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【石野卓球テクノ三種の神器(?)】Aphex Twin/Selected Ambient Works 85–92

APHEX TWIN アルバム 写真 ブログ用 音楽

トトオです。

今回は、

電気グルーヴの石野卓球氏が、

かつて『テクノ三種の神器』として、

紹介したアルバムについて書きます。

三種の神器だけあって、

三枚あるので、

三回に分けて書きたいと思います。

卓球氏の発言の真偽

この記事を書くにあたり、

今回改めて、

氏の発言を確かめようとしましたが、

私の持ってる書籍では、

確認できませんでした。

ネットでは、

ちらほらと見かけましたが、

本人の発言である確証はありません。

そのため、今回の記事は、

「石野卓球氏がこれらのアルバムを、

「『テクノ三種の神器』と呼んだらしい」

としておいてください。

テクノ三種の神器

さて、その『テクノ三種の神器』とは、

下の三枚になります。

Aphex Twin/ Selected Ambient Works 85–92
Orbital / Brown Album
Hardfloor / TB Resurrection

今回は、

『Aphex Twin / Selected Ambient Works 85–92』

を紹介します。

私はこれまで、

このアルバムを数百回は聴いています。

気分を休めたい時、

眠りにつく時、

このアルバムをかけることが多いです。

十年以上聴いてますが、

何回聴いても全く飽きないです。

Aphex Twinについて

Aphex Twin/エイフェックス・ツインは、

本名、Richard David Jamesという、

テクノアーティストです。

この作品は1992年に発表されました。

一番古いもので、

彼が14歳だった時に、

作曲したものも含まれる、

コンピレーションアルバムです。

細かいキャリアは、

ウィキペディアに譲りますが、

彼の作品はかなりバラエティに富んでいて、

このアルバム一枚で、

彼を語るのは不可能です。

彼の作品の素晴らしさを称して、

『テクノ・モーツァルト』と、

呼ばれることもあります。

『Selected Ambient Works 85–92』レビュー

アルバムタイトルのとおり、

アンビエントで、幻想的な、

打ち込み曲のみで構成されております。

全13曲ですが、

曲数を意識する作品ではなく、

一曲一曲聴き込むよりも、

アルバム全体で一作としてみた方が、

より楽しめます。

夢の中にいるかのような、

独特の浮遊感があり、

目を閉じて聴くと、

一瞬で別世界に持っていかれます。

このアルバムで、

まず一曲オススメするなら、

1曲目の『Xtal』です。

これで、『クリスタル』と読みます。

アンビエントですが、

ビートはしっかりと刻んでおり、

まるで心臓の鼓動のようです。

女性のささやくような声と、

キラキラしたシンセの音が絡み合います。

アルバムの中では、

比較的ビートが激しめの曲で、

アンビエントといいながら、

結構キャッチーな感じもします。

続く2曲目の『Tha』以降も、

ひたすらアンビエントで、

コンパクトな曲が続きます。

個人的に好きな曲では、

3曲目『Pulsewidth』

7曲目『Heliosphan』

13曲目『Actium』

あたりでしょうか。

彼はこの作品と近い時期に、

AFX名義で、

『Analogue Bubblebath』シリーズを出していますが、

こちらの作品も同じ雰囲気です。

その中でも、

アルバムと同タイトル曲、

『Analogue Bubblebath』は必聴ですね。

まさに『バブルバス』を音で表現しています。

私は古いCDで彼の音源を聴いていますが、

ものすごく音が綺麗です。

2000年代にリマスターされたようですが、

どんな音になったのでしょうか。

 

このある種、

超地味なアルバムですが、

海外では名盤として、

幅広く認知、

評価されているようです。

海外の各音楽誌からは、

歴史的名盤であると、

大絶賛されています。

このあたりに、

日本と海外の音楽シーンの、

質の差を感じますね。

これがもし、

日本のアーティストが発表した作品だったら、

間違いなく、

歴史に埋もれていたと思います。

 

Aphex Twinは、

このコンピレーションの第二弾、

『Selected Ambient Works Volume II』も出しており、

こちらも必聴です。

二枚組の大ボリュームですが、

さらにアンビエント色が強く、

ほとんどビートがありません。

ただただ、幻想的なメロディが、

ひたすら繰り返されます。

別記事でも書こうと思いますが、

不眠症の人なんかにいいかもしれません。

とにかく聴いていると、

魂持ってかれるような感覚に陥ります。

有名な話ですが、

漫画家の故ねこぢる氏が、

自身のお通夜の際に、

これを流したそうです。

終わりに

点数を付けてもよかったのですが、

このアルバムは他と比較しようがなく、

あまり意味がないのでやめました。

この手の音楽でいうと、

Brian Eno/ブライアン・イーノの、

環境音楽が思い出されますが、

彼は、イーノからの影響を否定していますね。

Aphex Twinは未だに作品を出し続けており、

他にも代表作はたくさんあります。

(一番は『Richard D. James Album』でしょうか)

しかし、

彼の最高傑作は、間違いなく、

『Selected Ambient Works 85–92』

『Selected Ambient Works Volume II』

この二枚だと思います。

どちらも好きですが、

個人的によく聴くのは、

『II』だったりします。

この二枚は、

私のオールタイムベストです。

音楽聴いていてよかった、

しみじみそう思わせてくれる作品です。

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