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【石野卓球テクノ三種の神器(?)】Orbital/Brown Album(Orbital 2)

ORBITAL アルバム 写真 ブログ用 音楽

トトオです。

前回に引き続き、

石野卓球氏が、

『テクノ三種の神器』として紹介した(とされる)、

作品を紹介します。

前回の記事はこちらです。

【石野卓球テクノ三種の神器(?)】Aphex Twin/Selected Ambient Works 85–92
トトオです。 今回は、 電気グルーヴの石野卓球氏が、 かつて『テクノ三種の神器』として、 紹介したアルバムについて書きます。 三種の神器だけあって、 三枚あるので、 三回に分けて書きたいと思います。 卓球氏の発言の真偽 こ...

今回は第2弾です。

前回はAphex Twinの、

『Selected Ambient Works 85-92』を紹介しました。

今回は、

『Orbital / Brown Album』を紹介します。

前回の記事で、

『Selected Ambient Works 85-92』は、

私のオールタイムベストの一枚、

と書きましたが、

今回紹介するアルバムも、同じです。

数千枚くらいCDを聴いてきて、

自分の中でトップ10に入るアルバムに、

石野卓球氏が選んだ(らしい)二枚が入ってます。

これらのアルバムを好きになった後に、

彼が評価している作品だと知りましたが、

改めて彼のすごさを感じましたね。

Orbitalについて

Orbital/オービタルは、

イギリスのテクノユニットです。

Phil Hartnoll/フィル・ハートノル
Paul Hartnoll/ポール・ハートノル

兄弟で活動しているアーティストです。

『テクノ四天王』みたいな呼ばれ方で、

Underworld/アンダーワールド
The Prodigy/プロディジー
The Chemical Brothers/ケミカルブラザーズ
Orbital/オービタル

と、四組並べられることがあります。

個人的には、

オービタルの知名度が、

他よりかなり下がる印象です。

しかし、作品はダントツで素晴らしいですね。

個人的には、この四組だと、

Orbital
The Prodigy
Underworld
The Chemical Brothers

の順によく聴きます。

『Brown Album』レビュー

この『Brown Album』は、

1993年の作品です。

この作品は彼らの第二作目ですが、

一作目が緑色のため『Green Album』、

二作目は茶色のため『Brown Album』、

こういう風に呼ばれることが、

多いようです。

オービタルは、現時点までで、

9枚フルアルバムを出していますが、

一般的に、この作品が、

最高傑作とされています。

これには私も同意です。

全10曲ですが、

曲間は基本的にないので、

全体で一つの作品になっています。

イントロの曲と、アウトロの曲は、

同じ作りなので、

全体としてループするような作りです。

2曲目『Planet of the Shapes』から、

本編が始まります。

基本四つ打ちのリズムで、

非常にシンプルな音ですが、

一つ一つの音が抜群に格好良く、

徐々に曲が盛り上がっていきます。

中東風のメロディが出てきたり、

独特の雰囲気です。

3曲目4曲目の『Lush 3-1』『Lush 3-2』は、

このアルバムからのセカンドシングルです。

基本の四つ打ちリズムは同じですが、

少しずつ音数が増えて、

劇的に展開していきます。

メロディがとにかく美しいです。

これは間違いなく、

彼らの代表曲でしょう。

彼らは取っつきにくい曲も多いですが、

この曲は相当ファンを獲得したと思われます。

独特の浮遊感のある、清々しい曲です。

途中から、

サンプリングされた女性の声で、

メロディが展開します。

彼らの一番得意とするところですが、

この上なく美しいです。

今聴いても、

一ミリも古びた感じがありません。

5 曲目『Impact (The Earth Is Burning)』も、

彼らのベスト盤にも入っているキャッチーな曲です。

7曲目 『Walk Now…』は、

バックに、

ディジュリドゥ(アボリジニの楽器)の音が流れています。

Aphex Twinも使っていましたが、

この時代の流行でしょうか。

メロディが美しい8曲目『Monday』に続き、

9曲目は名曲『Halcyon + On + On』です。

このアルバムのハイライトですね。

おそらく、

オービタルの曲でも最も有名、

且つ人気のある曲ではないでしょうか。

人に一曲だけ薦めるなら、

まずはこの曲ですね。

静かなピアノのメロディから、

少しずつサンプリングされた声で、

メロディが奏でられます。

途中リズムが入ってからの、

美しい展開はため息ものです。

とにかく、少ない音数で、

よくこれだけ素晴らしいアレンジができるものだと、

感心させられます。

この曲の後、アウトロでアルバムが終わります。

アルバム全体の完成度が素晴らしいため、

聴き終えた後は、

心地良い余韻に浸ることができます。

終わりに

私の語彙力では、

この素晴らしいアルバムの良さは、

正直伝わった気がしません。

石野卓球氏や電気グルーヴが好きだったり、

美しいメロディの曲を聴いてみたい方には、

『Halcyon + On + On』だけでも、

聴いてもらいたいです。

一曲だけ抜き取って聴くのは、

本当はもったいないのですが、

とりあえずこれだけ聴いても、

損はないと思います。

ちなみに、

私はオービタルは全作聴き込んでいますが、

アルバムとしては、

90年代中頃に発表された、

『Snivilization』

『In Sides』あたりが

一番好きです。

世間の評価は、

賛否両論真っ二つのようですが、

これは致し方ないと思います。

めちゃくちゃ取っつきにくいので。

個人的には、

天才が到達した「究極の音楽アート」と思います。

まずは、この『Brown Album』で、

彼らの素晴らしさに触れてから、

興味を持たれたら、

これらの作品にも是非トライしてみてください。

コメント

  1. 大江戸温泉 より:

    いつも楽しく記事を読まさせてもらってます。オービタルの新アルバムが先月出ましたが、トトオさんの感想を聞いてみたいです。

    • トトオ より:

      >大江戸温泉さん
      コメントありがとうございます。リクエストも感謝です。
      発売以降毎日オービタル聴いています。
      相変わらず最高なのですが、オービタルのレビューは難しくて・・・(笑)。
      もう少し聴いたら頑張って書いてみます~。

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