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【『車輪の唄』のルーツ?】BUMP OF CHICKENとPride & Glory(Zakk Wylde)

BUMP OF CHICKENとPRIDE & GLORY ブログ用 音楽

トトオです。

『車輪の唄』

知っていますか?

BUMP OF CHICKEN『車輪の唄』
BUMP OF CHICKEN「車輪の唄」作詞・作曲:藤原基央編曲:BUMP OF CHICKEN & MOR錆び付いた車輪 悲鳴を上げ僕等の体を運んでいく 明け方の駅へとペダルを漕ぐ僕の背中寄りかかる君から伝わるもの 確かな温もり線路沿いの上り坂で「もうちょっと、あと少し」後ろから楽しそうな声町はとても静か過ぎ...

リリース当時、

ラジオで聴いて感動した記憶があります。

カントリー調のギターや、

マンドリンが印象的な、

BUMP OF CHICKENの人気曲です。

(アルバム『ユグドラシル』収録)

私はバンプの曲なら、これが一番好きです。

今回は、

そんなBUMP OF CHICKENの、

ボーカル兼ギターの藤原基央氏の

ギターヒーローであるという

Zakk Wylde/ザック・ワイルドと、

個人的には、

『車輪の唄』のルーツだと考えている

そのザック自身のバンド、

Pride & Glory/プライド・アンド・グローリー

を紹介します。

Zakk Wylde/ザック・ワイルドについて

ザックは、

1988年に、ヘヴィ・メタル界の大御所、

Ozzy Osbourne/オジー・オズボーン

オーディションに合格し、

ギタリストとして

彼のバンドに加入します。

その後、紆余曲折ありながらも、

20年近くに渡り、

オジーとの関係は続きます。

藤原氏は既述の通り、

ザックが

彼のギターヒーローである

とインタビューで明言していますが、

これはバンプとザック・ワイルド時代の

オジー・オズボーン作品を聴き比べると

よくわかります。

そもそも、

重層的なギターから構築される

バンプの音楽スタイル自体が、

ハードロック・メタルの影響が大きいです。

(初期は、メロコアの影響も見られますが)

ザック・ワイルドのギタープレイは、

分厚いディストーションサウンドに、

超ヘヴィなギターリフで、

同時代のヘヴィメタル界では、

大きな影響力がありました。

これは代表曲ですが、

ギターソロの強烈なチョーキングが、

印象的です。

Pride & Glory/プライド・アンド・グローリーについて

1991年に、オジーの作品

No More Tearsが発表された時期に、

ザックは、

Pride & Glory/プライドアンドグローリーを、

自身のサイドプロジェクトとして結成します。

No More Tearsで、

オジーは音楽から引退するとしていたので、

その影響もあったのかもしれません。

(結局、全然引退しませんでしたが)

このプライド・アンド・グローリーは、

ジャンルとしては、

ヘヴィ・メタルが基礎になるのは

間違いないですが、

ザックのルーツである、

カントリーやサザンロックと

ヘヴィメタルを混ぜたような

独特なスタイルでした。

今聴くと、カントリー調ではあるものの、

ザックのヘヴィなギターの存在感に、

驚かされます。

このバンドは、ギターもさることながら、

なによりザックの歌声が素晴らしいです。

藤原氏は、

ザックがサザンロックの影響を

受けていることを知り、

自身もサザンロックに、

傾倒していったようです。

『車輪の唄』に見られるような、

カントリー調の曲は、

明らかにプライド・アンド・グローリー

をルーツとしているように思います。

ちなみに、

プライド・アンド・グローリーは、

一枚しかアルバムを発表していません。

(最近リイシュー盤が出ました)

バンプが受けたサザンロックの影響

Lynyrd Skynyrd/レーナード・スキーナード

また、藤原氏は他にも、

Lynyrd Skynyrd/レーナード・スキーナード

など、かなり古いバンドまで、

遡って聴いていたようで、

バンプのルーツには

サザンロックがかなり深く、

根差しているようです。

個人的に、バンプには、

かなり現代的で、

洗練された印象を持っていたので、

レーナード・スキーナードの影響を、

受けていると知った時は、

正直かなり驚きました。

Alice in Chains/アリス・イン・チェインズ

また、

プライド・アンド・グローリーのような、

サザンロックやカントリーと、

ヘヴィなギターの融合というスタイルは、

アメリカのオルタナティヴ・ロックバンド、

Alice in Chains/アリス・イン・チェインズ

も、思い出されます。

この作品は、

当時アメリカで大ヒットした作品ですが、

プライド・アンド・グローリー

同時期であり、

お互い影響があったと考えられます。

アリス・イン・チェインズのギタリスト、

Jerry Cantrell/ジェリー・カントレルは、

メタル界の大御所

METALLICA/メタリカが演奏した、

レーナード・スキーナードのカバー曲にも

参加しており、

このあたりは、ジャンルを超えて、

繋がっていることがわかります。

そもそも、藤原氏は、

ハードロック・メタルからの影響を、

公言しているため、

このあたりもフォローしている可能性は

大きいですね。

終わりに

BUMP OF CHICKENは、

現在の若い世代のバンドに、

与えた影響が大きいです。

そのため、

藤原氏というフィルターを通じて、

彼の聴いた洋楽が、

現在の多くのバンドにも、

流れているのだと思います。

米津玄師氏や、RADWIMPSあたりが、

バンプを通じて、

Pride & Gloryの影響を、

受けていると想像すると、

メタラーとしては、かなり胸熱です。

今日は、

ザック・ワイルドのギターサウンドに、

しみじみ、酔いしれたいと思います。

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