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【オーケンソロ最高傑作】大槻ケンヂ『I STAND HERE FOR YOU』/ トトオのオールタイムベスト⑭

大槻ケンヂ アルバム 写真 ブログ用 オールタイムベスト

トトオです。

今回のオールタイムベストは、

大槻ケンヂ『I STAND HERE FOR YOU』を、

紹介します。

前回記事はコチラです。

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大槻ケンヂについて

普段このコーナーでは、

作品紹介前に、アーティストを紹介するのですが、

大槻ケンヂ(以下オーケン)ほどの有名人だと、

さすがに不要と感じるので、割愛します。

筋肉少女帯(以下筋少)のボーカルです。

私の年代(40代)で、サブカル好きの間では、

ほとんど神のような存在でした。

但し、今の若い人(35歳以下くらい)には、

あまり馴染みがないかもしれません。
(Wikipediaを見ると、真偽不明ですが、
 恐ろしく情報がたくさんあります)

大槻ケンヂ『I STAND HERE FOR YOU』

隠れた名曲『青春の蹉跌のテーマ』
豪華なゲストミュージシャン
興味深いカバー選曲と渋めのオリジナル曲

隠れた名曲『青春の蹉跌のテーマ』

本作の核をなすのは、

『青春の蹉跌のテーマ』という楽曲です。

元々は映画のテーマ曲で、

それを編曲してオリジナル曲に仕上げています。

パート4まで収録されていますが、

これが素晴らしい出来です。

ピアノソロに詩の朗読というスタイルをベースに、

複数のパターンで構成されています。

とにかく、この詩が素晴らしい。

ソロゆえの気楽さもあるのか、

ストレートなオーケンのメッセージに、

心打たれます。

80年代からアングラな作品を数多く出し、

バンドとしても成功し、脂が乗っている時期の、

等身大のオーケンの言葉には深みがあります。

私はこれまでの人生で、本当に苦しい時、

この楽曲で救われたことが、何度もあります。

中でも特にパート3が素晴らしく、

三柴理(※)のピアノと、

オーケンの語りも絶妙にマッチして、

魂が揺さぶられます。
(※筋少では三柴江戸蔵名義)

豪華なゲストミュージシャン

オーケンの歌に合わせる演奏は、

ゲストミュージシャンが担当しています。

初っ端の『モンブランケーキ』では、

スーパードラマーそうる透が、

らしさ全開のドラムプレイを披露しています。

派手の極みといった感じの、

手数の多いドラムです。

なんとゲストとして、

菅野美穂も朗読で参加しています。
(そういう噂もありました)

チープ・トリックのカバー曲、

『猫のリンナ』では、

すかんちのローリー(寺西)としまちゃん、

川西幸一(当時VANILLA)が参加しています。

ドラムがなぜ小畑ポンプではないのか、

やや不思議な感じです。

『天使たちのシーン』では、

マルコシアス・バンプの、

佐藤研二が参加しています。

オーケンはのちに、彼や小畑ポンプと、

別のバンドを結成しますが(電車)、

この辺のコラボから発展したのでしょうか。

バンドブームを生き抜いた猛者たちの、

職人芸が盛りだくさんで、

今考えると非常に豪華な顔ぶれでした。

興味深いカバー選曲と渋めのオリジナル曲

カバー曲

カバー曲が半分ですが、選曲が面白いです

チープ・トリックの替え歌は、

既述のメンバーが参加していますが、

本家の武道館ライブのほぼ完コピアレンジで、

歓声まで似せると言うこだわりようです。

『FOOLISH GO-ER』ZELDA のカバーで、

かなりマニアックですね。

筋少の橘高文彦と内田雄一郎に加えて、

カルメン・マキが参加しています。

『お世話になりました』は、

井上順のソロ曲のカバーですが、

本作の雰囲気にかなりハマっています。

『天使たちのシーン』は、

オーケンではなくオザケン(小沢健二)の曲です。

ファーストソロアルバムからの選曲で、

かなり面白いチョイスでしょう。

オリジナル曲

オリジナル曲も、渋良い楽曲が揃っています。

既述の通り、そうる透が素晴らしい

『モンブランケーキ』では、

橘高のギターとストリングスアレンジが効いて、

格好良いメタル曲に仕上がっています。

ラストの『あのさぁ』は、

オーケンののほほん日記的なムードの、

まったりしたラブソングです。

派手さはないですが、

メロディがしみじみ沁みます。

このように、

カバー曲とオリジナル曲による構成ですが、

リラックスしたムードが徹底されており、

全体的に見て統一感があるため、

アルバム通しで見た満足度も非常に高いです。

終わりに

大槻ケンヂはそのキャリアの長さゆえに、

作品数が膨大なため、好きな時期や作品は、

人それぞれだと思います。

しかし、やはり彼の全盛期は、

同時期に活躍した他のバンド同様、

90年代であったことは間違いないでしょう。

その90年代のど真ん中に出した本作は、

オーケンのパフォーマンスにおける自信と、

やたら豪華な演者によって、ソロ作としては、

会心の出来といえるものに仕上がっています。

特に『青春の蹉跌のテーマ』は、

世が混乱している現代にこそ、

多くの人に届いてほしい、隠れた名曲です。

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