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【IRON MAIDEN/レビュー番外編②】アイアン・メイデン公式ヘッドフォン『ED-PH0N3S』レビュー

EDPH0N3S外観2 音楽

トトオです。

みなさんは、

アイアン・メイデンの音楽を、

どんな環境で聴いていますか?

私は家では、

iTunes Matchにアップした、

メイデンの音源を、

Bluetoothスピーカーで聴く、

というスタイルが定着しています。

一番楽をして聴けるスタイルに、

今は落ち着いてしまいました。

しかし、

本腰を入れて聴きたい時は、

PCオーディオから、

ヘッドフォンかスピーカーで、

じっくり楽しみます。

そんなスタイルにぴったりな、

ヘッドフォンが、

オンキョーから発売されています。

その名も、

『ED-PH0N3S』(「エドフォンズ」と読む)です。

今回は、

このアイアン・メイデン公式ヘッドフォン

『ED-PH0N3S』をレビューします。

この記事は、

以下のような方におすすめです。

アイアン・メイデン関連グッズは網羅したい
最高の環境でメイデンの音楽を楽しみたい
手頃な価格のヘッドフォンを探している

『ED-PH0N3S』

概要

本製品は、

2016年1月に、

メイデンのベーシスト、

スティーヴ・ハリスと、

オンキョーが共同開発した、

ヘッドフォンです。

39,800円(税込)でした(当時)。

開発の経緯

スティーヴ・ハリスは、

当時、

新作『The Book of Souls』

発表を控えており、

その新作を、

最高の環境で楽しめるヘッドフォンを、

探していたそうです。

しかし、

彼の求めるようなヘッドフォンが見当たりませんでした。

それならいっそ、

自ら作ってしまえ、ということで、

オンキョーとの共同開発に至ったそうです。

外観

まず、外観はこんな感じです。

EDPH0N3S外観

ヘッドフォン外側に、

マスコットのエディのイラストが、

ど派手に描かれています。

これは、

アルバム『Somewhere in Time』の、

ジャケットに描かれていたエディですね。

他の角度からだと、

こんな感じです。

EDPH0N3S外観2

スライダーの部分まで、

ペイントされており、

かなり派手なデザインです。

サイズ

『ES-HF300』という、

オンキョーのヘッドフォンを

ベースにして作られており、

サイズ感は、『ES-HF300』と同じです。

具体的なサイズは下記の通りです。
重量:245g
ケーブル長:1.6m

かなりコンパクトですね。

参考に、私が長年愛用している、

オーディオテクニカ『ATH-W1000』と、

比較してみます。

ATH-W1000外観

こちらは、重量349gです。

並べてみたら、

こんな感じです。

ATH-W1000外観2
並べると、サイズ感の違いがよくわかります。

このオーテクのヘッドフォンのほうが、

一回りは大きいですね。

『ED-PH0N3S』は、

小ぶりなので、

この程度のサイズ感なら、

屋外で使用することも可能でしょう。

このデザインでの外出は、

相当勇気がいるとは思いますが・・・。

仕様

各種仕様は、

以下のようになっています。

ドライバー形式:ダイナミック(チタンコート振動版)
ドライバー口径:40mm
再生周波帯域:10Hz~27kHz
最大入力:800mW(JEITA)
出力音圧レベル:105dB/mW
インピーダンス:32Ω
プラグ:φ3.5mm
同梱アダプター:φ6.35mm(1/4インチ)

