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【MEGADETH/レビュー番外編②】ジュニア衝撃的脱退!デイヴィッド・エレフソン名仕事5選

メガデス アルバム 写真 2 ブログ用 音楽
【2021/6/19:追記】
トトオです。
ムステインはニューアルバムから、
ジュニアのパートを全て消して、
新しいベースプレイヤーを探して録り直すそうです。
Dave Mustaine erases all David Ellefson’s bass lines from the new Megadeth album
Dave Mustaine is recruiting a ‘stellar bass player’ to re-record all David Ellefson’s contributions to the next Megadeth album

トトオです。

先日、衝撃的なニュースが流れました。

なんとメガデスから、

ベース担当のジュニアこと、

デイヴィッド・エレフソンが脱退しました。

メガデス、デイヴィッド・エレフソンが脱退 | BARKS
メガデスは月曜日(5月24日)、オリジナル・メンバーの1人であるデイヴィッド・エレフソン(B)が脱退したことを告知した。今月初め、エレフソンが若い女性ファンと性的なメッセージや動画のやり取りをしていたことが明かされ...

いや、こんな去り方ありますか?

というような脱退劇でしたが、

これも時代でしょうか。

ということで今回は、

デイヴィッド・エレフソンの

メガデスでの過去の仕事の中から、

特別素晴らしかったものを、

独断と偏見で5曲選んで紹介します。

ちなみに、現在連載中の、

全アルバムレビューはこちらです。

【リマスター盤比較!MEGADETH/全アルバムレビュー】メガデス『Killing Is My Business... and Business Is Good!- The Final Kill(キリング・イズ・マイ・ビジネス)』
トトオです。 私のメタラー歴は25年ほどです。 メタルを聴き始めた当時から、 これまでずっと、 リアルタイムに最新作を聴き続けているバンドは、 それほど多くありません。 (そもそも、  そんな息の長いバンド自体限られますが) ...

この記事はコチラの方にオススメです。

ジュニア脱退の寂しさを乗り越えたい
ジュニアのメガデス全仕事を振り返りたい
ジュニアといえば千原ではなくメガデス

ジュニアのいたメガデス

デイヴィッド・エレフソンは、

メガデス結成当初から参加していたメンバーで、

唯一、現在まで在籍していたメンバーです。
(デイヴ・ムステインを除く)

しかし、そのジュニアも、

一度も脱退しなかったわけではありません。

2002年にムステインが、

メガデスを解散した時に、

バンドを去りました。
(というかバンド自体なくなった)

そのすぐ後に、

ムステインはメガデスを再開しますが、

ジュニアはすぐに復帰しませんでした。

数年間のブランクを経て、

2010年にバンド復帰しています。

つまり、2002年から2009年の作品には、

ジュニアは参加していません。

ジュニアのいなかったメガデス

ジュニア不在時の、

2002年から2009年の作品は、

下記の三枚です。

THE SYSTEM HAS FAILED (2004)
UNITED ABOMINATIONS (2007)
ENDGAME (2009)

まず『THE SYSTEM -』は、

一人メガデス状態だったため、

本作に限ってスタジオミュージシャンの、

ジミー・リー・スロースが参加しています。

その後の二枚の作品では、

バンドメンバーは一新されており、

その際のベースは、

ジェイムズ・ロメンゾが担当していました。

ロメンゾは、

色々なバンドを渡り歩いていますが、

一番関係が深いのはザック・ワイルドでしょう。

良いバンドですねー。

ロメンゾは身体の線が細く、

ロングヘアーも美しく、

独特の存在感がありました。

ジュニアと違って指弾きなんですよね。

話はジュニアに戻しまして、

上記の不在時期を除いて、

ジュニア在籍中のメガデス作品から、

ベースプレイが印象的なものを、

今回5曲選びたいと思います。

デイヴィッド・エレフソン名仕事5選

Peace Sells (1986)

