最新作早速レビューしました。
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【メイデン新作限定BOXレビュー!】IRON MAIDEN/アイアン・ メイデン『Senjutsu(戦術)スーパー・デラックス・ボックスセット』
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トトオです。
メイデンファンの皆さん、もう聴かれましたでしょうか?
何の前触れもなく、突如メイデンの新曲が発表されました!
その名も『The Writing On The Wall』(以下『TWOW』)。
早速レビューします。
ちなみに、メイデンの最高傑作を手っ取り早く知りたい人はコチラをどうぞ。
アイアン・メイデン『The Writing On The Wall』(2021)
概要
新作発表という意味では、2015年の『The Book of Souls』以来になるので、約6年振りです。あれからもうそんなに経つんですね。
作曲はエイドリアン・スミスとブルース・ディッキンソンです。2015年の『The Book of Souls』のシングルカット、『Speed of Light』もこのコンビの楽曲でした。
プロデューサーは、ケヴィン・シャーリーとスティーヴ・ハリスです。2000年代から変わることなく続く、不動のプロダクションです。
楽曲は、各種サブスクもしくはiTunesで楽曲購入もできます。私はiTunesで買いました。250円でした。
ビデオ
本楽曲の注目すべき点は、ビデオです。楽曲のためだけに、短編アニメ映画が作られています。
断言しますが、これまでのメイデンの全楽曲で一番格好良いビデオです。
せっかくなんで(?)、過去のビデオで酷かったやつあげときます。
ズームが酷すぎて酔うんです・・・。
(曲は悪くない)
話を『TWOW』に戻します。
ビデオは、元々ピクサーで監督を務めていたクリエイターが中心になって制作されました。ブルースにまずビデオのイメージがあり、それを基にして、彼らと作り上げていったそうです。
ストーリーの軸は聖書を元にしながらも、現代的な風刺をそこかしこに入れています。かなり露骨な表現で、某国と某国の描かれ方は、いかにも英国人のブルースによるもので、また物議を醸しそうです。
後半エディが暴れまくりますが、なかなかのスプラッター具合で、アニメでも結構ギリの表現ではないでしょうか。
今回のサムライエディは、メイデンが監修したビール『Sun And Steel』のデザインにも使われていました。以前このビールもレビューしました。大変おいしゅうございました。
このエディの映像は、メイデン初期のデレク・リッグス時代の雰囲気を3Dアニメで再現しようと試みたそうです。さすがは一流クリエイターの仕事です。
ちなみに、近代のメタルPVでアニメのものと言う意味では、メガデスの『Dystopia』のビデオ思い出しました。
アニメだと、かなりハードな表現も可能のようで、メタルとの相性良しですね。
楽曲
アコギをフィーチャーしたミドルテンポの楽曲です。70年代プログレのようなオープニングですが、徐々に盛り上げて、定番のメイデン流メタルに仕上がっています。
注目はブルースの歌で、手術後初の新作のレコーディング音源になります。コロナ前のライブでも披露していましたが、病後とは思えぬパワフルな歌唱です。
全編に渡るアコギはヤニック・ガーズがメインで弾いてると(勝手に)予想されます。ギターソロはおそらくエイドリアンが一人で弾ききっているに違いありません(デイヴ・マーレイではないはず)。
リズム隊は安定のスティーヴとニコ・マクブレインです。もう聴けば一発でわかるいつもの彼らのコンビネーションです。
今回の曲はどちらかというと聴き込む系の楽曲で、スルメ曲っぽい感じですね。
終わりに
かつてのメイデンのスポークスマンといえば、スティーヴ・ハリスのイメージがありましたが、最近は、ブルースがアイアン・メイデンの顔になってきました。
今回、アルバムの発表ではなく、いきなりこの楽曲だけ発表されましたが、アルバムは作られるのでしょうか。情報がありませんが、嫌でも期待してしまいます。
コロナの影響で延期されているツアーでは、再開後この楽曲が演奏される可能性は高そうです。ライブで合唱できるように聴き込みましょう。
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