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【マキシマムザホルモン好きに!THE WiLDHEARTS/全作品レビュー#4】ザ・ワイルドハーツ『P.H.U.Q.』

ワイルドハーツ P.H.U.Q. 写真 ブログ用 音楽

トトオです。

ワイルドハーツレビュー、

早くも四回目です。

今回は、彼らの一番の有名曲が含まれる、

セカンドアルバム、

『P.H.U.Q.』のレビューです。

ちなみに、前回はこちら。

【マキシマムザ亮君に影響!THE WiLDHEARTS/全作品レビュー#3】ザ・ワイルドハーツ『Earth Vs The Wildhearts』
トトオです。 ワイルドハーツレビュー三回目ですが、 今回は、 彼らのファーストフルアルバム 『Earth Vs The Wildhearts』です。 ちなみに、前回はこちら。 このアルバムが発表されてから、 もう26年ほど...

この記事は、

以下の方にオススメです。

ワイルドハーツ中級者
マキシマムザ亮君が好きな方
ビートルズも聴くメタリカファン

Earth vs The Wildhearts vs 私④

『The Wildhearts Must Be Destroyed』

来日ツアーに参加することに決めた私。

会場は、今はなき、

大阪心斎橋クラブクアトロです。

2003年12月のことでした。

当時は心斎橋にパルコがあり、

その上にあったライブハウスです。

(今は何になったのでしょうか)

私はこの時初めて行ったのですが、

妙に横長なハコだったことを、

よく覚えています。

(それか極端に奥行きがなかったか)

アルバム発表時のメンバーで来日したので、

ジンジャー
ダニー
CJ
スティディ

だったはずです。

ただし、

ダニーはちょっと自信ないです。

もしかすると、

ヘルプの誰かだったかもしれません。

ライブ自体は新作アルバムの、

『Nexus Icon』から始まったことを覚えています。

細かい詳細は、もはや覚えていませんが、

印象的だった出来事がありました。

アンコールか何かの曲間で、

ジンジャーがスティディに話しかけて、

スティディが首を振っているにもかかわらず、

ジンジャーが何か言い続けて、

それでスティディが渋々という感じで始まった曲が、

『Sky Babies』でした。

この曲は、

ワイルドハーツの熱心なファンなら、

特別な思い入れのある曲ではないでしょうか。

(少なくとも私はそう)

一曲11分超えの超大作で、

これが聴けただけでも、

観に行った甲斐があったなと、

興奮しながら帰ったことを、

覚えています。

『P.H.U.Q.』(1995年発表)

1995年に発表された、

彼らのセカンドアルバムです。

このアルバムとその収録曲で、

彼らは自身のキャリア上、

セールス的に最も成功しました。

アルバム自体は、

UKでチャート6位まで行ったようです。

この作品は、

前作とメンバーが異なります。

ギターのCJがクビになったので、

ジンジャー一人でギターを担当しています。

ドラムは、前作のスティディから、

リッチに交代しています。

また、

このアルバムが発売されるまでに、

所属レーベルとサポート面に関して、

数回揉めており、

当初はこのアルバムに、

入れる予定だった数曲が、

ファンクラブ向けのミニアルバムに、

収録されることになりました。

全曲レビュー

#1 I Wanna Go Where The People Go(Ginger)[5:05]

一曲目が、

彼らの一番のヒット曲の、

『I Wanna Go Where The People Go』です。

UKシングルチャートで、

16位まで上がったそうですが、

もっと売れても良いはずの、

スーパーキャッチーな名曲です。

前作よりも、

ギターを中心に、

音質がソリッドになっています。

ドラムがリッチになった影響もあり、

前任のスティディよりも、

ヘヴィでアタック感の強い、

サウンドになっています。

UKの街並みを、

トレーラーの上に乗って演奏するPVが、

これまた格好良く、

この映像のジンジャーは、

在りし日のジョン・レノンそっくりです。

#2 V-Day(Ginger)[4:40]

