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【YOSHIKIも友達】マリリン・マンソン/Marilyn Manson 年代別作品ランキング(1990年代編)

MARILYN MANSON アルバム 写真 ブログ用 音楽

トトオです。

90年代後半から2000年代前半、

ロック界では、

ミクスチャー・ヘヴィロックが席巻しており、

メタラーだった私は、

当然このブームに強く影響を受けました。

この時代、このブームの波に乗り、

最も人気があったアーティストの一人は、

マリリン・マンソンでしょう。

今回は、マンソンの、90年代の作品を、

オススメランキング形式で紹介したいと思います。

この記事は以下の人にオススメです。

hideやYOSHIKIとの絡みで気になる存在
ホラー映画やお化け屋敷が大好き
最新作発表のニュースでちょっと気になる

マンソンと私

メタルが好きだった私は、

インダストリアルメタルというジャンルも

当然よく聴いており、

その中の一バンドとして、

マンソンを聴き始めました。
(ナイン・インチ・ネイルズ
 ロブ・ゾンビも好きでした)

私は音楽以外では、

サブカルチャーにものめり込んでいたため、

まさにアウトサイダー然とした、

マンソンを好きになるのは必然でした。

当時発売されていたものは、

ビデオも含めて全て持っていたはずです。
(さすがにVHSは処分しました)

年代別作品ランキング(1990年代編)

ディスコグラフィー

マンソンの詳しいバイオは、

例の如く、Wikipediaに譲るとして、

90年代は以下の作品を発表しています。

Portrait of an American Family (1994)
Smells Like Children (1995)
Antichrist Superstar (1996)
Mechanical Animals (1998)

『Smells Like Children』はEPですが、

非常によくできた作品で、

当時はアルバムとして私は聴いていたので、

今回アルバム扱いとしてカウントしました。

それでは、例のごとく、

個人的に好きなランキングで発表します。

4位 『ポートレイト・オブ・アン・アメリカン・ファミリー/Portrait of an American Family』

94年発表のファーストです。

この時期のルックスは、

まだ危ない兄ちゃんくらいの雰囲気で、

のちの魔界転生的な感じはないですね。

タイトル通り、

病んだアメリカ社会がテーマです。

おどろおどろしい感じは多少ありますが、

ノリ自体はまだ軽いです。

キャッチーな曲が多いのですが、

やはり全体的にB級臭が強く、

本気の悪ふざけは次作から、という感じです。

大半の曲がマンソンと、

ギターのデイジー・バーコウィッツで、

書かれています。

ギタリストの作曲した曲が多いせいか、

ギターリフが印象的です。

ギターのディストーションもそれほど分厚くなく、

キーボードの使い方も、

ちょっとしたアクセントと言った感じで、

普通のロックバンドっぽいです。

トレント・レズナーが既に絡んでいますが、

確かに初期のNINの雰囲気にやや似ています。

本作の歌詞ですが、英語詞なので、

それほど抵抗なく日本人は聴けますが、

本当に酷い歌詞です。
(ヘタクソという意味ではない)

シングル曲は控えめですが、

アルバム曲はえげつないですね。

マンソンの歌は、当時からよく

「下手ウマ」とか言われてましたが、

この時はシャウトが大半なので、

歌唱力の判断は難しいです。

しかし、どういう育ち方をしたら、

こうなるのでしょうか。
(実は自伝に書いてあります)

ちなみに、このアルバムだと、

シングルではないですが、

『Dope Hat』が特に好きですね。

次作以降の橋渡し的な曲で、

キーボードがフィーチャーされていて、

アレンジが絶妙です

まさにB級カルトロックと言った感じですが、

ロブ・ゾンビのバンド時代、

ホワイト・ゾンビに雰囲気が近いです。

こういうチープな雰囲気で

格好良いバンドって、

意外と少ないんですよね。

トトオ
トトオの
オススメ曲

『Cake and Sodomy』
『Lunchbox』
『Dope Hat』

3位 『スメルズ・ライク・チルドレン/Smells Like Children』

95年発表のEPです。

EPですが、曲数が多く16曲もあります。

前作はちょっと危ない兄ちゃんたち、

といった感じでしたが、

本作はサーカスや見世物小屋風といった感じで、

かなり意識的に演出しています。

この時期でも、まだそれほど、

インダストリアルメタル色は強くなくて、

おどろおどろしくもキャッチーな

ヘヴィロックをやっています。

ただし、次作での大成功の布石は、

本作収録のこのカバー曲のおかげでしょう。

ビジュアルがホラー映画ばりのクオリティになり、

パブリックイメージが劇的に強化されました。

ユーリズミックスのカバーですが、

やはりこれが彼らの転機の一曲でしょう。

原曲はこちらですが、

やはりこの選曲のセンスが抜群ですね。

マンソンは、

ニューウェイヴ・エレポップ系の

影響が大きいようで、

この後のカバー曲もそっち系が多いです。

と言いながらも、

本作にはパティ・スミスのカバーも入っています。

この曲のカバーをやるのは、

結構勇気が必要だったようで、
(誤解される可能性が高いため)

丁寧に意図を解説している発言もありました。

“This song isn’t about racism.
 It’s about standing up for yourself”

