これから参加される方は、参加後に読まれることを強くオススメします。
トトオです。
SQUAREPUSHERの来日公演に参加しましたので、ライブレポートを書きます。
スクエアプッシャー関連の記事はこちら。
この記事のポイントはこちらです。
ポイント
音の波動で死にかける
まず、感想
最初に、参加した感想を端的にまとめると、
「長いキャリアでここまで攻めるか」
でした。
では、ダラダラと書きます。
Spotifyと神の思し召し
コロナで延期の延期になって
現時点での最新作『Be Up A Hello』は、2020年1月の発売です。
確か、発売日に買いました。
このCDに、来日公演の情報が書いてあります。
2020年4月に来る予定だったんですねー。
私はこの時は、チケットを取りませんでした。
2017年に、Shobaleader Oneの来日公演を見て、満足していたためです。
ご存知の通り、その後コロナ禍に見舞われて、公演は延期となりました。
私はチケットは取りませんでしたが、延期になったこと自体は知っていました。
Spotifyの恩恵
そして時の経つこと、はや2年半。
先週、たまたまSpotifyでスクエアプッシャーを聴いていました。
Spotifyって便利なんですよねー、ライブの予定とか全部教えてくれるんです。
画面に、「来日公演 10月25日~」って書いてあったんです。
これ、来週やん!
すぐにチケットぴあをチェックしたんです。
チケットあまっとる!
チケット、余ってるんですよ。来週のライブの。
見間違いかと思いましたが、確かに「◎」になってます。
どうやら、当初はコロナで座席を絞って販売していたのを、直前になって条件が緩和されて、席を追加したみたいなんですね。
これはもう神の思し召しだということで、ポチッとしました。
(2年半待ってたガチファンの皆さんすいません)
SQUAREPUSHER JAPAN TOUR ライブレポート
スペシャルゲスト二組
18:45ごろに到着しました。
梅田のクアトロは、例の2017年のショバリーダー・ワンの公演以来です。
あの時は、どこかからミサイル飛びまくっていました。
スマホから不穏な音が流れてる中、よく来日してくれたなと感謝したことを覚えています。
(今また凄く飛んでますけど)
今日は、スペシャルゲストが二組もあります。
一組目のDaito Manabe/真鍋大度がまさにプレイ中でした。
全く存じ上げなかったのですが、かなり格好良かったです。
レイ・ハラカミみたいな、グッとくるメロディがありました。
(率直な感想です)
フロアもあったまってきました。
続いて、Hudson Mohawke/ハドソン・モホークです。
名前は聞いたことあるな、といった程度で全く曲は知りませんでした。
正直、かなり、いや、めちゃくちゃ格好良かったです。
確かに「WARP」な音でした。
にも関わらず(?)ちゃんとストレートに盛り上げるのもうまくて、自然と身体が動きました。
この時点ですでにビール三杯です。
彼のプレイが終わったのが、20時過ぎくらいでしょうか。
ここまでは、割と後ろの方で見てたんです。
これからトムのプレイなので、前の方がそんなに混んでないので、移動しました。
スクエアプッシャー登場
20:20頃に、スクエアプッシャーことトム・ジェンキンソンが出てきました。
髪の毛伸びましたねー。
ここ10年くらいは、見た目がほとんど老けていません。
こないだはフルフェイスのメットだったので、顔面は初めて生で見ました。
ステージ上の、アルファードみたいな電飾が格好良いです。
平沢師匠を思い出しました。
そんなに似てませんでした・・・。
前半~理解不能な高次元
前半ですが、ベースと打ち込みといった感じで、ある意味スタンダードなスクエアプッシャーといえるプレイです。
特徴的なのは、押し続けるリズムに合わせて、終始アバンギャルドなベースプレイに徹しているところです。
いわゆる「ロックっぽい」盛り上げ方は皆無でした。
トムは意外なほど観客を煽ってて、これには驚きました。
(初日だから?)
途中で気づきましたが、いつからか、彼がベースを触っている時しか、音が全く出ていません。
これはつまり、
ということです。
もう私には、理解不能な次元に達しています。
中盤~音圧波状攻撃
中盤、ベースを横に置いて、DJに徹します。
これが強烈でした。
メロディらしいメロディはほとんどなくて、とにかくビートで押しまくります。
ここでもトムは結構乗っていて、客を煽ります。
このビートの押し方が尋常ではなく、一時間近く音圧の波状攻撃といった感じでした。
また、照明効果も凄まじかった。
今回は、真鍋大度/ライゾマティクスというアーティストによる演出とのことです。
音楽とシンクロした、高速連続フラッシュが強烈で、ポケモンショック耐久一時間みたいな感じでした。
(古くてすいません)
私は途中で、
「これちょっとあかん」
となって、目を瞑ってしまいました。
(平気な人が信じられない)
後半~そういえば新作ツアーだった
後半です。
ここにいたるまで、既存曲として認識できた演奏はなんとゼロでした。
(最近のを聴き込んでないせいかも)
ここから、またベースを持ち出しました。
ようやく聴き覚えのある曲が来ました。
最新作のオープニング『Oberlove』です。
いやー、そうえいば新作のツアーだったんですよね、今回の来日。
文句なく格好良いです。
二曲目『Hitsonu』と三曲目『Nervelevers』まで、そのまま続きました。
(記憶多少あやふやです)
この時が一番素直に(?)楽しめました。
『Terminal Slam』やらなかったのはちょっと残念でした。
で、もうちょっとプレイして終了です。
だいたい、一時間15分くらいでしょうか。
正直、中盤のビート押しとポケモンが強烈すぎて、足にかなり来ていたので、
「やっと終わった・・・」
という感じでもありました。
アンコール~すんのかいせんのかい
そのまま客電がついたので、
「アンコールなしかー」
と、大半の人は出口に流れ始めました。
私も流されて、やや後方に進んだところで、ステージ側から歓声が。
「すんのかい!」
ほぼやらん感じの流れから、まさかのアンコールで、驚きました。
そして、始まった曲にびっくり。
『Come On My Selector』ですやん。
これ聴くためだけでも来てよかった、という感じでした。
で、ここで終了となりました。
(もしかして、まだアンコールありました?)
終わりに
と、こんな感じでした。
セットリストとか書いたレポートになってなくてすいません。
20年くらい聴いているのに、何気にスクエアプッシャー名義のライブは初参加でした。
いやーしかし、棚ぼた的に取れたチケットとは思えない、満足度と疲労感でした。
それにしても、これだけのキャリアにして、あれだけ攻めたステージには驚愕です。
中盤のビート押しは、私には未体験ゾーンで、新時代の拷問のようでした。
(褒めてます)
また見に行きたいと思います。
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