続く二曲目も、

ノリの良いロックナンバーです。

ギターリフとリズム隊のキメが多い曲ですが、

やはり前作よりもかなりヘヴィです。

この曲は比較的地味な曲ですが、

サビのメロディはやはり甘く、

シンプルで聴きやすく、

二曲目の配置はぴったりだと感じます。

“V-Day”はつまり、”Victory Day”ですが、

単純な勝利の歌でないところが、

いかにもジンジャーです。

#3 Just In Lust(Ginger)[3:32]

三曲目は、

こちらもシングルカットの、

『Just In Lust』です。

いかにもシングル向けという感じの、

ストレートでポップな一曲です。

ワイルドハーツ初心者にはおすすめですが、

個人的には、

ジンジャーの書く曲としては、

やや没個性に感じます。

しかし、

PVに映るメンバーの男前っぷりは、

凄まじいです。

天は二物を与えてしまってますね。

ほんの一時期だけ在籍した、

ギターのMark Kedsが、

映っています。

ルックスは悪くないんですが、

バンドには全然ハマらなかったみたいですね。

#4 Baby Strange(Ginger)[0:53]

この曲は、

次の五曲目『Nita Nitro』の前奏のような、

とても短い曲です。

この時期のジンジャーは、

遊び心に溢れており、

こういった、

短めのちょっと風変わりな曲も、

たくさん書いています。

シングルB面なんかには、

そういった名曲が山のようにあります。

#5 Nita Nitro(Ginger)[3:49]

前曲の流れから始まる五曲目です。

二曲目でも感じましたが、

ドラムのリッチによる、

タイトな演奏だからこそ作り得た、

シャープなリフが印象的です。

しかし、サビはとてもポップで、

一緒に歌いたくなるような感じです。

この曲はジンジャーも気に入っているようで、

ライブでもよく聴きました。

“Nitro”は、麻薬のスラングのようで、

確かに、そう聞けばそう取れる歌詞です。

#6 Jonesing For Jones(Ginger)[4:38]

ワイルドハーツには割と珍しい、

スローなバラードです。

演奏はヘヴィで、

『Don’t Be Happy… Just Worry』

『Dreaming in A』を思い出します。

改めて比較すると、この数年で、

音質が劇的に向上していることが、

よくわかります。

複雑な心境を歌った、

ジンジャー流のラブソングでしょうか。

#7 Woah Shit, You Got Through(Ginger)[2:35]

2分ほどしかない、

曲間の繋ぎのような、

パンクっぽいナンバーです。

この時期は、

ジンジャーの創作力が爆発しており、

曲のバラエティが半端じゃないです。

三曲目でも書きましたが、

こういった遊び心あふれる曲でも、

クオリティがやたら高いです。

#8 Cold Patootie Tango(Ginger)[1:59]

アルバム後半戦の幕開け曲です。

『Baby Strange』から

『Nita Nitro』につながったように、

この曲も次の『Caprice』の前奏曲です。

このアルバムの後半は、

前作のような、

ポップで明るい感じはほぼ皆無で、

ダークでヘヴィなムードを徹底しています。

歌詞と曲調から判断するに、

相当ドラッグにハマっていたのでは、

ないでしょうか。

#9 Caprice(Ginger)[5:45]

このアルバムの、

隠れた名曲の一つです。

既述の通り、

ダークアンドヘヴィな曲です。

キャッチーなサビでも、

どこか不気味な雰囲気です。

この曲は、

ギターリフやディストーションが、

かなりメタル寄りになっており、

音のバランスも絶妙です。

その辺の中途半端な、

メタルバンドよりも、

よっぽどメタルっぽい演奏です。

「メタリカ・ミーツ・ビートルズ」

のバランスで言うと、

「メタリカ 6 : ビートルズ 4」

くらいでしょうか。

ビートルズといっても、

ポールではなく、

明らかにジョン寄りですね。

#10 Be My Drug(Ginger)[4:59]

