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【曽我部恵一/スピッツも支持!】究極のミクスチャーバンド ニューエスト・モデル 初心者向けアルバムベスト3

NEWEST MODEL アルバム 写真 ブログ用 音楽

トトオです。

私は、普段聴く音楽の、

7割が洋楽で、3割が邦楽です。

比較的、聴く数が少ない邦楽ですが、

そんな邦楽でも、

洋楽と比較しても劣らない、

それどころか、世界を見渡しても、

唯一無二のバンドが存在します。

かつて存在した、

NEWEST MODEL/ニューエスト・モデルが、

まさにそんなバンドです。

今回は、彼らを知らない人たちに向けて、

『ニューエスト・モデル 初心者向けアルバムベスト3』

を紹介します。

この記事のポイントは以下の通りです。

邦楽史上最強のバンドとは
日本語ロックの極北について
邦楽ミクスチャーロックの最高傑作

ニューエスト・モデルについて

一瞬で歴史を振り返る

ニューエスト・モデルは

1985年に中川敬を中心に、

結成されたバンドです。

このバンドは後に、

現在も活動を続ける、

SOUL FLOWER UNION/
ソウル・フラワー・ユニオン
の、

母体となります。

モッズからミクスチャーへ

ニューエスト・モデルは、

初期は洋楽直系の、

モッズミュージックをやっていました。

The Jam/ザ・ジャム

Paul Weller/ポール・ウェラー

影響が色濃かったです。

活動初期から、

中川敬の書くキャッチーなメロディと、

知的な歌詞の組み合わせで、

存在感がありました。

しかし、メジャーデビュー作である、

通算三作目の『ソウル・サバイバー』あたりから、

表現の幅が劇的に広がり、

四枚目『クロスブリード・パーク』

五枚目『ユニバーサル・インベーダー』

と、作品を重ねるに連れ、

特定のジャンル分けができないほど、

多様な音楽性を持つようになりました。

幅広い人脈

彼らの作品に参加した人脈は、

幅広く、個性的です。

一部だけ紹介すると、

八尋知洋(JAGATARA)
村田陽一(JAGATARA)
Dr.Kyon(ボ・ガンボス)
菊池成孔

このあたりが有名どころです。

また、後に彼らと合流する、

メスカリン・ドライブも、

ほとんどの作品に参加しています。

多岐に渡る影響

中川敬の風刺に富んだ歌詞と、

卓越した作曲能力が、バンドの土台です。

彼らは徹底して、

コマーシャルな姿勢を拒否したため、

売れ筋になることはありませんでした。

それでも当時の音楽業界に与えた、

インパクト・存在感は大きかったようです。

他ミュージシャンからのリスペクトも多く、

曽我部恵一
スピッツ
GRAPEVINE
くるり

あたりは、影響を公言しています。

私がこれまでの人生で出会った中で、

彼らが一番格好良いバンドであることは、

解散して20年以上経った今も変わりません

カルト的人気のバンドにしておくのは、

あまりにもったいないので、

初心者向けのオススメ作品を

今回紹介します。

トトオ
トトオ

最高のソウル・ファンク・ロックな3位!

第3位

第3位 / ユニバーサル・インベーダー(1992年発表)

3位は、1992年に発表された、

ニューエスト・モデルとしては、

最後のオリジナルアルバムです。

バンドはこの後、

メスカリン・ドライブと合体する形で、

ソウル・フラワー・ユニオンという新バンドに、

生まれ変わります。

最後のアルバムだけあって、

彼らの雑食性が、

最も発揮された作品になりました。

特にこの作品で印象的なのが、

ソウル・ファンク色の強さと、

うつみようこのラップです。

『ソウル・フラワー・クリーク』
『知識を得て、心を開き、自転車に乗れ! 』

などは、

ニューエスト流ミクスチャーロックの、

最終形とも言える超大作です。

様々な要素をぶち込んでいるにも関わらず、

驚異的なグルーヴ感と完成度です。

『もっともそうな2人の沸点』
『独り善がりの風』

など、歌謡曲のような、

キャッチーな歌メロにも関わらず、

重層的に構築された、

素晴らしい曲も数々あります。

このアルバムの後、バンドはなくなりますが、

このバンドでやれることは、

やり尽くしてしまったのだろうと思えるほど、

異常なほど密度の濃い最終作です。

トトオのオススメ曲
『ソウル・フラワー・クリーク』
『もっともそうな二人の沸点』
『独り善がりの風』
トトオ
トトオ

一番とっつきやすい2位!

