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【名曲ランキング!IRON MAIDEN/全アルバムレビュー】アイアン・ メイデン『Somewhere In Time(サムホエア・イン・タイム)』

IRON MAIDEN サムホエア・イン・タイム 写真 ブログ用 音楽

トトオです。

メイデンレビュー第6弾です。

前回の記事はこちらです。

【名曲ランキング!IRON MAIDEN/全アルバムレビュー】アイアン・ メイデン『Powerslave(パワースレイヴ)』
トトオです。 ぼちぼち続けてきたこのメイデンレビューも、 五作目です。 前回の記事はこちらです。 現時点で、 彼らは16枚のアルバムを出していますので、 ほぼ三分の一が終わったわけです。 さすがにキャリアが40年くらいある...

今このレビュー用に、

『Somewhere In Time』を聴いてますが、

最高に気分良いです。

過去作から、

順に歴史を追って聴いていくと、

バンドの成長していく経過も、

楽しめます。

「もうメイデンは聴き飽きた」

と感じている人は、

是非試してください。

この記事は、

以下の方にオススメです。

メイデンの最高傑作を聴きたい
ブレードランナーやサイバーパンクが好き
ジャーマンメタルやメロスピが好き

【メイデンと私 ⑥】待ちに待った新作発売

私は、

95年のブレイズ・ベイリー/Blaze Bayley加入後の第一作、

『X ファクター/The X Factor』の時期に、

彼らのファンになりました。

このアルバムから入ったわけではなく、

その時期に出たベスト(『Best of the Beast』)から入ったので、

ブレイズがボーカルであるということは、

当時そんなに意識しなかったです。

そして、

ファンになって数年経った1998年、

待望の新作、

『ヴァーチャル・イレヴン/VIRTUAL XI』が、

発売されます。

当時住んでいた街に西友があり、

その中にレコード屋さんがあったので、

そこに買いに行きました。

まず、

ジャケットを見て驚きましたね。

エディがブサイクで…。

全体的に絵も気持ち悪くて、

テンション下がりました。

国内盤はボーナスディスク付きで、

歴代のアルバムジャケットの書かれた、

卓上カレンダーが付いていました。

インナーを見ると、

メンバーがサッカー好き、

というのだけは、伝わりました。

肝心なアルバムの内容はというと…

作品別レビューの順番が来たら、

その時にレビューします。

当時のBurrn!の評価は、

「前よりはまだマシ」とか、

「スティーブが少しはブレイズに合わせた」とか、

「なんとか我慢したら聴けるんじゃない?」

といった散々な評価でした。

そして同年11月、

メイデンの来日公演を、

初めて観に行きます。

概要『Somewhere In Time(サムホエア・イン・タイム)』(1986年発表)

1986年発表の六作目です。

前作からは二年近く経って、

発表されました。

『頭脳改革/Piece Of Mind』から、

ここまでの三作、

メンバーは同じ布陣です。

結論から言ってしまうと、

この作品か、

次の『第七の予言/Seventh Son of a Seventh Son』が、

アイアン・メイデンの最高傑作です。

この二作は、

どちらも素晴らしい出来で、

甲乙をつけがたいです。

本作は、

前作同様、全八曲です。

やはり長い曲が多くて、

8分一曲、

7分二曲、

6分一曲と、

6分以上の曲が四曲もあります。

これらの長い曲は全て、

スティーブ単独です。

比較的短い、5分台の三曲が、

エイドリアンの単独曲で、

残り一曲が、

デイヴとスティーブの共作です。

珍しく、

ブルースが作曲にクレジットされていません。

私はブルースの書く曲も好きなのですが、

このアルバムは、

スティーブの大作志向の曲と、

エイドリアンのキャッチーな曲の、

コントラストが素晴らしいです。

デイヴとスティーブの共作も、

これはこれで良い曲で、

他の曲とは、やや毛色が違っており、

アルバム後半の、

アクセントになっています。

また、

アルバムジャケットが最高ですね。

メイデンのアルバムジャケットは、

素晴らしいものが多いですが、

その中でも本作は、

一二を争うクオリティです。

では、全曲レビューです。

全曲レビュー

#1 サムホエア・イン・タイム/Caught Somewhere In Time(Harris)[7:25]