続くこの曲も、

前曲のように暗く重たいです。

イントロの、

囁くような美しいメロから一点、

鋭いギターリフが突き刺さります。

前作のような、

わかりやすいポップさはないですが、

聴けば聴くほど味が出るような、

不思議な魅力の曲です。

まさに、麻薬的な名曲しょう。

初心者向けではないですし、

アルバム全体で見た際のバランスは、

かなり偏っていると感じます。

しかし、それは逆に、

アーティスティック度が、

高いとも言えるかもしれません。

#11 Naivety Play(Ginger)[3:42]

リフが印象的な、

比較的短いメタル曲です。

『Cold Patootie Tango』あたりからの、

ヘヴィでダークな曲調を引きずっています。

アルバム他収録曲とは、

やや異なるカラーです。

パンクとメタルのミクスチャーのようですね。

この曲で、長く続いたダークなムードは、

一旦おしまいです。

(といっても、もうあと数曲ですが)

#12 In Lilly’s Garden(Ginger)[3:08]

最終曲『Getting It』

これまた前奏のような、

甘いバラードです。

しかし、

これもアレンジはかなりヘヴィです。

同時期の名曲に、

『Geordie in Wonderland』

というバラードがありますが、

あの曲のダークサイド版、

と言えるでしょうか。

ある種、

「ビートルズの曲をメタリカがやったら」

というのは、

この曲が一番あてはまってるかもしれません。

Beatallicaという最高のバンドはさておき)

#13 Getting It / Don’t Worry ‘bout Me(Ginger)[5:45]

来ました。ラスト『Getting It』

これまでのダークナンバーを弾き飛ばすような、

勢いのあるパンクメタルナンバーです。

コーラスも格好良く、

ワイルドハーツの裏アンセムと言えます。

(そもそも『Anthem』という、

曲もあるので、ややこしいですが)

後半のジンジャーのシャウトは、

魂を削っているように聴こえます。

この曲は、

終わり方のアレンジが面白く、

ややびっくりするような、

仕掛けがあります。

知らずに大音量で聴いていると、

心臓止まりそうになりますね。

この曲のアウトロに、

ワイルドハーツの定番曲

『Don’t Worry ‘bout Me』が、

シークレットトラックで入っています。

国内盤ボーナストラック

国内盤には、二曲ボーナスが入っていました。

『If Life Is Like A Love Bank I Want An Overdraft』と、

『Do The Channel Bop』です。

この二曲は、『Fishing for Luckies』という、

別アルバムに収録されているので、

そちらでレビューします。

採点

『P.H.U.Q.』 /93点
トトオ
トトオの
オススメ曲

I Wanna Go Where The People Go
Caprice
Getting It

総括

アルバム全体を通した暗いムードが、

ヘヴィな音質と歌詞も重なって、

後半が特にとっつきにくい作品です。

但し、天才ジンジャーの、

クリエイティヴティが爆発したのは、

まさにこの時期です。

前作が「陽」なら、

この作品は「陰」といえそうな、

対照的な作品です。

このアルバムのアウトテイク集が、

ファンクラブ向けの

『Fishing for Luckies』ですが

こちらは、

天才ジンジャーの、

最高傑作といえる出来です。

終わりに

ジンジャーが天才だったのは、

まさにこの作品が発表された時期だと、

私は考えています。

この時期に発表した作品でも、

特に個性的な曲が揃ったのが、

今回のアルバムの後に発表した

『Fishing for Luckies』ですが、

これがワイルドハーツの、

全キャリアの最高傑作だと、

今でも思っています。

ちなみに、

『P.H.U.Q.』の2010年版のリイシュー盤には、

『Fishing for Luckies』以外の、

アウトテイク集がボーナスで付いており、

百花繚乱の名曲揃いで、

超お買い得です。

【ホルモン好きな人に!THE WiLDHEARTS/全作品レビュー#5】ザ・ワイルドハーツ『Fishing for More Luckies』
トトオです。 ワイルドハーツレビュー、 今回で五回目です。 個人的には、 彼らの最高傑作だと思う、 『Fishing for More Luckies』 をレビューします。 ちなみに、前回はこちら。 この記事は、 以下...

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