トトオです。
星野源、良いですね。
恋ダンスが流行ったのは、もう二年前なんですね。
アルバムもCDショップ大賞を獲得したみたいです。
星野源と平沢進
そんな星野氏が、
平沢進氏の曲を自身のラジオ番組で、
紹介したそうです。
星野氏のラジオ番組のリスナーに、
平沢進を紹介するっていうのは、
なかなかのチャレンジではないでしょうか。
マイケル・ジャクソンのファンに、
デスメタル紹介するようなもの(?)みたいな・・・。
今回は、そんな星野氏に紹介された、
平沢進の神曲『世界タービン』をレビューします。
平沢進を知らない方のために、
別記事で、簡単に彼の経歴を書きました。
平沢進を知りたい方はこちらをどうぞ。
![](https://totoouemachi.com/wp-content/uploads/2021/04/SUSUMU-HIRASAWA_KYUUSAINOGIHO_IMAGE_BLOG-160x90.jpg)
タービンと聞くとなにか安心する
神曲『世界タービン』について
平沢氏の『世界タービン』は、
90年にソロ名義で発表した第2作目、
『サイエンスの幽霊』というアルバムの一曲です。
アルバムでは、曲順一曲目です。
また、平沢氏のソロシングルとしては、
第一作になります。
このソロアルバムは、
平沢氏のバンド、
P-MODELの休止中に発表されています。
ちなみに、
休止前最後に発売されたアルバムがこちらです。
廃盤になっており、
アホみたいな値段になってます・・・。
それはさておき、「世界タービン」。
まず、イントロの謎の雄叫びが印象的です。
どうやら、韓国語らしいです。
なぜここで韓国語が使われるのか、
天才がやることは凡人には理解できませんが、
この曲にピッタリなのは間違いありません。
冒頭から、この曲タイトルである、
「世界タービン」というワードが、
高らかに歌われます。
このアルバムの一つの特徴でもありますが、
パーカッションの音が非常に目立ちます。
この作品は平沢ソロの初期作品で、
のちの作品と比較すると、
一つ一つの音が割と軽いです。
ややチープに感じられるほどですが、
それが結果的に、
作品の不気味さを強調しています。
歌詞の世界観は、
まさに平沢進といったところですが、
この曲は歌詞のスケールが特に大きく、
聴いていると情景が思い浮かびます。
このアルバム全体を通じた、
狂気じみた世界観につながるものです。
(しかし、いきなりラジオで聴いても、
全く意味不明でしょう)
また、コーラスの女性ボーカルが印象的で、
とても恐ろしげです。
タービンが回るから大丈夫と言われても、
不安な気持ちにしかなりません。
不気味さ満載のこの曲ですが、
メインのメロディと、
サビがキャッチーなため、
一度聴けば忘れられません。
また、
この曲で外せないのは、PVでしょう。
多くは語りませんが、
とにかく、
YouTubeでもニコ動でもいいので、
一度見てください。
これを見て、いきなり好きになれる人は、
相当の強者だと思います。
(どこか弱っているのかもしれませんが)
個人的には、
この曲を含めたこのアルバム自体、
平沢作品の中でも、お気に入りです。
ソロの中でも、
特に完成度が高い方だと感じます。
アルバムとしては、
カウボーイとインディアン
夢みる機械
など、名曲目白押しですが、
なんといっても外せないのが、
『QUIT』です。
ストーリー性の強い曲で、
SEや男性の語りなど、
演出が凝っています。
終わり際の笑い声が怖すぎます。
歌メロがポップなので、
聴きやすいですが、
ほぼプログレと言っていい、
構成と完成度ではないでしょうか。
![トトオ](https://totoouemachi.com/wp-content/uploads/2019/08/TOTOO_002_wordpress-1.jpg)
オススメ曲
『QUIT』!
終わりに
米津玄師氏の時と良い、
今回の星野氏に関しても、
現在のトップアーティストから、
熱い支持を受けている平沢進。
今世間では、
どの程度の認知度なのでしょう。
少なくとも、
私の周りの一般人における知名度は、
ほぼ皆無です…。
平沢進を知るチャンスがあるだけでも、
結構ラッキーなことかもしれません。
平沢信者の人気アーティストは、
他にもいるようですので、
追って記事にしたいと思います。
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