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【BURRN!が推すので】Artension『Phoenix Rising』/なぜか好きなアルバムなんなん⑫

アーテンション アルバム 写真 ブログ用 好きなんなんなん

トトオです。

今回の「好きなんなんなん」は、アーテンション『フェニックス・ライジング』です。

前回の記事はこちらです。

今回の記事のポイントはこちら。

トトオ
この記事の
ポイント

B!だけが頼りだったあの頃

結論

本作の結論はこちらです。

BURRN!が推す!キーボード界インギーの名盤

では、レビュー行ってみましょう。

心の拠り所、それはBURRN!

ネットはない、BURRN!はある

私がメタラーになったのは90年代中盤です。

まだネットがほとんど普及していませんでした。

新譜の情報は、基本的に専門誌で得るしかありません。

メタル専門誌としては、やはりBURRN!の影響は絶大でした。

BURRN!が推すので

BURRN!の目玉記事は、ご存知(?)クロスレビューです。

レビュアー陣が、毎月新譜を採点します。

ネットが発達していないので、音源を聴く方法は基本的に購入して聴くしかありません。

だいたい新品でCDを購入すると、二千数百円程度です。
(当時の国内盤)

学生の私には、この二千円はかなりでかい。絶対にハズレは引けないわけです。

こんな状況ですので、BURRN!のレビューは本当に重宝しました。

今回紹介するArtensionのセカンドは、当時BURRN!のレビューで、高得点が付けられました。
(点数は失念)

当時は全く知らないバンドでしたが、点数につられて購入しました。

Artension『Phoenix Rising』(1997)

キーボード界のインギー

本作最大の目玉は、キーボードのヴィタリ・クープリのプレイです。

とにかく速いです。のっけから弾きまくります。

影に隠れてやや地味ですが、キーボードとユニゾンをキメてるギターも大概凄いです。
(ロジャー・スタフルバッハ)

同系統のバンドでは、ストラトヴァリウスシンフォニー・エックスがありました。

この二バンドは、いわゆるネオクラシカル系に分類され、スケールやフレーズはモロにクラシカルです。

Artensionは、それらのバンドほどクラシカルではなく、プログレメタル的な要素が強いです。

なんかこう、ハード・アンド・メタリックで、男臭いんですよね。

モロにネオクラシカル系なバンドよりも、こちらの方が私の好みでした。

泣けるバラードと超絶シンガー

インストゴリゴリのオラオラ系ファストメタルばかりかと思いきや、ピアノをフィーチャーしたバラードもかなり良いです。

どこかで聞いたような没個性な歌詞ですが、泣けるピアノフレーズと、力強いボーカルパフォーマンスは素晴らしいです。

ボーカルはのちにロイヤル・ハントにも在籍するジョン・ウェストです。

タイトル曲の超ハイトーンは必聴です。

本編ラストには、キース・エマーソンばりのピアノソロなんかもあって、単なる速弾き小僧ではないところをしっかり見せつけます。

高テクニックだと、定着しづらい?

本作は彼らの二作目にあたります。

一作目『Into the Eye of the Storm』は本作ほど曲が洗練されておらず、音もやや貧弱です。

三作目『Forces of Nature』は本作よりも凝った作風ですが、個々の曲が地味でやや退屈です。

 

その後、いくつか作品を発表しますが、2000年代に活動停止します。

2010年代に再結成されたようですが、その後作品が発表されていません。

ここからは、全くの私見です。

テクニック重視のバンドは、バンド内のケミストリーを保つのが難しい印象です。

十分なテクニックを条件として、バンドメンバーが選ばれるわけですが、良くも悪くもメンバーが流動的になりがちです。

要するに、それだけの実力があるので、他所でもやれる、という自信があるわけです。

その点、テクニックがそれほど高くないバンドは、個人芸ではなく団体芸に価値があるため、自然と結束が強くなるのではないでしょうか。
(どのバンドがどうとか言う話ではありませんが)

トトオのオススメ名曲ランキング

トトオ
トトオの
オススメ
ランキング

1位『Valley of the Kings』
2位『Area 51』
3位『Through the Gate』

終わりに

ヴィタリはArtensionと並行して、インギーファミリー(?)であるマーク・ボールズリング・オブ・ファイアでも活動しています。

こちらはいまだに健在で、新作も発表しています。

でも、個人的にはArtensionの作風の方が好きです。

せっかく再結成したみたいなので、新作も発表して欲しいものです。

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