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【まだメロデスです】イン・フレイムス/In Flames 年代別作品ランキング(2000年代後半編)

イン・フレイムス アルバム 写真3 ブログ 音楽

トトオです。

イン・フレイムスレビュー第三弾です。

今回は、彼らが2000年代後半に発表した、

二枚の作品をレビューします。

前回の記事はコチラです。

【辞めですメロデス】イン・フレイムス/In Flames 年代別作品ランキング(2000年代前半編)
トトオです。 前回は、 1990年代のイン・フレイムスについて、 レビューしました。 今回は、 2000年代前半に彼らが発表した、 三枚の作品のレビューを行います。 この記事は、 以下のような方にオススメです。 メロデ...

この記事は、

以下のような方にオススメです。

『Clayman』以降離れてしまった人
2000年代の最高傑作を聴きたい人
天才イェスパーの軌跡を振り返りたい人

私とイン・フレイムスの2000年代(後編)

前回も記載しましたが、

私が本当にイン・フレイムスに

のめり込んでいたのは、

90年代後半から、

2000年代初頭くらいまででした。

彼らは、2000年代前半から、

メロディック・デスメタル

というスタイルをベースとしながらも、

よりモダンな形にシフトしていきました。

私はこの時期は、

UKロックやオルタナティヴ・ロック、

クラブミュージックに趣味がシフトしており、

メタルを聴く比率がかなり落ちていました。

そんな中でも、

イン・フレイムスは昔の思い入れもあり、

新作は買い続けていました。

しかし、正直なところ、

そこまでハマりこむようなことは

もうなくなっていました。

メロデスという枠で見ると、

この時期は、ダーク・トランキュリティを、

一番よく聴いていました。

元々好きなバンドではあったのですが、

2000年代の彼らは、

私の期待を遥かに超える、

凄いものを連発していました。

(公式とは思えぬ画質です・・・)

2000年代後半の作品について

今回は2000年代後半に発表された二作品を

レビューします。

2006年 『Come Clarity』
2008年 『A Sense of Purpose』

既述の通り、

私はリアルタイムで聴いていましたが、

実は当時はあまり聴き込まずにいました。

2010年代に入り、

なんとなく聴き続けてはいましたが、

今回レビュー用にさらに聴き直した上で、

たった二枚のアルバムを、あえてランキング形式で、

紹介します。

トトオ
トトオ

モダンメロデス最終形態!

第2位

第2位 / Come Clarity(2006年発表)
モダンメロデス路線最終形態 / ☆☆☆☆☆
全体を楽しむためにややコツが必要 / ☆☆☆

2006年の通算8枚目の作品です。

94年のデビュー作から、

10年ちょっとで8枚目です。

しかし、凄まじいペースですね。

前作からは二年ぶりになります。

メンバーは、前作から変わらずです。

プロダクション

この作品は、

メンバーのセルフプロデュースなんですね。

2000年代のモダンメロデス作品では、

唯一Daniel Bergstrandの名前が入っていません。

作品には関わっているのに、

「プロデューサー」とは、

あえて書いていないのが不思議です。

音作りはかなり振り切っていて、

全体的にかなりヘヴィで硬めの作りです。

ドラマーが超人的で、

機械のようなプレイに徹しているため、

インダストリアル・メタルばりです。

ミニストリーのようです。

久しぶりに聴いたら、

全然ミニストリーの方が人間っぽいですね。

やはり時代が違いすぎましたか。
(2000年代のミニストリーは正直聴いていません)

こっちのほうに近いでしょうか。

しかし、これ人間が叩いているんですね・・・。

インダストリアルとはなんぞや、

って感じになってきました。
(この時期、ジーン・ホグランなんですね)

