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【IRON MAIDEN/ライブアルバムレビュー】アイアン・メイデン『Nights Of The Dead, Legacy Of The Beast : Live in Mexico』

アイアン・メイデン NOTD 写真 1 ブログ用 音楽

トトオです。

予約注文してはや二ヶ月弱、

ようやく届きました!

メイデンの最新ライブアルバム、

『Nights Of The Dead, Legacy Of The Beast : Live in Mexico』

早速レビューします。

内容

「レガシー・オブ・ザ・ビースト」ツアー、

2019年の北米メキシコでのライブ音源です。

メキシコでのライブアルバムは、

メイデン史上初ですね。

2012年の『En Vivo!』は、

チリでのライブですので、

同じラテン系のオーディエンスという意味では、

雰囲気は似ていると感じます。

仕様

当ブログでは、発売前の予告記事で、

各種仕様について紹介しました。

【IRON MAIDEN/レビュー特別編】アイアン・メイデンライブアルバム『Nights Of The Dead, Legacy Of The Beast : Live in Mexico』最新情報
トトオです。 今年のメイデンの来日公演は、 結局延期になってしまいました。 次の来日予定までの、 待ち遠しい日々を過ごす中、 嬉しいニュースが舞い込んできました。 現在行なっている(ただいま中断中)、 「レガシー・オブ・ザ・ビ...

今回私は、輸入盤の

「デラックスハードケースブック2CD」

を買いました。

『The Book of Souls』と同じような、

本のような形状になっています。

アイアン・メイデン NOTD 写真 2 ブログ用

今回のツアーの写真満載です。

アイアン・メイデン NOTD 写真 3 ブログ用

国内盤にはステッカーとポスターが、

付属していたようです。

ライナーは誰が書いてたのか気になります。
(もし付いてたら、間違いなくあの人でしょう)

楽曲

楽曲は以下の通りです。

Churchill’s Speech
Aces High
Where Eagles Dare
2 Minutes To Midnight
The Clansman
The Trooper
Revelations
For The Greater Good Of God
The Wicker Man
Sign Of The Cross
Flight Of Icarus
Fear Of The Dark
Iron Maiden
The Number Of The Beast
The Evil That Men Do
Hallowed Be Thy Name
Run To The Hills

二枚組で、100分越えの内容です。

注目の楽曲

『For The Greater Good Of God』

今回、ライブアルバムに初収録となったのは、

唯一この楽曲です。

比較的新しい曲ですが、

それでも約15年前の曲です。

元々この楽曲が入ったアルバム、

『A Matter of Life and Death』は、

ライブ感あふれる迫力のある音だったので、

ライブアレンジはめちゃハマってます。

ほかの楽曲と並べても、違和感なく、

オーディエンスのノリも良いです。

『Where Eagles Dare』『Flight Of Icarus』

この二曲は、『Piece of Mind』からの選曲で、

ライブアルバムに収録されるのは、

かなり久しぶりです。

トリプルギター編成になってからは、

初めてのライブ盤収録です。

つまり、これらの楽曲に関しては、

ヤニックが弾いていた公式ライブ音源は初めて、

ということになります。

『Where Eagles Dare』は、グルーヴ感が最高で、

オリジナルよりもこっちの方が好きです。

『Flight Of Icarus』は、

原曲と聴き比べると、相当速いことがわかります。

『Revelations』

『Flight 666』には収録されていましたが、

今回改めてその格好良さに痺れました。

後半、タメに溜めてから爆発する曲ですが、

この後半のタメ部分の、

客の盛り上がり方が半端じゃないです。

まるで獣の咆哮のような凄まじさです。

メイデンは、特にベテランになってから、

この曲や『Children of the Damned』など、

初期の名曲がさらに格好良くなりました。

音質

まさにいつものメイデンのライブ盤です。

トリプルギターの音の分離がよく、

ちゃんと全てのギターを聴き分けられます。

ベースとドラムもクリアです。

ベースはいつもよりやや控えめかもしれません。

ドラムが相変わらずかなり目立ちます。

過去のライブ音源と比較しても、

かなり音質は良いと感じました。

ただし、現代のヘヴィロック系バンドとは、

全く方向性が違うので、

そういう嗜好の若いリスナーが聴いたら、

軽い・細いと感じるかもしれません。

このあたり、メイデンの今の格好良さは、

AC/DCの格好良さに通じるものがあります。

本作の聴きどころ

リズム隊の安定感

プレイに関しては、

スティーヴとニコのリズム隊による、

抜群の安定感の凄さを改めて感じます。

ニコ加入してから約35年、

トリプルギター編成になって約20年経ちますが、

恐ろしく安定したプレイです。

演奏力の衰えというものをほとんど感じません。

『Piece of Mind』収録の楽曲は、

ニコ加入した直後の楽曲であり、

これぞニコ・マクブレインという、

派手で手数の多いプレイは、今聴いても痺れます。

スティーヴとのコンビネーションも最高です。

ブルースの現在の歌唱

ブルースは昔と比較すると、

やはりやや声が細くなった気がしますが、

大病もした60代とは思えぬ歌声です。

フェイクもほぼなしで、

まさにプロフェッショナルです。

途中何箇所か、

ブルースの歌が走る場面があって、

オーディエンスの盛り上がりに、

影響を受けたのかもしれません。

メキシコのオーディエンスは凄まじいです。

正直、ビデオも欲しいところです。

採点 / オススメ名曲ランキング

『Nights Of The Dead, Legacy Of The Beast : Live in Mexico』 /92点
トトオ
トトオの
オススメ
ランキング

1位『For The Greater Good Of God』
2位『Where Eagles Dare』
3位『Flight Of Icarus』
4位『Revelations』

終わりに

メイデンの初期のライブの名盤、

『Live After Death』と聴き比べても、

本作の迫力は劣りません。

楽器隊のプレイは完全に職人芸の域ですが、

やはりシンガーとしてのブルースは、

超人の域に達しています。

しかし、

メンバーの年齢が高齢なのは間違いがなく、

ニコに至ってはもうじき70です。

とにかく今は、コロナに充分注意してもらって、

悲願の来日公演を待つとしましょう。

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