第2位

第2位 / ソウル・サバイバー(1989年発表)

2位は、1989年のメジャーデビューアルバムです。

インディー時代の前作までと比較すると、

劇的に音質が改善しています。

この作品から、

ビートパンクという括りから離れ、

ソウル色の強いロックバンド

という雰囲気に変わりました。

音がクリアですっきりしたおかげもあり、

各楽器のアンサンブルが強化され、

且つ、ボーカルの表現力も増しました。

前作までは「押し」一辺倒でしたが、

本作では「引き」の楽曲も多数収録され、

アルバムとしての完成度も素晴らしいです。

彼らの代表曲である、

『こたつ内紛争』
『ソウルサバイバーの逆襲』は、

キャッチー、且つ、切れ味抜群の演奏で、

一度聴けば、彼らの魅力がわかるはずです。

『デイズ』
『イン・ザ・ホリデイ・ムード』
『青春の翳り』など、

ビートパンクというより、

ビートポップといえるほど、

キャッチーな歌と演奏の名曲揃いです。

ブルーハーツあたりを好きな人も、

十分楽しめると思います。

トトオのオススメ曲
『こたつ内紛争』
『イン・ザ・ホリデイ・ムード』
『ソウルサバイバーの逆襲』
トトオ
トトオ

邦楽ロックの歴史的到達点の1位!

第1位

第1位 / クロスブリード・パーク(1990年発表)

1990年に発表された、

メジャー二作目のアルバムです。

おそらく、このアルバムが、

世間的な評価が一番高いと思います。

本作は彼らの雑食性と実験性が、

最高のバランスで融合しています。

日本のミクスチャーロックの最高傑作

と断言します。

捨て曲がない、などという、

レベルの低い話ではなく、

超名曲しかないという、

信じられないクオリティです。

ソウル・フラワー・ユニオンで、

のちに本格的に取り入れる、

日本の民謡もすでに数曲で取り入れています。

彼らの成し遂げたことを、

言葉で表現するのが難しいのですが、

表現するのが難しいレベルのことを、

達成してしまっているので仕方ありません。

民謡のミクスチャーというと、

『みんな信者』
『杓子定規』

あたりが顕著です。

他、シングルになっている、

『雑種天国』
『乳母車と棺桶』

などは、ニューエストの最高傑作と言える、

実験的、且つ、挑戦的な楽曲です。

他アルバム収録曲として、

『車といふ名の密室』
『遊園地は年中無休』
『底なしの底』

など、歌詞とメロディのクオリティが、

驚異的に高い曲がずらっと並びます。

相変わらずメロディがキャッチーなので、

初心者がいきなりこのアルバムを取っても、

十分楽しめるのも素晴らしいです。

今の時代こんな音楽は、

少なくとも日本のメジャーシーンには、

見当たらないですね。

トトオのオススメ曲
『雑種天国』
『乳母車と棺桶』
『底なしの底』

終わりに

邦楽史上最も格好良かったロックバンドが、

彼らだと思っています。

本人たちも発言していますが、

自分たちの思う通りのことを、

メジャーシーンで貫き通したバンドでした。

彼らは現在も、

ソウル・フラワー・ユニオンとして、

勢力的に活動しています。

ミュージシャンとしての腕前や、表現力は、

かつてのニューエストよりもさらに深化し、

上手くなっているのは間違いありません。

個人的には、

ニューエスト・モデルというバンドでの、

その続きも、見てみたかったですね。

結成30周年記念のベスト盤が、

現在唯一販売されている作品ですが、

おいしいところはこれでだいたい聴けます。

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