トトオです。
今回は、「割とレアなアレ」第一回目として、映画『エンド・オブ・デイズ』のサウンドトラックを紹介します。
この記事のポイントはこちらです。
ポイント
ファンでも知らない？一人ガンズのレア曲
新コーナー趣旨を秒解説
今回が第一回なので、趣旨を解説します。
以上です。
説明するまでもなかったですね！行きましょう。
「世紀末」アクション超大作
本作は映画『エンド・オブ・デイズ』のサントラです。
正確なタイトルは『Music From and Inspired by the Motion Picture End of Days』と、大変長ったらしいです。
当時、サントラってこの呼び方するのが流行っていたような気がします。
ちなみに、この映画ご存知でしょうか？
シュワちゃん（死語）主演のアクション大作です。
1999年公開で、世紀末ホラー的な感じで当時大々的に宣伝していました。
ちなみに私はこれまで観たことがなかったのですが、このレビューを機に観てみました。
感想は、
でした。
（と言いつつも、実は結構楽しめました）
本作は、その映画のサウンドトラックです。
私は映画を見ていないにも関わらず、当時このサントラを買いました。
『End of Days (Soundtrack)』（1999）
最大の目玉「一人ガンズ」
なぜこのサントラを買ったのか、その最大の理由は、ガンズ・アンド・ローゼズ（以下、ガンズ）の新曲が収録されていたからです。
1999年当時のガンズの最新作は、93年発表のカバーアルバム『”The Spaghetti Incident?”』でした。
そこから数えて、約6年ぶりの新曲が、このサントラに収録されていました。
当時、バンドは完全に分裂してしまい、アクセル以外のメンバーは全員抜け、一人ガンズとでもいう状況でした。
果たして、どんな楽曲を発表するのか、どうしても気になったのです。
後の『Chinese Democracy』の片鱗を感じさせる、モダンメタル色の強い楽曲です。
この曲は、その後のガンズのオリジナルアルバムにもコンピレーションにも入っていないので、音源としてきちんと聴けるのは、いまだにこのサントラだけです。
（Spotifyにもなし）
この曲を聴いてみて、「この曲のためだけにでもこのサントラを買う価値があった」と思いますか？
当時周囲のガンズファンに聴かせたところ、ほぼ全員失望していました。
（私は好きでした）
ニューメタルの頂点 Korn
本作のもう一つの目玉が、Kornのアルバム未収録の新曲です。
一曲目に配されており、当時の人気が窺い知れます。
このサントラは1999年11月発売なので、四作目の『Issues』とほぼ同時期となります。
まさに『Issues』のアウトテイクのような、当時のKornの定番フォーマットどおりの楽曲です。
無難で手堅い内容でもあり、アルバムに入れるには、弱かったのかもしれません。
しかし、全盛期の彼らの勢いは確かに感じられる、ファン向けのレア名曲と言えそうです。
こちらもSpotifyなどでは聴けません。
「逆ビッグインジャパン（？）」の雄 CREED
このサントラの最後に収録されているのが、クリードの楽曲です。
残念ながら、アルバム未収録のレア曲ではなく、直前の99年9月に発表されたセカンド収録の楽曲です。
興味深いのが、この楽曲チョイスです。
クリードのセカンドアルバムは素晴らしい完成度の作品で、名曲がゴロゴロしています。
その中でも、この曲はかなり地味な方で、なぜこの選曲になったのか、正直意外です。
ちなみに、Spotifyでは現在、セカンドアルバム中この曲だけはなぜか外されています。
映画に使われた権利関係の問題があるのかもしれませんが、多少レア感はあります。
オルタナ破竹の勢い、そのままに
その他、1999年当時の音楽シーンを彩った、オルタナ系バンドの楽曲が山盛りです。
ロブ・ゾンビの楽曲はオリジナルとは異なるアレンジですが、原曲よりこっちの方が格好良いかもしれません。
リンプ・ビズキットはアルバム未収録曲です。
ディストーションギターを抑えたロック色薄めの楽曲ですが、完成度は高く、新人とは思えぬ余裕が感じられます。
他、エヴァーラストやパワーマン5000から、プロディジーにソニック・ユース、果てはエミネムまで、かなり豪華なメンバーが名を連ねます。
エヴァーラストの楽曲は、渋くて格好良いです。
しかし、やはり楽曲インパクトはガンズやKornに譲る、といったところでしょう。
トトオのオススメ名曲ランキング
オススメ
ランキング
1位『Oh My God』(Guns N’ Roses)
2位『Camel Song』(Korn)
3位『Crushed』(Limp Bizkit)
終わりに
映画のサントラは時代を映し出す鏡のようなところがあって、ハードロックやメタルが人気の時代には、やはりサントラ楽曲にもそのような傾向がありました。
今はCD自体が売れていないので、サントラ需要も少ないかもしれませんが、その分過去のサントラのレア度は上がっているような気がします。
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