE SUNRISE
Only the love survive
EDGE

など、ブランク後の復活曲としては、

十分格好良い曲でしたが、

過去の楽曲ほどのインパクトは、

感じられませんでした。
『EDGE』はT.M.R感が強烈)

ちなみに同じ時期に、

TMもトランス調の作品を発表していました。
(RじゃなくてNのほう)

かなり賛否両論あった作品ですが、

こちらのリメイク楽曲は個人的には楽しめました。

この時期はGABALLもやってて、

ある意味、

小室哲哉の第二の絶頂期だったかもしれません。

と、accessの話題から逸れてしまいましたが、

個人的には、期待が高すぎたこともあり、

やや肩透かしにあった感じの作品でした。

トトオ
トトオの
オススメ曲

『Only the love survive』
『EDGE』

1位 『Rippin’ GHOST』

2003年2月に発売された五枚目のアルバムです。

前作の『CROSSBRIDGE』から

一年弱ほどしかインターバルがありません。

曲調は基本的に前作と同路線のトランス調ですが、

劇的に楽曲のクオリティが上がっています。

私は実は『CROSSBRIDGE』で失望して、

しばらくaccessから離れてしまったので、

本作は発表数年後に手に入れました。

初めて聴いた時はあまりの素晴らしさに、

すぐ買わなかったことを激しく後悔しました。

前作と違い、全曲新曲の上、

アルバム一枚としての完成度が段違いです。

90年代の全盛期を越える楽曲が山盛りで、

完全復活以上の出来です。

当時はCCCDが出始めた時期でしたが、

音が劣化すると言うことを理由に、

浅倉大介がそれに反対した

という有名な話がありますが、

本作は驚くほど音が良いです。

ちゃんとアンプにつないで、

ヘッドフォンを使って、

目を閉じて集中して聴くと、

その作り込みの凄さが実感できます。

AirPods Pro顔負けの、

浅倉大介流の空間オーディオという感じです。

冒頭からノリの良い楽曲で飛ばしますが、

『KISS MY -a- SOUL』は勢い余って

HIROが稲葉さんになっています。

ポップな『BREAK THROUGH THE BIG TOWN』

切ないバラード『White Lights』

曲調が90年代を思い出させる

『REAL AT NIGHT 〜眠れぬ夜の向こうに〜』

などなど、前半は夢のような展開です。

後半の『balearic GHOST』は、

インスト調の激しいビートの曲ですが、

こういう小品も一切手抜きなしです。

『balearic GHOST』はYoutubeになかったので、

タイトルが似た曲がP-MODELにあるので、

全然関係ありませんが、代わりに貼っておきます。

解凍期P-MODEL最高です。

それはさておき、本作後半では特に、

『OZONE,IN THE NATIVE』にぶっ飛びました。

前作もトランス路線の楽曲は多かったのですが、

この楽曲はHIROの弾けっぷりと、

高品質なトランスのハイブリッド具合が、

突き抜けています。

個人的には、

彼らの2000年代の最高傑作だと思います。

過去の焼き直しではなく、

新しいものを作り出す彼らの信念には、

畏敬の念を抱かずにはいられません。

トトオ
トトオの
オススメ曲

『KISS MY -a- SOUL』
『BREAK THROUGH THE BIG TOWN』
『REAL AT NIGHT 〜眠れぬ夜の向こうに〜』
『OZONE,IN THE NATIVE』

終わりに

メタラーには、access好きが多い印象です。
(異論は認めます)

accessの(ある種)わかりやすい格好良さが、

メタラーには馴染みやすいのかもしれません。
(葛城哲哉のギターはハードロックですし)

90年代の全盛期のファンだった人でも、

『Rippin’ GHOST』まで聴いている人は、

あまり多くないと思います。

この作品は過去ファンだけでなく、

彼らのファンでないリスナー全てにオススメできる

隠れた傑作だと思います。

J-POPとトランスのミクスチャーとして、

完成度が驚異的に高く、

ちょとと他では聴いたことのないような、

オリジナリティ溢れる作品です。
(リミックスアルバムまで出ています)

もうこの作品ですら、

15年以上も前の作品ということに、

改めて衝撃を覚える2021年です。

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