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【俺とメタルゴッド③】メタルゴッドの意地を見た『Painkiller』

ジューダス・プリースト ペインキラー 写真 ブログ用 音楽

トトオです。

メイデンのベストにはハマりましたが、

プリーストのベストにはハマらなかったことは、

前回書きました。

【俺とメタルゴッド②】プリーストのベストは難しい『Metal Works '73–'93』
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今回は、その後聴いた『Painkiller』のレビューです。

スラッシュ小僧もビビる『ペインキラー』

90年代の中頃、私はまだ当時高校生で、

世界で一番格好良い音楽は、

スラッシュメタルだと信じていました。

メタリカやメガデスの初期作品を聴き込んでは、

いつも目をギラギラさせていました。

そんな私には、

プリーストのベストは緩く聴こえたのですが、

ベストの中にも一曲、

スラッシュメタルばりに尖った楽曲がありました。

それが『Painkiller』です。

当時見たPVの印象よりも、

今のYoutubeの動画の方が迫力ありますね。

この楽曲がいたく気に入った私は、

アルバムを聴くことにしました。

80年代後半のプリースト

プリーストは80年代前半に、

『Screaming for Vengeance』

『Defenders of the Faith』

というメタルの歴史的名盤を出した後に、

『Turbo』『Ram It Down』を出しています。

この二作品は、

当時かなり物議を醸した作品だったようですが、

今聴いてもその理由は理解できます。

それまでの作品は、

あくまで70年代のハードロック路線の延長でしたが、

この二作品は、

当時のトレンドであるシンセポップを、

大胆に取り入れています。
(元々二枚組予定のため、二作は同コンセプト)

その後、

スラッシュメタル的なスピード感を重視したのが、

90年の『Painkiller』です。

『Painkiller』(1990年発表)

ターニングポイントになった作品ですが、

重要なポイントは以下三つです。

高速ドラマー、スコット参入
ロブ、プリースト最後の作品
メタルゴッドとしての意地

高速ドラマー、スコット参入

本作ではドラマーが、

前作のデイヴ・ホーランドから、

スコット・トラヴィスに変更になっています。

デイヴ・ホーランドは、

80年代のプリーストの黄金期を支えたドラマーです。

80年代の前半までは、

彼のドラムはプリーストの正統派メタルに、

バチっとハマっていました。

しかし『Turbo』あたりから、

プリーストの音楽性が大幅に広がりました。

オールドスクールなロックドラマーだった彼には、

徐々に荷が重くなってきたことは想像できます。

そのためか、『Ram It Down』では、

打ち込みっぽい箇所も増えました。

プリーストは『Painkiller』を作るにあたり、

デイヴ脱退後、スコットを選びましたが、

彼の高速ドラムがこの作品の要です。

元々スコットはレーサーXのドラマーです。

レーサーXといえば、

やはりポール・ギルバートですね。

レーサーXは、とにかく速い。

説得力があります。

曲が良いかどうかようわからんけど、とにかく速い。

そんな彼の超絶高速プレイが、

本作では全面にフィーチャーされています。

スコットは、その後現在に至るまで、

30年間プリーストを支えることになります。

ロブ、プリースト最後の作品

この作品を最後に、ロブは一旦抜けます。

それもあってか、

本作では過去最高の超ハイトーンボーカルです。

この作品は、

スラッシュメタル的なエッジの効いたギターと、

超高速ドラムのコンビネーションで、

楽器隊の「押し」が強烈なのですが、

ロブは人類の限界レベルとでも言えそうな、

驚異的な高音ボーカルで応えています。

このライブ、超人としか良いようがないですね。

当時の新興スラッシュメタル勢も、

裏声高音ボーカルが一般的でしたから、

ロブはここで古参の意地を見せたと言えます。

彼はこの後バンドを抜けて、

トレンドであるグルーヴ感重視のスタイルで、

新バンドのファイトを始めます。

プリーストでできることは、

『Painkiller』でやりきった、

という気持ちが強かったのではないでしょうか。

メタルゴッドとしての意地

『Turbo』『Ram It Down』で、

売れるメタルバンドを模索した彼らですが、

その後この『Painkiller』を出すことで、

もう一度硬派なメタル路線に完全に戻しました。

今考えると、『Ram It Down』の後、

彼らはどちらの道に行くこともできました。

もっと軟派というか、新しいことを取り入れて、

過去と完全に決別する道もあったと思います。

しかし彼らは、

自分たちが築いたメタル路線に進路を定めて、

それを深化させる道を選びました。

この作品の素晴らしいところは、

スラッシュメタル勢に負けない、

高速メタルをやりながらも、

あくまで自分たちのコアバリューは、

しっかりと保っているところです。

傑作『Screaming for Vengeance』に通ずる、

叙情性が作品に散りばめられています。

本作で一番好きな楽曲は『A Touch of Evil』ですが、

これこそが80年代プリーストが、

正統進化した楽曲ではないでしょうか。

プリーストは本作からのシングルカットに、

『Painkiller』とこれを選んでいますが、

やはり彼らとしても自信作だったことが伺えます。

2:40くらいからの展開を聴いてみてください。

いやー、痺れますね。これぞメタルゴッドです。

採点

『Painkiller』/ 94点
トトオ
トトオの
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ランキング

1位『A Touch of Evil』
2位『Painkiller』
3位『Night Crawler』

終わりに

『Painkiller』を聴くことで、

プリーストにようやくガチっとハマりました。

そこから過去の作品を遡って聴くことになります。

次回は、傑作と名高い、

『Screaming for Vengeance』をレビューします。

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