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【世界に誇る浪速のラモーンズ】少年ナイフ『Rock Animals』/ トトオのオールタイムベスト⑥

少年ナイフ アルバム 写真 ブログ用 オールタイムベスト

トトオです。

今回のオールタイムベストは、

世界に誇る、

ジャパニーズロックバンドの名盤を紹介します。

前回記事はコチラです。

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少年ナイフについて

有名な大阪のスリーピースバンドです。

80年代初期から活動しているので、

もう相当なキャリアですね。

今もまだ現役というのが凄い。

数少ない、海外(特に欧米)でも人気のある

日本のロックバンドでしょう。

ニルヴァーナが現役だった時に、

一緒にツアーをしたのは、非常に有名な話です。

日本人として(ひいては関西人として)、

ちょっと誇らしかったですね。

日本で、一番有名な少年ナイフの楽曲は、

おそらく、このカバー曲でしょう。

今30代くらいの人は、

「学校へ行こう!」を

思い出すのではないでしょうか。

この曲以外なら、

『飲茶楼で、めちゃうまかろう』かな・・・。
(これ作詞、太田光だったんですね)

『Rock Animals』

93年発表の、メジャーセカンドアルバムです。

キャッチー且つポップなガールズロック名盤
少年ナイフならではの深遠な詩的世界
中谷美智枝の素晴らしいベースプレイ

キャッチー且つポップなガールズロック名盤

少年ナイフを「ガールズロック」と呼ぶのには、

やや抵抗があるのですが、

やはり一般的な感覚では、

彼らは「ガールズロック」バンドでしょう。

同時代に活躍したガールズロックバンドは

数多くありますが、

これだけすばらしい楽曲揃いの作品は

ちょっと聴いたことがないです。

80年代の少年ナイフ作品は、

より荒削りなパンク曲が多いのですが、

90年代にメジャーデビューしてからは、

かなりスケールアップしています。

本作のミックス担当はドン・フレミングです。

ティーンエイジ・ファンクラブとの仕事が、

とても有名ですね。

彼が関わった作品は、

メロディの良さがストレートに伝わる作りです。

全曲素晴らしいですが、

『Brown Mushrooms』や、

『Music Square』あたりは、

その中でも突出して良い出来です。

海外のオルタナバンドの良いところと、

邦楽的なロックバンドの良いところが、

バランスよくミックスされています。

これを聴く限りは、大阪ラモーンズよりもは、

大阪ピクシーズというくらいがしっくりきます。
(ピクシーズより古いバンドですが)

少年ナイフの楽曲は、

「60-70年代のロックの良さを体現している」

という意見が散見されますが(特に欧米)、

このレトロ風な楽曲を、東洋人の女性が演奏する、

という異質の組み合わせが、

海外でも特にウケた理由でしょう。

少年ナイフならではの深遠な詩的世界

この作品は、英語版と日本語版の、

二種類がリリースされています。

私は日本語版を聴いていますが、

彼らの唯一無二の世界観が楽しめます。

本作では、絵本の中に飛び込んだかのような、

不思議な詩的世界が広がります。

これらの詩が、

シンプル且つ美しいメロディの楽曲と

抜群に相性が良く、一体感が非常に高いです。

実はメッセージ性も籠められているのですが、

彼らのフィルターを通すことで、

あくまで彼らの世界観として表現しています。

これぞアーティストって感じですね。

中谷美智枝の素晴らしいベースプレイ

この時代は、まだベースがみちえさんですが、

本作では彼女の個性が爆発しています。

全11曲中4曲がみちえさんの楽曲です。

直子さんのロック調の楽曲とはまた毛色が違い、

アルバムのバラエティが広がっています。

特に、『Catnip Dream』は傑作で、

全世界の猫好きは必聴です。

楽曲も素晴らしいのですが、

彼女のベースライン及びプレイは、

非常に巧みです。

そもそもスリーピースバンドなので、

ベースの存在感は大きいのですが、

楽曲のコアがベースになっています。

この辺のバランス感覚が、

バンドの個性にうまく繋がっていた時代ですね。

オススメ名曲ランキング

トトオ
トトオの
オススメ名曲
ランキング

1位『Strawberry Cream Puff』
2位『Music Square』
3位『Brown Mushrooms』

終わりに

少年ナイフの凄さは、長いキャリアでも、

マイペースに活動を続けていることでしょう。

これだけ国際的に人気があって、

自分たちのスタイルは不動で、

数十年活動を続けている、

そんな日本のバンドは、

彼らをおいて他にないでしょう。

最近であれば、

BABYMETALが欧米で人気ですが、

その30年も前に、自分たちの実力で、

欧米でも人気が出た彼女たちは、

今こそ再評価されるべきではないでしょうか。

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