今の時代なら、大炎上間違いなしですね。

 

トトオ
トトオの
オススメ曲

『Sweet Dreams (Are Made of This)』
『Rock ‘n’ Roll Nigger』

2位 『アンチクライスト・スーパースター/Antichrist Superstar』

96年発表のセカンドアルバムです。

オリジナルアルバムとしては、

『ポートレイト・オブ・アン・アメリカン・ファミリー』から、

二年強というわずかな期間しか空いていませんが、

劇的に変化しています。

タイトルからわかるように、

それまでの悪ふざけ的な雰囲気から一転、

完全に本気モードのスイッチオンです。

作品のテーマが反キリスト教ですが、

本格的なブラックメタルバンドとは違って、

シアトリカルに見せるための手法として、

このコンセプトを選んだと考えられます。
(私の理解では)

北欧のガチ勢とは、筋が違います。

(ずっと「ディム・ボガー」と呼んできましたが、
 いつから「ディム・ボルギル」に?)

マンソンに話を戻して、

本作では、自分を神格化して、

独裁者や教祖のように振る舞うあたり、

意外と下積みが長かったマンソンの、

演出の巧みさを感じます。

特にこのビデオは素晴らしいです。

有名曲、人気曲が

多数収録されている作品ですが、

前作までとは完成度が段違いです。

本作前に、ギターのデイジーが脱退したため、

ベースのトゥイギー・ラミレズや、

キーボードのマドンナ・ウェイン・ゲイシーの、

作曲貢献度が上がったことが、

結果的に功を奏しました。

コンセプトアルバムですが

全くスキのない作品で、

楽曲もビジュアル面も、

作り込みが尋常ではないです。

この当時のマンソンのヴィジュアル面は、

日本人アーティスト、

スクリーミングマッドジョージが

プロデュースしています。

当時、私は一日本人として、

勝手に誇らしげな気持ちになっていました。

この曲のおどろおどろしい雰囲気を見ると、

戸川純を思い出すのは、私だけでしょうか。

それはさておき、

やはりマンソン最大のヒット作は、

こちらでしょうか。

ビジュアルと曲の一体感が凄まじいですが、

何より曲がキャッチーで耳に残るんですよね。

そりゃ人気出るわって感じです。

他、アルバム曲だと、

『Angel With The Scabbed Wings』が好きです。

とにかく隙がない作品で、

マンソンの代表作は未だにこれでしょう。

トトオ
トトオの
オススメ曲

『Irresponsible Hate Anthem』
『Cryptorchid』
『Angel with the Scabbed Wings』
『Man That You Fear』

1位 『メカニカル・アニマルズ/Mechanical Animals』

98年発表のサードアルバムです。

この作品の発売当時、

ジャケットのインパクトが強かったためか、

どのレコードショップに行っても

この作品がドーンとディスプレイされていました。

この当時のマンソン人気は日本でも凄くて、

色々な日本のロックミュージシャンが、

このアルバムについて語ったりしていました。
(V系が多かったですが)

この時期の特撮(大槻ケンヂ)に、

『マリリン・マラソン』なんて曲も、

ありました。

本作の中身は前作とは打って変わって、

非常にポップな仕上がりです。

代表曲は『Rock Is Dead』あたりですが、

なぜか公式ではビデオがアップされておらず、

映画の権利関係の事情でしょうか。
『Matrix』で使われていました)

『The Dope Show』を聴いてもわかりますが、

オーソドックスなロックサウンドです。

ルックスも楽曲も、

かなりグラムロックっぽいです。

デヴィッド・ボウイのパクリ的に言われますが、

マンソンは時期によって作品の振り幅が大きく、

この時期は確かにボウイっぽいですが、

キャリア全体で見ると、そうでもないです。

このアルバムは、とにかく良い曲が多くて、

過去最高のポップさとキャッチーさです。

マンソンの全ビデオでも、

最も好きな作品が『Coma White』です。

本作の作曲のキーマンは、

前作でも貢献度が増した、

ベースのトゥイギーです。

彼は本当にキャッチーな曲を書くのが上手いです。

シングルカット曲が人気ですが、

アルバム収録曲も良い曲目白押しです。

アルバム全体の完成度は、

『アンチクライスト・スーパースター』が上ですが、

楽曲の充実度なら、

こちらに軍配が上がると思います。

トトオ
トトオの
オススメ曲

『Great Big White World』
『I Want to Disappear』
『New Model No. 15』
『The Last Day on Earth』

終わりに

マンソンは、

1990年代中盤から爆発的に人気が出て、

2000年代に入って失速し、

その後、ある程度持ち直して、

そのまま安定した人気を今もキープしています。

2000年代に入ってからの失速は、

単に流行が終わったという側面もありますが、

作品の性質を考えると、

ある種必然とも考えられます。

作品を数えるにつれて、

嗜好性が高くなっていったため、

自然とユーザーが選別されていきました。

セールスの落ち込みが発生しましたが、

長期的に見ると、

自分のやりたいことについてくるファンが、

一定離れず残った形なので、

これで良かったのではないでしょうか。

その証拠に、今も現役で作品を発表しています。

2000年代は、

これまた色んな作品を出しているのですが、

とても好きなアルバムがあるので、

それはまた次回に。

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