そもそも、

このヘッドフォンの開発の目的は、

スティーヴ・ハリス曰く、

『ヘヴィメタル、

ひいてはロックミュージックに、

適したヘッドフォンが欲しかった』

ということです。

これは、

どういうことかと言いますと、

『現在のヘッドフォンの多くが、

ダンスミュージック向けに、

高域及び低域を強調しており、

中域が満足に表現できる、

ヘッドフォンが欲しかった』

とのことです。

個人的には、

メタル全般というよりも、

メイデンのサウンドの特性を考えると、

確かにこのようなヘッドフォンが、

望ましいと感じました。

メイデンの音楽は、

スティーヴのベースと、

ニコのドラムのコンビネーションが、

バンドの核になっています。

一般のメタルバンドは、

ギターの音が太すぎるため、

ベースの音まで潰してしまっていることが、

非常に多いです。

その点、メイデンは、

各楽器のアンサンブルに重きを置いているため、

全体的にバランスが整った音響が、

望ましいはずです。

プラグ

このヘッドフォンで特徴的な点が、

プラグが銀メッキであることです。

EDPH0N3S外観3

通常、プラグには金メッキが、

使われることが多いですが、

音質に与える影響が少ない銀メッキを、

採用した、とのことです。

但し、ご覧の通り、

普通に保管していても、

かなり劣化してきおり、

取り扱いには、かなり注意が必要です。

試聴

前置きが長くなりましたが、

それでは早速、試聴してみます。

試聴環境

まず簡単に、

私の試聴環境を紹介しておきます。

私は、

それほどPCオーディオに、

こだわっている方ではないので、

とてもシンプルなセッティングです。

PC:iMac
再生ソフト:JRiver Media Center 24
DAC:TEAC AI-301DA-SP

iMacに取り込んだ音源を、

『Media Center 24』で再生し、

TEACの『AI-301DA-SP』でD/A変換し、

この『AI-301DA-SP』は、

プリメインアンプでもあるので、

こちらからそのまま出力しています。

AI-301DA-SP外観

これにヘッドフォンを差し込んで、

試聴します。

ちなみに、

エージングは数十時間ほどです。

試聴曲① IRON MAIDEN『Wasted Years』

まず、一曲目の試聴曲ですが、

これはやはりメイデンの曲でしょう。

メイデンの曲では、

私が一番好きな曲である、

『Wasted Years』です。

(アルバム『Somewhere in Time』収録)

試聴したのは、

リマスター版のハイレゾ音源です。

イントロから、

はっきりと違いがわかりますが、

音の分離が抜群に良いです。

このアルバムでは、

シンセサイザーが多く使われていますが、

エフェクトもはっきりと聴こえます。

スティーヴの意図した通り、

中音域がとても豊かなため、

ベースとドラムのコンビネーションが、

より鮮明に聴こえます。

ハイハットの鳴り方は、

別次元ですね。

試聴曲② Michael Jackson『Beat It』

2曲目は、

マイケル・ジャクソンの、

『今夜はビート・イット』です。

これまたハイレゾ音源です。

私は、新しい音響製品を買った時は、

必ずマイケル・ジャクソンの曲で試聴します。

音の情報量がとても多いので、

機材の違いがより感じられるからです。

このヘッドフォンで聴いた『Beat It』は、

パーカッション・ドラムのきめ細やかさ
SEのアレンジの繊細さ
コーラスの情報量の多さ
ヴァン・ヘイレンのギターソロの迫力

このあたりが、

特に顕著に違いを感じられました。

30年近く前の曲というのが、

信じられませんね。

試聴曲③ TM Network『Get Wild』

最後の試聴曲は、

TM Networkの『Get Wild』です。

くどいですが、

これもハイレゾ音源です。

TMの代表曲ですが、

とにかく、大迫力です。

元々、かなりメリハリのついた楽曲ではありますが、

天才小室哲哉のアレンジの凄さを、

思う存分楽しめます。

何気に、ギターのアレンジが凄いです。

宇都宮隆のボーカルが、

他に替えがきかない、と言われる理由も、

よくわかります。

彼の歌声は、

ややハスキーでありながらも、

甘い声ですが、

細かい息遣いまで聞こえます。

評価

このヘッドフォンの音質に関する評価は、

これまでの試聴曲に関する記載を、

ご参考にしてください。

他、全体的な評価は以下の通りです。

良い点
本体が軽い
音の情報量はかなり多め
唯一無二のデザイン
リーズナブルな価格
悪い点
装着感はまあまあ
やや聴き疲れする
コードが短く細く、絡みやすい
プラグが劣化しやすい

総括

まず、

アイアン・メイデンファンなら、

買って損なしです。

デザインの強烈さもさることながら、

スティーヴがこだわった音質で、

メイデン曲を聴けるというだけで、

満足間違いなしです。

既述の通り、

デメリットもいくつかあります。

特に、コードの短さは、

家の中で試聴することを、

前提としていることを考えると、

かなり不便です。

現在、

売れ残りがまだ市場に出回っているようで、

処分価格で売りに出しているところが、

多いようです。

アマゾンで、

実勢価格が10,000円強ほどです。

この価格なら、

買って損することはないでしょう。

このヘッドフォンで、

過去の名作を聴きながら、

来るべき来日公演まで、

気持ちを高めましょう。

Up the Irons!

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