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【名曲ランキング!IRON MAIDEN/全アルバムレビュー】アイアン・ メイデン『The Number Of The Beast(魔力の刻印)』

IRON MAIDEN THE NUMBER OF THE BEAST 写真 ブログ用 音楽

こんにちは。トトオです。

不定期連載メイデンレビューの第三弾です。

前回の記事はこちらです。

【名曲ランキング!IRON MAIDEN/全アルバムレビュー】アイアン・メイデン『Killers(キラーズ)』
こんにちは、トトオです。 今回は、前回のファーストアルバムに続き、 メイデン全アルバムレビューの第二弾です。 前回の記事はこちらです。 この記事は、 以下のような方にオススメです。 ポール時代のメイデンをよく知らない 最近...

この記事は、

以下のような方にオススメです。

ブルース時代を一から聴きたい
よく知られているメイデンの名盤を聴きたい
死刑囚の気持ちを知りたい

【メイデンと私 ③】高2の夏

高校生当時、

メイデンのベスト盤を買ったはいいものの、

いまいち、

メタリカやメガデスほどハマれませんでした。

メイデンと双璧をなすメタルゴッド、

ジューダス・プリーストも聴いていましたが、

こちらは、

必殺のアルバム

『Painkiller/ペインキラー』があったおかげで、

かなり入りやすかったです。

(ほぼスラッシュメタルですので)

メイデンに関しては、

せっかく買ったからということで、

しばらく我慢して聴いていました。

最初にハマったのは、

『Be Quick Or Be Dead』や、

『Holy Smoke』などの、

短くてキャッチーな曲でした。

ブルースやエイドリアンが書いたものが、

比較的多かったですね。

概要『The Number Of The Beast(魔力の刻印)』(1982年発表)

1982年に発表のサードアルバムです。

今作の最大の特徴は、

ボーカルが前任のポール・ディアノ から、

サムソン/Samsonの、

Bruce Dickinson/ブルース・ディッキンソンに、

変わったことでしょう。

サムソンでのブルースのボーカルは、

はっきり言ってかなり格好良いです。

ややチープな演奏ですが、

聴きごたえ十分です。

ややシャウト気味の歌唱だったポールから、

ハイトーンまで自由に使いこなす、

ブルースに変わったことで、

バンドの表現力に劇的に幅が出ました。

見た目や雰囲気も、

ポールとブルースはかなり違います。

フロントマンが変わって、

バンド全体への影響も、

大きかったと思います。

他メンバーは前作と同じですが、

ドラムのクライブ・バーは、

これを最後に脱退してしまいます。

初期メイデンの立役者と言っていい、

素晴らしいドラマーでした。

メイデンはこのアルバムで、

初のUKチャートナンバーワンを、

獲得しました。

ジャケットも素晴らしく、

他バンドのパロディに使われたり、

まさにメタルのクラシック、

といった感じです。

(こちらがそのパロディですが、

S.O.D.は何やってもクールですね)

全曲レビュー

#1 侵略者/Invaders(Harris)[3:24]

冒頭のスネアが印象的です。

まさにアルバム一曲目にふさわしい、

フックのある疾走曲です。

のっけから、ブルースの歌唱全開で、

新ボーカルをフィーチャーしよう、

という意気込みを感じます。

演奏に関しても、

ギターの音作りが、

さらにシャープになっています。

ギターソロなんかは、

あまり色付けがなくて、シンプルな音ですね。

ベースが前に出ているのと、

ドラムはスネアが目立つのは、

相変わらずですね。

#2 吸血鬼伝説/Children Of The Damned(Harris)[4:35]

個人的に、

このアルバムで一番好きなのは、この曲です。

(邦題がやや気になりますが・・・)

クリーンギターのアルペジオをバックに、

短いギターソロから始まります。

過去二作では、

現在のメイデンのイメージとはかなり違う、

フォークメイデンとでもいうような、

フォーク調の曲がありました。

そこで培った経験から、

この曲のような展開が、

できるようになったのかもしれません。

途中から、テンポチェンジして、

ドラマティックに盛り上げますが、

とにかく、

全楽器のコンビネーションが素晴らしいです。

ギターソロで、

二人がタッピングで掛け合うところなんか、

まさに泣きのギターという感じです。

このアルバムというより、

メイデンの歴史上、

最高傑作の一曲ではないでしょうか。

デビュー数年でこれほどの曲を書いてから、

その後何年もキャリアがよく続いたな、

と率直に思います。

#3 ザ・プリズナー/Prisoner(Adrian Smith,Harris)[6:03]

シンプルな疾走曲です。

ボーカルメロディがやけに陽気です。

エイドリアンとスティーブの共作のようです。

メイデン史上、

エイドリアンが作曲にクレジットされるのは、

この曲が初ですね。

エイドリアンは、

キャッチーな歌メロの、

コンパクトな曲が得意ですが、

まさにその原型のような曲です。

それでもやや長めの構成なのは、

スティーブとの共作だからでしょうか。

#4 アカシア・アベニュー22/22 Acacia Avenue(Harris,Smith)[6:37]