ジャケット

ジャケットデザインが強烈で、

まさに『Take This Life』です。

ちなみに、セパルトゥラのこの作品も

同じイラストレーターです。

シャレオツ横文字バンドロゴは、

今回三回目の採用ですが、この作品で終わりです。

それを意識したのかどうかわかりませんが、

前二作で培ったモダンメロデス路線の

最終形のような仕上がりです。

楽曲レビュー

個人的に、このアルバムは、

発売時のインパクトが強かったです。

一曲目がこれでしたから。

正直なところ、この作品に限らず、

イン・フレイムスはアルバム全体として見た時に、

とっつきにくい作品が多くなったように思います。

全13曲ですが、通しで聴くのは結構辛いです。

曲が悪いわけではなく、

似た雰囲気の曲が多く、

アルバムの流れも良くないことが原因です。
(単に自分の好みの問題かもしれませんが)

この作品を楽しむコツは、

LPを聴くように、

A面(前半)とB面(後半)と、

勝手に分けて聴くことです。

バランス的には、

1曲目『Take This Life』から、

表題曲の6曲目『Come Clarity』をA面、

7曲目『Vacuum』から、

13曲目『Your Bedtime Story Is Scaring Everyone』

までを、B面とします。

この聴き方だとより分かりやすいのですが、

いわゆるメロデスっぽい曲は後半に多いです。

前半は『Take This Life』『Leeches』のような、

インダストリアルばりのゴリゴリのリズム隊と、

スラッシュメタルっぽいリフをベースにして、

そこにたまにメロディを挟むような感じです。

典型は、4曲目『Dead End』でしょうか。

女性ボーカルをフィーチャーした曲ですが、

途中のメロディライン(2:05あたり)は、

かつてのイン・フレイムスを彷彿とさせる、

叙情的なメロディです。

後半は、

頭からイン・フレイムス得意の、

メロディ満載の曲が多いです。
(7曲目『Vacuum』はそうでもないですが)

しかし、メロディックであっても、

曲の構成やベースは、

やはり2000年代のイン・フレイムスです。

13 曲目はおまけ(?)のようなものなので、

実質最後といえる12曲目『Vanishing Light』は、

めちゃくちゃ格好良い、

これぞまさにメロデスといったメロディです。

このアルバムの一番の曲はこれでしょうか。

でも、ダサいと言われそうだから、

最後に入れたんでしょう、たぶん。

曲順が違ったら、当時でも、

全然違う評価を受けたのではないでしょうか。

私のような人、つまり当時、

このアルバムの前半で心が折れてしまった人は、

8曲目から12曲目は、

かなりとっつきやすい曲ばかりなので、

この辺だけリピートするのもおすすめです。

トトオのオススメ曲
『Dead End』
『Crawl Through Knives』
『Vanishing Light』

トトオ
トトオ

2000年代の最高傑作はコレ!

第1位

第1位 / A Sense of Purpose(2008年発表)
イェスパー最終作にして充実の内容 / ☆☆☆☆☆
新旧ファン両方楽しめるバランス / ☆☆☆☆

2008年発表の通算9作目です。

この作品を最後に、

バンドの要であったイェスパーが脱退します。

私はこの作品もタイムリーに聴きましたが、

久しぶりにすんなり入ってくる作品でした。

プロダクション

Daniel BergstrandRoberto Laghiと、

バンドの共通プロデュースです。

ボーカル部分は、

Daniel Bergstrandのプロデュースで、

その他の部分は、

Roberto Laghiプロデュースとのことですが、

これが結果的に功を奏しました。

前作の『Come Clarity』は、

彼らが『Reroute to Remain』から進めた、

モダンヘヴィネス路線の

一つの到達点のような作りでした。

本作は、明らかに路線変更しています。

端的に言うと、かつてのバンドサウンドに、

かなり近づいています。

ある種、後退と取られかねない方向性であり、

それなりのリスクを覚悟した上での、

彼らの決断でしょう。

当時の私の印象では、この作品は世間的には

やや地味な受け入れられ方だったように思います。

ジャケット

ジャケットのバンドロゴが、

久しぶりに変わりました。

前のおしゃれロゴから、

ややメタルっぽい雰囲気に戻りました。

しかしなんでしょう、このジャケ絵は。

独特の世界観です。

なんか、AKIRAの鉄雄のファンタジー風、

とでも言いましょうか…。
(今なら、伊之助を思い出す人が多いか)

