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【暗黒からの使者】Alice in Chains『Dirt』/ トトオのオールタイムベスト⑧

アリス・イン・チェインズ アルバム 写真 ブログ用 オールタイムベスト

トトオです。

今回は、メタルの歴史の転換点となった名盤、

アリス・イン・チェインズ(以下、AIC)の、

セカンドアルバム『Dirt』を紹介します。

前回記事はコチラです。

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アリス・イン・チェインズについて

90年にメジャーデビューした、

アメリカはシアトルのバンドです。

彼らのキャリアは、

大きく二つに分けることができます。

レイン・ステイリー生前(90年代)
レイン・ステイリー死後(2000年代後半~)

ボーカルのレインが在籍していた90年代と、

レインが亡くなった後の2000年代後半以降に、

分けることができます。

今回紹介する作品は、

レイン・ステイリー在籍時の、

最高傑作と言われる作品です。

『Dirt』(1992年)

新型ヘヴィメタルのマスターピース
オルタナティヴメタルで世界制覇
希代のボーカル レイン・ステイリー

新型ヘヴィメタルのマスターピース

本作発表年は、1992年です。

メタル界では、前年にメタリカ

それまでのスラッシュメタルを封印した

スローヘヴィな作品『メタリカ』で、
(通称『ブラックアルバム』

世界的な人気を獲得しました。

それまでメタルと言えば、

速さや鋭さ重視でしたが、

この作品が転機となり、

ヘヴィネスやグルーヴなど、

さらに表現の幅が広がりました。
(ちなみに前回紹介した
 フェア・ウォーニングも1992年ですが・・・)

AICは、90年のデビュー作、

『Facelift』の時点ですでに、

いわゆる正統派のメタルとは、

違う路線を確立していました。

スローアンドヘヴィという方向性に加えて、

ギターとボーカルの陰鬱なメロディという、

彼らのオリジナリティが確立されています。

この作品も、デビュー作とは思えぬ、

完成度の高い作品だったのですが、

本作では、さらにその方向性を突き詰めて、

現代版ブラックサバスとでもいうような、

独特のスタイルを完成させます。

この作品の代表曲は、

間違いなくこれですが、

楽曲もさることながら、

音質が驚異的に良いです。

名プロデューサーDave Jerdenの、

最高の仕事の一つでしょう。

オルタナティヴメタルで世界制覇

この時代は、いわゆるファッション的な

メタルが完全に終わりを告げられて、

その代わりに、

ローファイなオルタナティヴ・ロックが、

席巻しました。

そのムーブメントの中心地が、

ニルヴァーナパール・ジャムを輩出した、

アメリカ・シアトルでした。

AICはここを拠点としていたため、

同じムーブメントのバンドの一つとして、

注目されました。

他のオルタナバンドと異なっていたのは、

彼らのルーツがメタルだったことと、

スーパーギタリストがバンドにいたことです。

ギタリストであるジェリー・カントレルは、

間違いなく90年代を代表する

ギタリストの一人でしょう。

AIC以前は、比較的オーソドックスな

プレイスタイルだったようですが、

AICデビュー時には、

オリジナリティ溢れるスタイルを身につけました。

これは、デビューアルバムの曲ですが、

このギターリフの強烈なグルーヴ感は、

彼らの最大の魅力です。

おそらく、ジェリーがもっとも影響を受けたのは、

ブラック・サバスのトニーアイオミでしょう。

ブラック・サバスのおどろおどろしさを、

現代的なヘヴィネスで表現したのが本作です。

こんな感じで、ダークなムード全開ですが、

時代の後押しもあり、

アメリカでは爆発的な売り上げを記録しました。

希代のボーカル レイン・ステイリー

上記の新型メタルで登場した彼らですが、

その彼らのもうひとつの最大の特徴が、

ボーカルであるレイン・ステイリーの歌唱です。

彼も元々はハイトーンの、

いわゆるメタルっぽいシンガーだったわけですが、

AICでは楽曲のスタイルに合わせた、

呪文のようなビブラートを、身につけています。

低音から高音まで幅広く使いこなせるのですが、

元々の声色が非常にセクシーで、個性的です。

彼は、本作で最高のパフォーマンスを残しますが、

その後急激にドラッグ中毒が悪化します。

最終作となった次作『Alice in Chains』では、

完全な状態でレコーディングができなかった

と言われています。

実際のところ次作では、

彼のボーカルの存在感は落ちています。

最終的にライブでのパフォーマンスも、

ままならなかったと言われますが、

現存するビデオを見る限りは、

彼の最後のパフォーマンスも驚異的な声量です。

しかし、ほぼ身体を動かすことはなく、

見るからに痩せてしまっているのが痛々しいです。

話を『Dirt』に戻しますが、

彼はヘヴィな楽曲だけでなく、

バラードでの歌唱でも才能を遺憾なく発揮します。

独特の哀愁があって、

聴いてると物悲しい気持ちになります。

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トトオ
トトオの
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1位『Would?』
2位『Them Bones』
3位『Down in a Hole』

終わりに

今回、『Dirt』を選びましたが、

この後に発表されたEP『Jar of Flies』も捨て難く、

この二作品はAICの作り上げた、

オルタナメタルのマスターピースです。

『Jar of Flies』

アコースティック調の作品ですが、

外国人の私でも、アメリカに郷愁を感じるほど、

凄まじいノスタルジックなムードです。

最近は、ビデオもハードコピーで、

購入する人が減ったと思いますが、

AICのDVD『Music Bank: the Videos』は、

私がこれまで購入した、

全てのミュージックビデオの中で、

最も素晴らしい出来です。

DVDというフォーマットの特性を活かした、

非常に凝った作りの作品でした。

AICは、レイン亡き後、

奇跡の復活を果たし、今もまだ現役です。

しかし、レインのいたAICばかり聴いてしまう、

そんな人がやはり多いのではないでしょうか。

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