これまた、

エイドリアンとスティーブの共作です。

途中、ブレイクしてから、

ギターメロにボーカルが合わせるような、

フレーズがあります。

このあたりは、このアルバム以降、

頻繁に出てくるアレンジですね。

個人的に、この曲はギターリフも歌も、

印象薄めです。

#5 魔力の刻印/The Number Of The Beast(Harris)[4:51]

アルバムのタイトルトラックで、

これぞメイデンの代表曲ですね。

前半の、

ブリッジミュートしたギターから、

ブルースがシャウトするところあたりで、

ライブだとかなり盛り上がります。

サビも超有名ですが、

後半のインストパートも素晴らしく、

特にデイブのギターソロが印象的です。

当時の映像を見ると、

ストラトキャスターのピックアップを、

ハムバッカーにしていますね。

今は、シングル形状のハムバッカーの、

モデルを使用しているようで、

見た目の印象が違います。

#6 誇り高き戦い/Run To The Hills(Harris)[3:53]

これも定番曲ですね。

イントロのギターのチョーキングが、

気持ちいいです。

シンプルな構成の曲ですが、

後半きっちり盛り上げるのが、

いかにもメイデンぽいです。

クライブのドラムがかなりシャープです。

この時期のメイデンは、

ギターソロもかなり練られています。

#7 暗黒の街/Gangland(Smith,Clive Burr)[3:48]

エイドリアンとクライブの共作です。

クライブはこのアルバムの後に、

脱退しますので、

最初で最後の共作ではないでしょうか。

歌メロが他の曲に比べると、

やや弱いでしょうか。

後半の展開は、

やはりスティーブの曲と少し違うため、

アルバムの中では毛色が変わった存在ですね。

エイドリアンが書いた、

その後の名曲の数々と比較すると、

最初から完成されていたわけではないのだな、

としみじみ感じます。

#8 トータル・エクリプス/Total Eclipse(Harris,Murray,Burr)[4:25]

スティーブ・デイブ・クライブ三人の共作です。

この曲の展開は、

次のアルバム頭脳改革で見られるような、

少し変化球な感じですね。

歌メロは、敢えて、

メロディックになりすぎないような作りです。

後半急にテンポチェンジして、

全く違う曲を挟んだような、展開です。

アルバムの中では、やや印象が薄いですね。

#9 審判の日/Hallowed Be Thy Name(Harris)[7:12]

メイデン史上に残る名曲がこれです。

アルバム最後に入れたことからも、

どれだけこの曲に気合が入っていたのか、

推し量れます。

「死刑囚が刑の執行を待つ」という歌詞ですが、

その重たいテーマに負けない、

超ドラマティックな展開です。

7分越えと、アルバム中最長の曲ですが、

長さを感じさせない、

素晴らしいメロディと展開です。

全編で繰り返されるギターリフが、

耳に残ります。

少しずつメロディを変えて展開していきます。

途中ブレイクして、

かなりタメてから、最後全力疾走しますが、

まさに、死刑囚の人生を振り返るが如しです。

これが、

クライブのメイデン最後の演奏になりますが、

ハイハット・スネア・シンバル、

派手な音作りで、演奏の安定感も素晴らしく、

後任のNicko McBrain/ニコ・マクブレインも、

私は大好きですが、

これを最後に抜けたのは惜しいですね。

採点 / オススメ名曲ランキング

『The Number of The Beast/魔力の刻印』 /95点
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オススメ名曲
ランキング

1位『Children Of The Damned』

2位『Hallowed Be Thy Name』

3位『The Number Of The Beast』

総括

メタル界に限らず、

いわゆるロックというジャンルで、

メイデンの名盤を選ぶとなると、

まずこれが選ばれるのではないでしょうか。

ジャケット、曲、演奏、

アイアン・メイデンというバンドのスタイルが、

ここに完成されています。

メジャーデビューから二年ほどの作品というのは、

驚異的です。

このアルバムのあと、

時代の後押しもあり、

さらに彼らは人気を博します。

ブルースディッキンソン時代の作品は、

すでにこの作品で、

かなり完成されてしまったように思います。

そのため、このあとしばらく続く、

ブルース時代のバンドの進化は、

ポールからブルースに変わる、

2枚目から3枚目の進化ほど、

大きくなかったと思います。

それでも、

彼らがその後さらに素晴らしい作品を出せたのは、

エイドリアンの作曲レベルが上がったことと、

ブルースがバンド内で、

存在感を更に発揮したからだと思います。

終わりに

このアルバムを聴いて、

あまり魅力を感じられない人は、

おそらくメイデンのどのアルバムを聴いても、

あまり気に入らないでしょう。

それほどこのアルバムは、

メイデン流メタルの一つの完成形だと感じます。

【名曲ランキング!IRON MAIDEN/全アルバムレビュー】アイアン・ メイデン『Piece Of Mind(頭脳改革)』
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