メガデス曲の印象的なベースライン、

と聴いて真っ先に思い浮かぶのは、

やはりこれでしょう。

メジャーデビューアルバム、

『Peace Sells… but Who’s Buying?』の、

タイトルトラックです。

ベースリフから始まります。

このフレーズだけ聴くと、

どこかコミカルな雰囲気を感じるのは、

私だけでしょうか。

運指がトリッキーなところが、

いかにも「インテリクチュアル」です。

ジュニア曰く、

フレーズ中のハンマリングオンが、

演奏時のポイントとのことです。

Dawn Patrol (1990)

スラッシュ時代の最高傑作、

『Rust in Peace』の終盤に収録された、

ベースとドラムメインの珍しい楽曲です。

(ラトルヘッド君てコミカルですよね)

速い曲が多いこの作品では異色の楽曲で、

ラストのタイトル曲に行く前の、

ちょっとしたブレイクのような楽曲です。

グルーヴ感あるフレーズを、

曲の最初から最後まで引っ張ります。

ドラムのニック・メンザは当時、

このアルバムがデビューとなることもあって、

彼のドラムも存分にフィーチャーされています。

Symphony of Destruction (1992)

メガデスの全キャリアでも、

一番の有名曲であり、彼らの代表曲です。

売れまくった『Countdown to Extinction』に、

収録されています。

この楽曲が収録されたアルバムは、

脱スラッシュメタルという方向性でした。

そのためこの楽曲では、

スピードをグッと抑えて、

歌のメロディを軸にして、

構成をシンプルにしています。

それまでは前面に出ていた、

ディストーションギターを減らして、

ベースとドラムが強調されています。

ミドルテンポのエイトビートですが、

ジュニアのベースがバキバキで、

過去最高に良い音で鳴っています。

別記事でも書きましたが、

私は生々しいデモ版が好きです。

この時期は、名実ともに、

史上最強のメタルバンドですね。

Trust (1997)

個人的には、

彼らの90年代の最高傑作と考える、

『Cryptic Writings』の一曲目です。

アルバム全体の幕開けとなる楽曲ですが、

イントロのベースがとにかく格好良いです。

SEの演出が非常にクールで、

スリリングなオープニングですが、

ベースがじわじわ盛り上げてから、

超絶格好良いギターリフに繋げます。

この曲はライブが特に格好良いです。

ビデオは比較的最近のライブですが、

発表当時のジュニアは、

かなり短髪にしていて、

男っぽい姿が印象的でした。

Crush ‘Em (1999)

ニック脱退後の作品で、

マーティ・フリードマンのメガデス最終作、

賛否両論巻き起こした『Risk』の一曲です。

スラッシュメタルの名残は、

ギターのディストーションに少し感じるだけで、

80年代のメガデスとは、

別バンドのような楽曲です。

アルバム中でも最もポップな楽曲で、

ディスコっぽいベースラインが印象的です。

典型的なオクターブ奏法ですが、

メガデスでこういう楽曲をやるのは、

楽しかったんじゃないでしょうか。

しかし、ウッドストック1999当時、

ムステインの格好良さは無双状態ですね。

終わりに

今回5曲に絞ったため、

2010年代の作品が入りませんでした。

2010年代の作品でも、

ジュニアの安定感あるベースプレイが、

バンドを支えていました。

今回の脱退は、

新作発表直前でしたので、

ベーストラックはすでに、

録音されていたと思われます。

バンドにもうジュニアはいなくても、

音源では彼のベースを聴けるはずです。

またいつか戻ってきてくれる日を、

一ファンとして祈っています。

最後になりますが、

数年前ジュニアはインタビューで、

彼自身が好きな、

メガデスのベースリフを選んでいました。

やはり皆が想像するような選曲ですが、

今となっては彼の笑顔が切ないです。

コメント

  1. ぼく、ブースカれす より:

    『ピース・セルズ』…確かにあのイントロはどことなくコミカルな印象がありますね(^^)

  2. トトオ より:

    >ぼく、ブースカれすさん
    そうなんですよね。でも意外と運指が難しくて、トリッキーだったりします。

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