トトオです。
先日、メタル界では驚きのニュースがありました。
チルドレン・オブ・ボドム(以下COB)の、
アレキシ・ライホが41歳という若さで、
亡くなったそうです。
今回から二回に分けて、私の個人的な、
COB及びアレキシ・ライホの思い出を書きます。
メロデスと大学と私
高校時代メタルに開眼した私ですが、
大学生になってからも、
その熱は高まるばかりでした。
いわゆる正統派なメタルを始めとして、
よりニッチなスタイルのバンドも、
貪欲に聴きあさりました。
別記事で書きましたが、高校の時に
イン・フレイムスの『Whoracle』を聴いてから、
メロディックデスメタルは、
かなり聴き込んでいました。
もっと色々なメロデスバンドを聴きたいと思って、
メタル専門店にも通うようになりました。
ここでは、国内盤が発売されていないような、
マニアックなバンドも多数取り扱われていました。
当時はネットが発達していませんので、
新しいバンドを聴いてみるのは、
結構勇気のいることでしたが、
いくつか好きなバンドが見つかりました。
これとか大好きでしたね。
(まさかリマスターされているとは)
そんな時、ほぼ前情報なしに、
あるバンドの作品を購入して、衝撃を受けました。
それが、COBのファーストアルバム
『Something Wild』です。
『Something Wild』の衝撃
97年発売のCOBのデビュー作です。
私はたまたま専門店で輸入盤を見つけて、
98年に購入しました。
今確認しましたが、
NUCLEAR BLAST AMERICAの、
Monthly Giveawayの申込用紙が入っていました。
こういうの当時たまに見かけましたが、
日本から登録しても、
送ってもらえたんでしょうか・・・。
それはさておき、
ほぼ前情報なしで買いましたが、
私が手に取ったと言うことは、
すでにかなり人気が出ていて、
売り場でもプッシュされていた、
ということでしょう。
この作品では、
ネオクラシカルデスメタルとでもいうような、
(ネオクラシカルブラックメタルでも可)
独特の世界が繰り広げられていました。
私は当時、
ネオクラシカル系のバンドがあまり好きではなく、
その手の速弾きギタリストの作品も、
それほど聴きませんでした。
(と言っても、
非メタラーの10倍は聴いていましたが)
本作を最初に聴いた時は、
このタイプか、とちょっとガッカリしたのですが、
聴いていくと徐々に印象が変わってきました。
クラシカルなフレーズは、
確かにかなり重要ではあるのですが、
スラッシュメタルっぽい、
縦乗りのギターリフが格好良いのです。
また、ボーカルの抜けの良いカラッとした、
吠える感じではないデスボイスも、
このサウンドと相性良しです。
(初めて聴いた時は、
やや間抜けに聴こえて笑えましたが)
また、ギター以上に目立つ
キーボードの存在感にも惹かれました。
まだ10代だった私は、
ハードなスタイルのメタルには、
キーボードは不要と思うほどでしたが、
この作品を聴いて、完全に考えが改まりました。
気づけば、毎日のようにこの作品を聴いて、
大ファンになっていました。
特に好きだった楽曲は『Deadnight Warrior』や、
『Lake Bodom』あたりです。
確か、Burrn!でも露出はかなり増えてきて
活きの良い新人バンドという感じで、
盛り上がってきていたはずです。
ネオクラシカルデスメタルについて
少し話は逸れますが、
COBのジャンルは何でしょう?
ボーカルスタイルはデスボイスですし、
間違いなくメロディックさを信条としているので、
メロディックデスメタルと言えるはずです。
しかし私はどうも、
COBをメロデスと呼ぶことに、
しっくりこないのです。
私の中で、メロデスは初期イン・フレイムスや、
ダーク・トランキュリティのイメージが強烈で、
彼らのようなアイアン・メイデンの亜流以外は、
どうもメロデスという言葉が馴染まないのです。
これとか、
これですね。
COBは、デスボイス以外の部分は、
ネオクラシカルメタルのスタイルに、
かなり近いので、
これに「デス」要素を足した名前、
「ネオクラシカルデスメタル」が、
自分では一番しっくりきます。
(ネオクラシカルブラックメタルも可)
世間的には、COBはシンプルに、
「メロデス」で呼ばれることが多いようですが、
私は勝手に、
「ネオクラシカルデスメタル」バンドとして、
彼らをカテゴライズしています。
(異論は認めます)
もっと言うと、本当は、
「ネオクラシカルメロディックデスメタル」
くらい言いたいのですが、
頭がおかしい人と思われそうなので、
ここはグッと我慢します。
次回予告~『Hatebreeder』と来日公演
と、どうでも良いことを長々書きましたが、
本編に戻ります。
『Something Wild』にハマった1998年、
近々イン・フレイムスが、
待望の新作を発表すると知りました。
というところで、次回に続きます。
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