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【老舗メロデスバンドの王道傑作】Dark Tranquillity 『Construct』/ トトオのオールタイムベスト㉙

ダーク・トランキュリティ アルバム 写真 ブログ用 音楽

トトオです。

今回のオールタイムベストは、北欧メロディック・デスメタルの雄、ダーク・トランキュリティ『Construct』です。

前回記事はコチラです。

本記事のポイントはこちらです。

トトオ
この記事の
ポイント

老舗メロデスバンドの王道メロデス傑作!

現役最強の老舗メロデスバンド

ダーク・トランキュリティは、1990年代から活躍するスウェーデンのメロディック・デスメタルバンド(以下メロデス)です。

メロデスに関しては、イン・フレイムスの過去記事で、詳細を書きました。ご参考まで。

ダーク・トランキュリティは、過去イン・フレイムスとボーカルが入れ替わったりしており、当初この二バンドはかなり近い関係でした。

個人的には、イン・フレイムスダーク・トランキュリティアーチ・エネミーは、「スウェーデンの老舗メロデス御三家」と、勝手に呼んでいました。

この御三家の中でも、ダーク・トランキュリティの特筆すべき点は、自分たちのコアなスタイルは守りつつ、進化を続けているというところです。

Dark Tranquillity 『Construct』(2013年)

2013年に発表された、通算10作目のフルアルバムになります。

本作は、前作と制作手法を大きく変更して作り上げた作品ということで、このタイトルになったようです。

作品毎に趣向を変えるという点が彼らの特色ですが、本作はそんな彼らのキャリア集大成的な作品です。

キーボードという最大の強み

いわゆるメロデスの楽曲は、メロディの流麗さデスメタルの激しさを、二枚看板として前面に押し出します。

この二つのバランスはバンドによって異なり、それがバンドのカラーにもなります。

ダーク・トランキュリティは、他バンドと比較して、この二つの表現の振り幅が非常に大きいです。

これは、キャリアを重ねるごとに顕著になっていった彼らの特徴です。

その最大の理由は、彼らのバンドの核に、キーボードのマーティン・ブランドストロームがいることです。

単に「Keyboards」とクレジットせず、「Electronics」としていることに、彼らの強い意志を感じます。

彼のおかげで、他のメロデスバンドよりも、ゴシックテイストの楽曲も多く、一枚の作品でも様々な楽曲が盛り込まれています。

ベテランのなせる「押し」「引き」の妙

本作の特徴は、アルバム一枚としての構成が素晴らしく、「押し」楽曲と「引き」楽曲のバランスが絶妙なところです。

あえて一曲目に、ミディアムテンポの『For Broken Words』を入れたところは、ベテランバンドならではの技でしょう。

これによって、本作はしっかり腰を据えて向き合うべき作品であることを、リスナーに向けて宣言しています。

流れで続くシングルカット『The Science of Noise』は、彼らの最大の武器である、美しいツインリードをフィーチャーした楽曲です。

メロデスファンなら、この二曲の流れだけで、白飯何杯もいけます。

そのあとは、ミディアムテンポの『Uniformity』、キャッチーなナンバー『The Silence in Between』、ファストナンバー『Apathetic』と、この前半の流れが絶妙です。

彼らの長いキャリアでも、これほど前半に傑作が並んだ作品は、他にないでしょう。

本来ならアルバムのハイライトになるような楽曲『Zero Distance』を、敢えてアルバム本編には入れなかったことからも、彼らが全体の構成を重要視していることが窺えます。

唯一無二、孤高のデスボイス

ダーク・トランキュリティのボーカルは、天使のデス声を持つ男ミカエル・スタンネです。

メロデスのボーカルで、ここまでデスボイスでしっかりと歌える人間は、彼以外に存在しません。

とにかく聴いていると心地良い声色で、単に「デスボイス」とひとくくりにするのがおこがましいほどです。

彼はクリーンボイスも素晴らしく、名曲『Misery’s Crown』で完成させた、低音クリーンボーカルとデスボイスのコンビネーションは匠の域です。

本作収録の『State of Trust』は、アクセル・ローズがデスメタルに転生したような曲で、美醜の使い分けが特に素晴らしいです。

もうすぐ50歳になる彼ですが、近作でも最高のデスボイスを完璧に披露しています。

オススメ名曲ランキング

トトオ
トトオの
オススメ名曲
ランキング

1位『The Science of Noise』
2位『State of Trust』

3位『Uniformity』

終わりに

彼らは、元祖メロデスと言ってもいい古いバンドですが、未だに挑戦的な新作を発表し続けています。

業界では中堅的な位置にいるため、あまり目立たないのが残念です。

しかし、彼らのようなバンドがいることで、このジャンルの格が一つも二つも上がっているのは間違いありません。

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