勝手なことばかり言ってますが、

どうもイン・フレイムスは、

バンドのイメージ作りと言いますか、

トータルプロデュースが、

あまりうまくないように思います。

やりようによっては、

もっとファンが増えるはずです。
(どんなファンを増やしたいかにもよりますが)

楽曲レビュー

私は、前作『Come Clarity』は、

既述の通り、一曲目の印象が強烈すぎて、

当時入り込めませんでした。

本作『A Sense of Purpose』は、

一曲目から、

明らかに過去のメロディックデスメタル時代の

メロディやスタイルの比重が増しています。

但し、曲の骨格はやはり、

ここ数年培ったモダンメロデス路線であり、

新旧ファン共に取り入れられるような

絶妙なバランスになっています。

音質も、前作よりもかなりナチュラルな

バンドサウンドになりました。

ギターのディストーションや

ドラムのスネアやシンバルの音が、

かつてのメロデス時代に近いです。

また、メロディの挟み方も、

前作よりも前面に押し出しています。

正直なところ、

五作目『Clayman』の次にこれが出ていたら、

大半のオールドファンも、

すんなんり受け入れたかもしれません。
(たぶん・・・)

曲も粒揃いで、流れもよく、

前半数曲一気に駆け抜けます。

前半のハイライトは、『Alias』でしょう。

中間のクリーントーンなんか、

90年代のイン・フレイムスのようです。

その後も、良い曲が続きます。

しかし、本作の最大の弱点は、

キラーチューンがないことでしょう。

これ、ってのがないんですよね、このアルバム。

本当に良い曲が多いんですが。

シングルカットのこの曲なんかもそうです。

最後3曲は日本盤のボーナスのため、

本来は全12曲になります。

この12曲として見ると、全体の流れが、

よく練られていることがよくわかります。

4曲目と8曲目にアコギ曲を挟んでいるので、

だいたい1-4曲, 5-8曲, 9-12曲の、

四曲ずつのブロックに分かれていると思うと、

かなり楽しみやすいです。

全体的に短い曲が多く、大半が3-4分ですが、

8曲目だけが8分の大作です。

この曲の気合の入り方は尋常ではなく、

アレンジ含めて、素晴らしい出来です。

地味さは否めませんが、

新たなイン・フレイムスの定番といった感じです。

このように、イェスパー在籍時代最後の本作は、

2000年代の締めくくりにふさわしい、

非常に手堅い作りでしたが、

目立つところが少なく、地味な作品のため、

ちょっともったいない気がします。

『Clayman』以降から離れたオールドファンは、

その後の三枚ぶっ飛ばして、

本作を聴くのも正直アリです。

トトオのオススメ曲
『The Mirror’s Truth
『Alias
『I’m the Highway
『The Chosen Pessimist』

終わりに

今回のレビューで、

2000年代のイン・フレイムスは全て終了です。

2000年 Clayman
2002年 Reroute to Remain
2004年 Soundtrack to Your Escape
2006年 Come Clarity
2008年 A Sense of Purpose

2000年代は、

『Clayman』で、

彼らの以前のスタイルを締めくくり、

『Reroute to Remain』から『Come Clarity』で、

モダンメロデス路線を極めて、

『A Sense of Purpose』で、

新旧ファン両方取り込めるような、

素晴らしい作品を発表したのち、

バンドの創設者のイェスパーが、

脱退しました。

イェスパーは、

このジャンルのパイオニアであり、

紛れもなく天才だったと思います。

こうやって見ると、劇的な10年間ですね。

なんと、そこから更に10年も経っているという、

時の流れの速さにも、驚いてしまいます。

2010年代の彼らは、イェスパー不在でも、

積極的に活動します。

イェスパーは、イェスパーで、

その後、他バンドでの活動内容も興味深くて、

そちらも今後、一緒に紹介するつもりです。

私は、2000年代のイン・フレイムスなら、

『A Sense of Purpose』を推すとして、

このレビューを締めくくります。

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