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【エセ勇者一行メロデス巡礼の旅】Gates of Ishtar 『The Dawn of Flames』/なぜか好きなアルバムなんなん⑥

ゲイツ・オブ・イシュター アルバム 写真 ブログ用 1 音楽

三度の飯より叙情メロ好きな皆さん。こんにちは、トトオです。

今回の「なぜか好きなアルバムなんなん」は、

今はなきスウェーデンのメロディック・デスメタルバンド、ゲイツ・オブ・イシュター『The Dawn of Flames』を紹介します。

前回の記事はコチラです。

【メタラー向けマニックスのすすめ】Manic Street Preachers 『Gold Against the Soul』/なぜか好きなアルバムなんなん⑤
トトオです。 世間的な評価は低いけれど(それほど高くないけれど)、個人的には好きな作品を紹介するコーナー「なぜか好きなアルバムなんなん」。 第五回目の今回は、マニック・ストリート・プリーチャーズの『ゴールド・アゲインスト・ザ・ソウル』を...

この記事は、以下の方にオススメです。

メロデスに夢中になった、あの夏を取り戻したい

メロデスという沼

メロデスとはなんぞや

90年代後半、私がメタラーになってすぐの当時、日本ではメロディック・デスメタル(メロデス)の一大ムーブメントが巻き起こっていました。

「メロディック・デスメタルとはなんぞや?」という説明は、過去イン・フレイムスのレビューで書きました。

【好きですメロデス】イン・フレイムス/In Flames 年代別作品ランキング(1990年代編)
【2021/1/30:追記】 トトオです。 チルドレン・オブ・ボドム記事に、 90年代イン・フレイムスの、 来日の思い出も併せて書きました。 トトオです。 みなさん好きですよね? メロデス。 メロデスという言葉を聴くだけ...

端的に言うと、

『ダミ声で歌うシンガーがいる、メロディックなヘヴィメタルバンド』

です。(語弊あり)

このジャンルは、いわゆるヘヴィメタルから派生したサブジャンルです。

メロデスについて語ると長くなるので省きますが、当然私もメロデスに夢中になりました。

専門店激プッシュ

いわゆる当時のメロデス界の三羽ガラス(勝手に命名)、イン・フレイムスアーク・エネミー(当時はこう呼んだ)、ダーク・トランキュリティから聴き始めました。

彼らのようなメジャーなバンドに飽き足らず、マニアックなバンドに関してもどんどん掘り下げていきました。

バイトで日銭を稼いでは、ヘヴィメタル専門店の輸入盤コーナーに通う日々・・・。

そんなある日、一枚のCDが私の目に止まりました。

「今、アホみたいに売れている!」とその専門店で一大プッシュされていたバンド、それが今回紹介するゲイツ・オブ・イシュターです。

Gates of Ishtar 『The Dawn of Flames』

爆売れにはワケがある

輸入盤チャートで快進撃

HM/HR専門誌BURRN!には、通常のチャートとは別で、輸入盤のセールスチャートが掲載されています。

そのチャートにおいて、このバンドは当時何ヶ月も一位になっていた記憶があります。つまり、その専門店の宣伝は、事実だったわけです。

叙情メロディーの波状攻撃

なぜこのバンドにそこまでの人気があったのか?

それは彼らの作品が、日本人メタラー大好物の、叙情メロディの宝庫だったからです。

表題曲を聴いてください。

冒頭から、ブラストビートとゲキ臭マイナー調のツインリードギターで、音の洪水です。

ドラマーは相当な手練れで、ここまでシャープなブラストビートはなかなかないでしょう。音がチープで、加工が少ないため、その凄さがさらに際立ちます。

さらには、中盤からピアノソロを挟むという変化球まで使って、これでもかとリスナーを泣かせにかかります。

メイデン直系のメロデス

本作では、キーボードも少なからず使われているので、ブラック・メタル的にも聴こえます。しかし、彼らは完全にアイアン・メイデンの亜流のバンドです。

楽曲のコアの部分は、正統派のメタルのリフや構成です。そして、この質がめちゃくちゃ高い。

この音はやはり、90年代の音ですね。初期のイン・フレイムスあたりが好きな人には、もうたまらないはずです。

最も「正統派」なセカンド

彼らは活動期間が短く、わずか三枚しか作品を残していません。

A Bloodred Path (1996)
The Dawn Of Flames (1997)
At Dusk And Forever (1998)

本作はセカンドに当たりますが、全三作で一番好みのアレンジです。

ファーストはデビュー作ということもあり、荒削りで音があまり良くないです。

サードは、アット・ザ・ゲイツのような、突進形の楽曲中心で、正統派の構築美がやや薄れました。(しかし、好きな人は多いスタイル)

セカンドである本作は、正統派メロディック・デスメタルとでもいうような、ドラマチック且つ王道ともいえる展開の楽曲ばかりです。

ボーカルは、地声がダミ声タイプのデス声です。(伝わります?)

天使のデス声こと、ダーク・トランキュリティのミカエル・スタンネに近いです。

聴いてると脳内に大量のエンドルフィンが出て、多幸感が半端ないです。(かなり人による)

クセになる北欧メロデスの世界観

ジャケットに見る「エセ勇者御一行」

ジャケット見てください。

ゲイツ・オブ・イシュター アルバム 写真 ブログ用 2

どうですか、これ。

いや、ほんと、どんな人生歩んだら、こんなジャケットの作品作ろうと思うんですかね。

ドラクエの間違ったローカライズみたいな、日本人には違和感しかないデザインです。

それにしても、この真ん中のオネーちゃんどうですか?

ゲイツ・オブ・イシュター アルバム 写真 ブログ用 3

この装備でこれから戦う気なんですか?油断させて寝首をかく作戦なんでしょうか。

自分の息子がメジャーデビューすると聞いて、そのアルバムジャケットこれだったらどうします?どこで育て方間違えたんかなと、頭抱えますよね?

しかし、このジャケットは、果てしなく壮大な物語を想像させてくれます。

北欧メロデスの世界観に酔いしれる

北欧のメロデスは、世界観が良いんです。

ブラック・メタルまで行くと、私なんかはちょっと引いてしまいます。(それでも当時結構買いました)

ガチ過ぎるんですよね。宗教観が違う東洋人にはハードル高めです。

一方メロデスは、神話とかをモチーフにしていることが多く、ファンタジー要素が強めでワクワクします。

彼ら以外にも、名盤といわれるメロデス作品は、いずれもジャケットが良いです。

音とジャケットのシンクロ率が高くて、その作品の拘りがヒシヒシと伝わってきます。

別バンドですが、これなんか典型的です。

このジャケットだけで、ご飯三杯いけますね。

トトオのオススメ名曲ランキング

トトオ
トトオの
オススメ名曲
ランキング

1位『Dawn Of Flames』
2位『Perpetual Dawn』

3位『Dreamfields』

終わりに

褒めているのか貶しているのか、自分でもよくわからないレビューですが、私はとにかくこの作品が大好きです。

この作品を聴いていると、何か一つのことにあそこまで夢中になれたのは、やはり若さゆえかと、切ない気持ちになります。

失われた青春を感じて、気付けばメロディの洪水とともに咽び泣いています。

ちなみに、需要があるとは到底思えないのですが(失礼)、本作は2016年にリマスターされています。

残念ながら、あのエセ勇者御一行のジャケは一新されてしまいました。

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