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【RADWIMPSもKing Gnuも聴いた!】Radiohead 神曲『Karma Police』レビュー

Radiohead OK Computer 写真 ブログ用 音楽

トトオです。

2020年現在、

最もその名を耳にする邦楽ロックバンドといえば、

King Gnuでしょう。

おそらく、

2020年代を代表するロックバンドとして、

これから活躍すると思います。

少し遡って、

2010年代の邦楽ロックの代表格といえば、

RADWIMPSで、

大きな異論はないでしょう。

個人的には、

どちらのバンドも、

かつての邦楽ロックとは、

異質なものを感じます。

この二つのバンドが、

共通して影響を受けたバンドとして、

イギリスのRadiohead/レディオヘッドを、

挙げていました。

今回、彼らが特に影響を受けた作品、

Radioheadのアルバム『OK Computer』の、

名曲『Karma Police』について

記載します。

Radioheadについて

詳細のバイオは、

Wikipediaに譲りますが、

1992年にメジャーデビューした、

イギリスのバンドです。

結成当初から、今に至るまで、

メンバーチェンジはない五人組です。

1993年のメジャーデビューアルバム

『Pablo Honey』に含まれるシングル、

『Creep』が爆発的にヒットして、

一躍人気バンドになります。

この時代は、UKは良いバンドが多く、

Blur
Manic Street Preachers
Suede
The Stone Roses
Oasis

など、どのバンドも、日本でも大人気でした。

これらの有名なバンドの中でも、

Radioheadは、

最も影響力のあるバンドになりました。

それは、

1997年に彼らが発表した、

『OK Computer』によるところが大きいです。

『OK Computer』について

ファーストの『Pablo Honey』を出した、

二年後に彼らはセカンドアルバムとして、

『The Bends』を発表します。

このアルバムの完成度は凄まじく、

ギターロックの歴史的な傑作と言えます。

彼らはその二年後、

1997年にサードアルバム

『OK Computer』を発表します。

このアルバムで、彼らは劇的に変化しました。

実験的、且つ、挑戦的な作風で、

ロックという音楽表現のステージを、

一つ押し上げたといっても過言ではないです。

ギターロックバンドとしての、

完成形のような作品を、

セカンドアルバムで作ってしまったがゆえに、

異なるアプローチを取らざるを得なかったと、

勝手に想像します。

神曲『Karma Police』について

『Karma Police』は、

『OK Computer』からのセカンドシングルです。

King Gnu常田大希氏が、

Radioheadの一曲として、

この『Karma Police』を挙げていました。

ピアノをフィーチャーしたバラードです。

セカンドアルバム『The Bends』でも、

彼らは素晴らしいバラードを書いてきました。

ちなみに、個人的に最も好きな曲も、

『The Bends』のバラード、

『Fake Plastic Trees』です。

どれも、物憂げな楽曲ばかりでしたが、

この『Karma Police』は、

それらと比較しても、

ぶっちぎって暗いです。

アコギとピアノの繊細なメロディですが、

ドラムやベースは比較的ラウドで、

静けさの中にも、激しさを感じます。

ボーカルの表現力は、

ここで極限に達し、それまでの繊細さを越えて、

悟りの境地にたどり着いたかのようです。

『カルマ』というキーワードが、

使われているとおり、

ある種、宗教的な雰囲気も匂わせる、

かなり抽象度の高い歌詞です。

また、

この曲を語る上で欠かせないのが、PVです。

Radioheadは、

『The Bends』辺りから、

PVに映画的手法を採用しており、

これがバンドの人気に拍車をかけました。

この『Karma Police』も、

PVというよりも、

ショートムービーのようなクオリティです。

この映像からファンになった人も多いと思います。

しかし、恐ろしく暗いですね。

余談になりますが、

この楽曲について、

ボーカルのトム・ヨークは、

The Beatles『Sexy Sadie』の影響を、

明言しています。

比べて聴くと、

確かにピアノのメロディはかなり似ています。

The BeatlesRadioheadのような、

鬱っぽい雰囲気は全くなく、

軽妙な感じで、

ボーカルハーモニーが素晴らしいです。

最後に

現代の海外のロックシーンで、

Radioheadの影響を全く受けていないという、

メジャーなバンドは皆無ではないでしょうか。

それほど、大きな影響のあるバンドですが、

日本においても、

最も人気のあるバンドは、

やはり影響を受けているようです。

現在活躍しているバンドの年齢層は、

おそらく30歳前後であることを考えると、

リアルタイムで影響を受けたわけではなく、

後追いで聴いている可能性が高いです。

且つての名曲が、

現代の最先端の音楽シーンにいる人たちまで、

聴き続けられているのは、凄いことだと思います。

King Gnuを気に入って、

そこからRadioheadにさかのぼって、

更に音楽が好きになる人や、

洋楽を聴くきっかけになる人が増えて、

邦楽が更に発展していくことを、

期待します。

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