のっけから、

シンセサイザーで幕を開けます。

(ギターシンセらしいですが)

ジャケットにある、

ブレードランナー風エディにぴったりの、

近未来サイバーパンク感が出てます。

途中から一気にテンポチェンジして、

畳みかけます。

ギターの音色の影響もあり、

この作品はあまりヘヴィな感じがしません。

スネアやバスドラも、

音が軽く、抜けが良いです。

この作品は、

非常に音のバランスが良いです。

ブルースのボーカルも絶好調で、

伸び伸び歌うサビが、

気持ちいいです。

スティーブのベースは、

過去最高に、

バキバキならしています。

褒めるところがいくらでもある曲で、

メイデンどころか、

メタルの歴史上、

最高のオープニング曲で、

ないでしょうか。

#2 ウエイステッド・イヤーズ/Wasted Years(Smith)[5:07]

アイアン・メイデンで、

私が一番好きな曲はこれです。

エイドリアン単独の曲ですが、

彼のメロディセンスが、

爆発しています。

このアルバムは既述の通り、

音のバランスが良く、

このキャッチーな曲と、

抜群にマッチしています。

イントロの、

開放弦を使ったギターリフは、

メイデン自身、

この後も似たような曲を書きますが、

これを超えるものはありません。

他バンドも、

近いメロディを使うことがありますが、

全てこの曲の亜流に思えます。

中盤にある、

ギターソロ前にベースが引っ張っていく展開も、

鳥肌モノですね。

この曲を聴いて、

好きになれないなら、

メイデンどころか、

ハードロック・メタル全般に無理でしょう。

というか、

音楽自体向いてないかもしれません。

(これは言い過ぎか)

メイデン史上最も好きな曲が、

エイドリアンの曲だというのは、

我ながらちょっと感慨深いです。

(だいたい人と趣味が合わないので・・・)

#3 帰らざる航海/Sea Of Madness(Smith)[5:41]

続く三曲目も、

エイドリアン単独の曲です。

ミディアムテンポで、

ベースとドラムのコンビネーションが、

格好いいです。

このアルバムは、

ギターの音色がカラフルなので、

その分ベースが目立ちますね。

素晴らしいメロディの曲で、

特に中盤の展開が凝っています。

ギターソロ終わりの、

アルペジオでメロウに弾くところは、

前作の『Rime of the Ancient Mariner』あたりで、

得たテクニックでしょう。

もっとひっぱれそうな感じですが、

敢えてやらずに、

潔く終わるところも良いです。

この時期のエイドリアンは、

間違いなく天才ですね。

#4 ヘヴン・キャン・ウエイト/Heaven Can Wait(Harris)[7:21]

スティーブ単独曲です。

コラム(?)『メイデンと私』で書きましたが、

アイアン・メイデンで最初に私がハマったのは、

この曲です。

長尺メイデン曲の、

一つの完成形と言える出来で、

歌メロや、中間のコーラスパート、

ギターソロ、すべて完璧です。

詳細はこちらのコラム【メイデンと私④】をどうぞ。

【名曲ランキング!IRON MAIDEN/全アルバムレビュー】アイアン・ メイデン『Piece Of Mind(頭脳改革)』
こんにちは。トトオです。 不定期連載メイデンレビューの第四弾です。 前回の記事はこちらです。 この記事は、 以下のような方にオススメです。 黄金期メイデンを最初から聴きたい エディーの扱いが酷くて同情する ニコ・マ...
#5 長距離ランナーの孤独/The Loneliness Of The Long Distance Runner(Harris)[6:31]

