トトオです。
今回は、(アラフォー以上は)みんな大好き、
ザ・イエロー・モンキーのシングル曲を、
オススメランキングベスト5として紹介します。
アラフォー以上はイエモン世代
私は現在アラフォーですが、
まさにドンピシャで、
「イエローモンキー世代」と言えます。
但し、彼らが現役の時は、
チャートにランクインするような楽曲は、
もちろん知ってはいましたが、
それほど没頭していませんでした。
彼らが解散して数年後、
突如自分の中でイエモン熱が高まり、
オリジナルアルバム含めて、
後追いで聴き漁りました。
イエモンの神髄はシングル曲にあり
解散後に本格的にファンになったわけですが、
その経緯もあって、いわゆるコアなファンとは、
やや異なる聴き方をしていると思います。
コアなファン(もしくはオールドファン)は、
初期の強烈なグラムロック路線から、
路線変更後の『Smile』あたりの時代、
そしてブレイク後のファンハウス時代など、
歴史に沿って彼らのそれぞれの作品を、
楽しんできたと思います。
(ちなみに『Smile』のジャケって、
Suedeのパロディだったんですね)
そもそも私がファンになった時点で、
すでに解散していたこともあり、
私はどの時期にも特に思い入れがありません。
(中学の時に初めて聴いた『JAM』は、
やはり衝撃的でしたが)
私が好きなイエローモンキーの楽曲は、
ブレイクした後に発表された、
独自の歌謡ロック路線のイエモン曲です。
古いファンではないので、
イエモンと略すことにも、
なんの躊躇もありません。
アルバムで好きな作品もありますし、
アルバム楽曲で好きなものもいくつもあります。
(一番好きなアルバムは『SICKS』)
しかし、自分にとって彼らの一番の魅力は、
彼ら独自で開発した歌謡ロック調の楽曲です。
初期の彼らの楽曲よりも、
圧倒的に売れるようになった彼らの作品ほど、
彼らにしかないオリジナリティが感じられます。
そして、
「イエモンの神髄はシングル曲にあり」が、
私の持論です。
THE YELLOW MONKEY オススメシングル ベスト5
現時点でディスクで発売されたものは25枚、
ダウンロード専売が6枚、
他諸々合わせると35枚くらい発表しています。
(2021年3月現在)
ということで、イエモンのシングル楽曲から、
個人的に好きな五曲をランキング形式で紹介します。
第5位/『LOVE LOVE SHOW』(1997)
第5位は、1997年4月発表の
12枚目のシングル『LOVE LOVE SHOW』です。
まさにノリに乗っていた時期の楽曲ですが、
イエモン史上最もポップな楽曲ではないでしょうか。
彼らの凄さは、演奏は完全にロックなのに、
楽曲のキャッチーさゆえ、非常に聴きやすく、
ポップにパッケージングされていることでしょう。
PVも特によくできていて、
すでに人気者になった自身のパブリックイメージも、
うまく活用しています。
そもそもこのタイトルを付けた時点で、
名曲決定という感じですね。
第4位/『BURN』(1997)
第4位は、1997年7月発表の
13枚目シングルの『BURN』です。
冒頭のギターリフと、
ピアノが鳥羽一郎ばりに泣かせます。
歌メロも強烈で、
こちらも演歌並にコブシが効いています。
この楽曲はある種、
日本語で歌うロックの究極の形と言えるほど、
日本語とメロディの親和性が高いです。
歌詞も天才的で、
後半の「飛べない鳥は〜」あたりが、
胸に刺さります。
これもPVが印象的で、切ない歌詞にぴったりの、
和風且つ退廃的なビジュアルです。
第3位/『SO YOUNG』(1999)
第3位は、1999年3月発表の
18枚目のシングル『SO YOUNG』です。
今回のランキングでは唯一、
バラードと言っていいメロウな一曲です。
私はこの楽曲のイントロを聴くと、
強烈に春のイメージが脳内再生されます。
この曲もしっかりと売れたわけですが、
他の楽曲と比べると、
ややプライベートな雰囲気のする歌詞で、
これまた深いです。
以前テレビで、
ブラックマヨネーズの吉田が、
歌詞について言及していましたが、
私も全く同じところが好きです。
「ひたすら泳いで〜」というところですね。
終わりと始まりを感じさせる、
素晴らしい歌詞です。
青春が遠くなった大人ほど、
この曲は沁みますね。
第2位/『プライマル。』(2001)
第2位は、2001年1月発表の
24枚目のシングル『プライマル。』です。
この楽曲は最終シングルとなったこともあり、
なんともいえない切ない雰囲気が漂います。
純文学と言えるほど、
創作性が高い歌詞にも関わらず、
聴くものを感動させる至高の一品です。
演奏も本当に素晴らしくて、
彼らが全盛期にバンドを解散したことが、
音からもはっきりとわかります。
シンプルなバンドアンサンブルにも関わらず、
各楽器の迫力が凄まじく、
鬼気迫るものを感じます。
カラオケではPV流れることが多く、
当時のバンドの雰囲気が見られて、
歌うとちょっと切なくなります。
第1位/『バラ色の日々』(1999)
映えある一位は、
1999年12月発表の
19枚目の楽曲『バラ色の日々』です。
この楽曲が発表された当時も知っていましたが、
当時はそれほど特別には思わず、
どちらかというと地味な一曲だと思っていました。
しかし、解散後に繰り返し聴くうちに、
これぞイエローモンキーの全楽曲中、
最高傑作であるというように感じました。
解散後のファン投票企画アルバムで、
投票一位に選ばれていることを知った時は、
しみじみ嬉しかったです。
歌詞の「追いかけても追いかけても〜」が、
歳を取るたび、味わい深くなります。
演奏も最高に素晴らしく、
菊池兄弟のロックンロールが炸裂していますが、
飛び抜けて凄いのはベースです。
イエモンというバンドのプレイヤーでは、
ベースのHEESEYが突出して上手いと感じますが、
この楽曲のベースプレイは本当に素晴らしいです。
こんな凄いベーシストがいたら、
そりゃバンドの格は上がるってなもんです。
日本人ベーシストで、
サンダーバードが最も似合う男ですね。
モトリーのNikki Sixxと同じくらい絵になります。
(おまけ)次点/『 ALRIGHT』(2016)
次点は、2016年1月に発表された、
復活後の最初のシングル『ALRIGHT』です。
(当初ダウンロード専売)
再結成後のシングル第一弾ですが、
やはりこの楽曲は、
ファンにとっては特別でしょう。
歌詞が喜びに満ち溢れています。
まさに今現在の吉井和哉にしか書けない、
今のイエモンの格好良さを感じます。
ブランクを全く感じないメンバーの演奏、
そして格好良いルックスも最高です。
終わりに
解散後に本格的にファンになったと言うこともあり、
ライブを見る機会がなかったのですが、
まさかの再結成のおかげで、
ついに見に行くことができました。
再結成最初のツアーでした。
これがもう泣けるほど良かったです。
たぶん会場の年齢層も、
ほぼ自分と同世代かやや上だったと思いますが、
みんな涙腺崩壊しているようでした。
イエモンはベストをたくさん出しているので、
どれから聴けば良いかわかりにくいのですが、
シングルだけ聴くならこれが一番オススメです。
その後のファン投票ベストは、
音が良くて特典映像もたくさんあって、
これも良いです。
(ジャケットは・・・)
今回はシングルについてのレビューだけでしたが、
そのうちアルバムについても書こうと思います。
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