トトオです。
先日は、アイアン・メイデンの新作発表について書きました。
なんと全く同日に、ザ・ワイルドハーツの新作も発表されることになりました。この日は何かイギリス人にとって特別な日なのでしょうか…。
確認できている情報をまとめてお知らせします。
この記事は、以下の方にオススメです。
概要
タイトル
『21st Century Love Songs』です。
「21世紀のラブソング」ということですが、珍しくストレートなタイトルです。
映画のタイトルを引用にすることも多い彼らですが、これは元ネタがある何かのオマージュなのでしょうか。
(確認できませんでした)
発売日
2021年9月3日です。既述のとおり、メイデンの新作と同日です。
実は、メイデンよりワイルドハーツの方が、新作情報は先に発表されていたようで、私は見過ごしていました。公式にはあまり情報が記載されていないのは何か理由があるのでしょうか…。
前作『Renaissance Men』が発売されたのが、2019年5月だったので、わずか2年ほどしか経過していません。
その前の『¡Chutzpah!』から『Renaissance Men』までは、約10年空いていたことを考えると、まさに「気まぐれジンジャーここにあり!」といった感じでしょうか。
メンバー
C. J. – guitar, vocals
Ritch Battersby – drums
Danny McCormack – bass, vocals
『Renaissance Men』同様の、いわゆるクラシックラインナップです。このメンツに文句のあるワイルドハーツファンはまずいないでしょうす。
先日、このメンバーによる配信ライブを観ましたが、安定感ある最高の演奏でした。
ちなみに、このクラシックラインナップによる作品は、『Renaissance Men』以前を遡ると、オリジナルアルバムとしては『P.H.U.Q.』のみになります。
(但し、当時レコーディング中にCJはクビに・・・)
改めて振り返ってみると、これくらいバンドメンバーが入れ変わるバンドもそうそうないですね。
今のクラシックラインナップは過去最高の安定感なので、この状態のうちに、早く次の新作をレコーディングしよう、となったのではないでしょうか。
楽曲
2. Remember These Days
3. Splitter
4. Institutional Submission
5. Sleepaway
6. You Do You
7. Sort Your Fucking Shit Out
8. Directions
9. A Physical Exorcism
10. My Head Wants Me Dead
全10曲収録です。
(日本盤はボーナス曲あり)
輸入盤はGraphite Recordsから発売されますが、日本盤はワードレコーズから発売されます。
ちなみに日本盤はボーナスで二曲追加収録予定です。
すでに一部の楽曲は視聴可能です。
Remember These Days
これぞワイルドハーツな、一緒に歌いたくなるキャッチーなサビと、起伏のある曲展開です。
前作もかなり凝った楽曲が多かったですが、この楽曲は5分程度の楽曲にも関わらず、更に予測不可能な展開になっていて、90年代中盤のワイルドハーツのような鋭さがあります。2:09あたりからの展開がたまらなく格好良いです。
音作りはやはり前作に近いですが、さらにラウドなアレンジになっています。
Sort Your Fucking Shit Out
『Remember – 』とは違った、ストレートながら凝ったパンク調のナンバーです。これも90年代半ばの、ジンジャーが最も多作だった時期に近い作風です。
メタルとパンクのミクスチャーといった感じでしょうか。サビがめちゃ良いです。
Sleepaway
数日前に公開されたばかりの最新PVです。
(グロいので試聴注意です)
他の二作が簡易なPVだったのと比べると、この楽曲はしっかりビデオが作られています。
ジンジャーのスプラッター・ホラー系映画のマニアっぷりは、ファンならご存じかと思いますが、曲調とは全く異なる超グロいPVです。
私はこの手の映像はダメなので、とりあえずCDが出てから、曲に集中しようと思います。
ちなみにジンジャーは、新作発表に合わせて、初心者向けゴア映画の紹介ビデオまで公開しています・・・。
ジンジャーのコメント
ジンジャーのコメントによると、『Renaissance Men』は1stフルアルバムの『Earth vs the Wildhearts』に近い心情で制作した作品だったようですが、今回の新作は、2ndの『P.H.U.Q.』に近い制作スタイルだったようです。
『P.H.U.Q.』はワイルドハーツの全カタログの中でも、アルバムの嗜好性が高く、トータルの完成度は随一でした。本作はかなり冒険した作風になるのかもしれません。
ツアー
アルバム発表に伴うツアーを9月からUKで行うようです。20箇所以上回るようで、コロナでもUKは正常稼働しつつあるのでしょうか。羨ましい限りです。
UK以外の海外のツアーはすぐには難しそうですが、コロナが落ち着けば、まず日本にはやってくると思われます。
終わりに
今はサブスクで音楽を聴く人が多いと思いますが、ワイルドハーツもSpotifyやApple Musicでほとんどすべての作品を聴けます。
アルバムで唯一聴けないのは、2007年の『The Wildhearts』のみのようです。
ワイルドハーツは、もっと多くの人に聴かれるべきバンドなので、サブスク登録してる人には、人気曲くらいは一度聴いてみてほしいですね。
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