スティーブ単独の曲ですが、

今日日のジャーマンメタルの原型は、

これではないでしょうか。

頭のギターから、サビまで、

メロディの洪水のようです。

そして、速いです。

正直、この曲はメロディック過ぎて、

ややダサく感じます。

このアルバムは、

他の曲が素晴らしすぎるため、

そう感じるだけであって、

曲単体で見た場合、

驚異の完成度です。

メイデンファンでなくても、

ジャーマンメタルとか、

メロスピとか好きな人なら、

この曲から聴くと、

良いかもしれません。

#6 ストレンジャー・イン・ア・ストレンジ・ランド/Stranger In A Strange Land(Smith)[5:44]

このアルバムの、

エイドリアン作の三曲目です。

今作の彼の三曲の中では一番地味で、

テンポも遅いです。

しかし、アルバム後半の、

良いアクセントになっています。

レコードだと、B面の二曲目であり、

まさに絶好の位置と言えます。

こういう、やや力を溜めたような曲だと、

特にドラムとベースの素晴らしさが際立ちます。

#7 デジャ=ヴ – Deja-Vu(Murray,Harris)[4:56]

ここに来て、

デイヴとスティーブの共作です。

このアルバムで一番短い曲です。

デイヴの曲なのに、

普通に格好良いです!

歌メロよりも、

ギターのメロディが目立つ曲ですね。

アルバム中では、

『The Loneliness of the Long Distance Runner』に近くて、

これもジャーマンメタル風の疾走曲です。

他の曲と比べて、

比較的シンプルで速い曲で、

こういう曲が後半に入っているのは、

アルバムのバランスとしていいですね。

さすが全盛期、

といったところです。

#8 アレキサンダー・ザ・グレイト/Alexander The Great(Harris)[8:35]

ラストは、

スティーブ単独の長編です。

前作の『Powerslave』や、

『Rime of the Ancient Mariner』路線です。

途中から、かなり大仰な展開です。

そもそも、タイトルからして大仰ですが。

ギターの音色が工夫されているので、

こういう長尺曲でも、

メリハリが効いていて、

退屈させません。

採点 / オススメ名曲ランキング

『Somewhere In Time(サムホエア・イン・タイム)』 /97点
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ランキング

1位『Wasted Years』

2位『Heaven Can Wait』
3位『Sea Of Madness』
4位『Caught Somewhere In Time』

総括

このアルバムは、

本当に隙がないというか、

完璧な作品です。

退屈なメロディが一つもないどころか、

無駄が一切ありません。

アレンジのおかげか、

やや軟派な雰囲気で、

初期のような恐ろしげな雰囲気は、

皆無です。

あの路線のままだと、

やはり曲調が限定されるので、

賢明だと思いますね。

最初に書きましたが、

これと、

次の『Seventh Son of a Seventh Son』は、

メイデンの最高傑作です。

彼らはどの作品も素晴らしく、

駄作は一枚もない、

驚異的なバンドですが、

その彼らのキャリアでも、

これほど凄い作品はありません。

終わりに

私は、

メイデンのキーマンは、

エイドリアン・スミスだと思っているので、

彼が『Seventh Son of a Seventh Son』後に、

一度メイデンを抜けたことで、

メイデンは一旦終わったと思っています。

彼は2000年にブルースと一緒に復帰して、

また作曲に関わります。

やはり復活後は、

黄金期とそのまま比較できません。

もし、

『Seventh Son of a Seventh Son』後に、

エイドリアンが抜けずに、

もう一枚あったら、

更に素晴らしいものが、

できたのではないでしょうか。

とにかく本作は、

メタル好きでよかった、

音楽好きでよかった、

そう思わせてくれる素晴らしい作品です。

次作も最高傑作ですので、

今から聴くのが楽しみです。

【名曲ランキング!IRON MAIDEN/全アルバムレビュー】アイアン・ メイデン『Seventh Son of a Seventh Son(第七の予言)』
トトオです。 メイデンレビュー第7弾です。 前回記事はこちらです。 既に前回書きましたが、 前作『サムホエア・イン・タイム』と、 本作『第七の予言』は、 メイデンの最高傑作です。 80年の第一作から、 本作発表までで、計...

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