トトオです。
今年も今日で終わり、ということで、毎年恒例の「アルバム・オブ・ザ・イヤー」になります。
昨年の記事はこちらです。
と、例年の如く始めましたが、今年はちょっと趣向を変えます。
この記事のポイントはコチラです。
ポイント
今年はガラッと変えてみます
今年のマイ・Spotify TOP5
まずは、今年の「マイ・Spotify TOP5」を紹介します。
Spotifyは年末になると、自分が一番聴いた楽曲のリストを作ってくれるんです。
その年に、自分がどんなアーティスト、どんな曲をよく聴いたのか、一撃でわかります。
まず、アーティスト部門です。
アーティスト TOP 5
2位:TM NETWORK
3位:The Smashing Pumpkins
4位:METALLICA
5位:PIXIES
となりました。
いや、これ正直かなり意外な結果でして。
1位は、まあわかるんです。新作出ましたし、そうでなくても本当によく聴くので。
2位もまあ順当かと。こちらも新作出ましたし、今年はライブに行くこともあって、結構聴き込みましたから。
4位も新作が出た影響もあるし、普段からよく聴きます。
しかし、3位と5位がわからないんです。特に3位。
いや、確かに好きですし、このところの新作もSpotifyで聴いてます。しかし、3位?5位も全く同じ感じです。
これが入ってくるなら、よっぽどドリーム・シアターとか、アナイアレイターとか、メタル系バンドの方が聴いているような気がするのですが・・・。
たぶん、世界で一番この曲を聴いているのは私です。
(ビデオはPSMSですが)
楽曲 TOP 5
続いて、楽曲部門です。
2位:Day One (feat. Dina Ipavic)
3位:Are You Alive? (feat. Penelope Isles)
4位:Home (feat. Anna B Savage)
5位:Never
こちらの結果はかなり偏っています。1から4まで、全てオービタルの新作の楽曲です。
確か、私は全世界のSpotifyユーザーの中で、上位数パーセントのオービタルヘヴィリスナーだったはずです。
こんな結果になるのも当然かもしれません。特に一位は今年一番気に入った曲です。
5位だけはヨリス・ヴォーンの楽曲ですが、オービタルもリミックスした楽曲で、結局オービタル関連です。
いやー、素晴らしいです。
この結果からわかることは、私は今年いわゆるハウス/テクノ系ばかり聴いていた、ということです。
今年のニューアルバム(オブ・ザ・イヤー)
今年は例年と比較して、好きなアーティストの新作が多く発表されました。
私が購入した新作をざっと紹介します。
Orbital 『Optical Delusion』
Metallica 『72 Seasons』
TM NETWORK 『DEVOTION』
多いと言いながら、いざ確認したらわずか四枚でした。
そして、正直に書くと、イン・フレイムスとメタリカはそれほど聴き込めていません。
オービタルはかなり、TMもそこそこ聴きました。
なぜ、イン・フレイムスやメタリカをそれほど聴き込めなかったのか、そのあたりの理由はまた別記事にします。
しかし、聴き込んでいないため、ランキング化するのが難しい状況です。
一位だけ選ぶとすると、当然オービタルの新作になります。
今年の音楽ニュース
例年は「アルバム・オブ・ザ・イヤー」と合わせて、トトオの音楽ニュースを書いていたのですか、今年はやめます。訃報ばかりだったので。
皆さんがショックを受けたであろうニュースは、私も同じように喰らいました。
私が感じたのは、私も歳を取ったのだな、ということです。
Spotifyの功罪
Spotifyがくれたもの
私はここ数年Spotifyを利用していますが、音楽の楽しみ方が完全に変わりました。
最大の変化は、CDを買わなくなったことです。
今年は私が音楽を聴き始めてからの二十数年で、買ったCDの枚数が最少の一年でした。
大体、一年間で新品中古合わせて数十枚は購入し、レンタル専門店で百枚以上レンタルしていたはずです。
しかし、今年は下手したら十枚も購入していません。
お気に入りのレンタル専門店が閉店となったこともあり、レンタルに至ってはゼロです。
Spotifyは普通(?)のプランなので、月千円しかかかりません。音楽に対するコストは、数十分の一くらいになってしまいました。
Spotifyは便利です。コスパ最高です。しかし、私が若い時にこれがなくて良かったな、と思います。
Spotifyが奪ったもの
輸入盤の『メタル・マスター』
私は大体二千枚くらいCDを所有しています。ここ十数年はAmazonなどの通販で買うことが多くなりました。
しかし、その前、20代前半くらいまでは、お店に行って買っていました。
私はその一枚一枚、だいたいいつ頃にどの店で購入したか、かなり記憶しています。一つ例を挙げます。
高校二年生くらいの時です。メタルにハマり始めた私は、カタログ的な雑誌を読み漁りました。
メタリカの『Master Of Puppets』というアルバムが欲しくなり、大阪の日本橋の電気街に行きました。
天気の良い日曜の午後で、たくさんの人がいて賑やかなでんでんタウン。
当時は多かった中古のレコード店を歩き回って、輸入盤の『Master Of Puppets』を中古で買いました。
輸入盤なので、和訳がなく、ペラペラの歌詞カードの内側はモノクロで、英詞が飾り気なく並びます。
家に帰ってすぐ、ちゃちいCDラジカセに突っ込んで、初めて聴いた時のその衝撃は、いまだに鮮明です。
今や貴重な「手間暇」の価値
わざわざCDを買いに出かけた時代は、単なる音声データではなく、購入に至る体験まで含めて買ったようなものでした。
もし、当時Spotifyがあれば、家にいながら、数秒でメタリカの『Master Of Puppets』にたどり着きます。時間もコストもほぼタダです。
しかし、とても大事なものを、Spotifyは奪ったように感じます。
私はもうおっさんなので良いですが、良くも悪くもSpotifyやサブスクが存在する世の中では、音楽を「買って」聴く楽しみは、極小になってしまうでしょう。
その代わりにライブなんかにシフトしているのかもしれませんが、音楽のコアなファンは確実に減るだろうな、と想像します。
終わりに
前回の更新から、しばらく時間が開きました。
少し書きましたが、イン・フレイムスやメタリカの新作を聴けなかったのは、このブログ運営がそもそも深く影響しています。
またその辺りも書きたいところですが、複数の事情で、当面は不定期更新になりそうです。
定期的に読んでいただいている方には、申し訳ない気持ちです。
今後は、音楽そのもののレビューだけではなく、音楽ブロガーを続けることについても、書いていこうと思います。
それでは、皆さん、良いお年を。
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