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【追悼アレキシ・ライホ】Children of Bodomとネオクラシカルデスメタルと私②

チルドレン・オブ・ボドム アルバム 写真3 ブログ用 音楽

トトオです。

前回では、COBとの出会いと、

『Something Wild』について書きました。

【追悼アレキシ・ライホ】Children of Bodomとネオクラシカルデスメタルと私①
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今回は、二作目の『Hatebreeder』と、

来日公演の思い出について書きたいと思います。

トイズファクトリーデスメタル三羽ガラス

99年、イン・フレイムスが待望の新作、

『Colony』を発表しました。

【好きですメロデス】イン・フレイムス/In Flames 年代別作品ランキング(1990年代編)
【2021/1/30:追記】 トトオです。 チルドレン・オブ・ボドム記事に、 90年代イン・フレイムスの、 来日の思い出も併せて書きました。 トトオです。 みなさん好きですよね? メロデス。 メロデスという言葉を聴くだけ...

当時Burrn!では、すでにイン・フレイムスは

別格的な扱いのバンドになっていました。
(ファン目線ですが)

このイン・フレイムスの新作は、

アーク・エネミーの新作と同時発売という、

衝撃のニュースまでありました。
(まだアーク・エネミーと呼んでます)

レーベルがどちらもトイズファクトリーなので、

この二作品を合わせて、

当時大々的に宣伝されていました。

ついでに、というのもおかしいですが、

ほぼこれらの作品と同時期に、

トイズファクトリーから、

COBの二作目も発売されることになりました。

私はこの三バンドの新作を発売日に購入しました。

全く関係ないですが、同時期のトイズからは、

ミスチル『DISCOVERY』も発売されていて、

これもよく聴きました。

当時のトイズのラインナップはどうかしてますね。
(現在洋楽はトルーパーとして独立したようです)

セカンドアルバム『Hatebreeder』

COBの二作目『Hatebreeder』は、

一作目から順当に進化しており、

彼らのスタイルが、確固としたものになりました。

一作目は、楽曲数が少なく、

やや物足りない感じがしましたが、

二作目の本作は、

フルアルバムとして十分な楽曲の量と質です。

初っ端かららしさ全開の『Warheart』

スラッシュなリフとネオクラシカルなメロディの

ハイブリッドなタイトル曲『Hatebreeder』

バンド名を冠した、

これぞCOBな『Children Of Bodom』など、

文句なしの出来です。

ちなみに、本作唯一の公式PVはこの楽曲です。

既述の通り、トイズからは、

イン・フレイムス『Colony』
アーク・エネミー『Burning Bridges』

の二枚が同時期に発売されましたが、

これまたどちらも素晴らしい出来で、

当時はこの北欧三バンドばかり聴く毎日でした。
(イン・フレイムスは別記事参照)

アーク・エネミーの本作では、

『Silverwing』ばかり取り上げられますが、

個人的には、頭の二曲が最高に好きですね。

地球上最強のデスメタル兄弟ですが、

やっぱりお兄ちゃんの方が、

良いギターソロ弾くんですよね。
(CENTURY MEDIAは、
 もう少し画質を気にした方が・・・)

しかしながら、同時購入したこの三バンドの中でも、

特にイン・フレイムスには、没頭しており、

来日したら、必ず見にいくと決心していました。
(メイデンかイン・フレイムスかくらい好きだった)

来日公演 インフレイムス with COB with 何か

心待ちにしたイン・フレイムスの、

来日公演情報を見ると、

なんとCOBが前座で帯同するということです。

しかもさらに、

アレキシとイン・フレイムスのイェスパーによる

プロジェクトバンド、

シナジーまで参加するようです。

これはもう行くしかない、ということで、

チケットを取って、今はなき梅田HEATBEATまで、

ライブを見に行きました。

梅田HEATBEATは、

当時大阪駅近くにあったライブハウスです。

地下鉄の梅田駅から、

梅田ダンジョンをひたすら西に歩いていきます。

ちなみに、ライブ当日まで、

私はCOBとイン・フレイムスは、

徹底的に聴き込みましたが、

結局シナジーだけは聴きませんでした。
(Burrn!の評価がいまいちだったからかも)

オープニングアクト COB

ライブ構成は、

オープニングアクトにCOB、

スペシャルショーにシナジー、

大トリにイン・フレイムスという順番でした。

オープニングのCOBを見た印象は、

「とにかく若い!曲が速い!」というものでした。

この時アレキシはまだ20歳ほどです。

しかし、まさか目の前のアレキシが、

私とほぼ同世代とは知りませんでした。

アレキシのクラシカルなギタープレイと、

聴きやすいデスボイス、

キーボードのヤンネの安定したプレイが、

印象に残っています。

但し、やはりキャリアが浅いことや、

当日はイン・フレイムスが、

メインアクトであるということもあり、

客の盛り上がりはそれほどではありませんでした。

またCOBは、楽曲がかなり速かったこともあって、

客が首を振りにくく、

前方でも棒立ちの客が多かったように覚えています。

私は、大好きだったCOBを、

目の前にしているにもかかわらず、

あまり盛り上がっていないライブに、

少しガッカリしてしまいました。
(あくまで私の印象です)

ちなみに、このツアーのライブは、

東京の音源が公式に発売されています。

特別ゲスト シナジー

シナジーは、

キンバリー・ゴスがボーカルですが、

まさに正統派メタルという感じでした。
(この時点でアレキシと付き合っていたかは不明)

このバンドのライブには、

イェスパーやアレキシも参加していたはずですが、

曲数も少なく、認知度も低かったのか、

客の盛り上がりもそれなり、といった感じでした。

大トリ イン・フレイムス

その後のイン・フレイムスのライブは、

やはりメインアクトだったこともあり、

盛り上がり方が半端ではなかったです。

私もまだ若かったので、

かなり前列の方にいましたが、

確か一曲目の『Embody the Invisible』から、

客が一斉に前に押し寄せて、

会場全体が人の波と音圧で揺れまくって、

本当に死ぬかと思いました。

それでも、至極のメロデス楽曲の数々と、

目の前の若いメンバーを目の前に、

心の底から感動し、

大満足のライブとなりました。

私はその日以来、

さらにイン・フレイムスにのめり込み、

それとは逆に、

急速にCOB熱は冷めてしまいました。

その後のCOBと私

その後しばらくして、

三作目『Follow the Reaper』が発売されましたが、

私は購入しませんでした。

その後の作品では、

『Hate Crew Deathroll』の評判が、

とてもよかったこともあり、

これは聴きましたが、結局ハマりませんでした。

そこから何年も経ち、

COBが分裂騒ぎになっているという、

ニュースを見たのも束の間、今回の訃報です。

私はアレキシとほぼ同い年ですが、

大学生だった私が見に行ったライブでは、

彼はまだ20歳ほどだったわけで、

そんな彼がもう亡くなったと思うと、

ちょっと信じられないような気持ちです。

今回、当時ハマったCOBの初期二作品を

改めて聴き直しましたが、

当時の感動がはっきり思い出されました。

私はCOBの2000年代以降の作品は、

ほとんど聴いていませんでしたが、

これから少しずつ、当時を偲びながら、

聴いていていこうと思います。

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